家庭部PC科

PCの運用費用

こんにちは、ハニービーンです。
前回に引き続き、家庭のITにかかるお金の話です。

今回は、運用するのに必要な費用について、考えてみたいと思います。

我が家の場合でいえば、運用にかかる費用は、消耗品代を除くと、ほとんどが通信費です。もちろん電気代もかかりますが、請求される電気代のうち、PC周りで消費したのはいくらかと考えるのは、家庭では現実的ではありませんし、金額も小さいです。

また、我が家では、IT運用費に通信費を全部含めて計算しています。つまり、インターネット料金だけでなく、電話代やTV視聴料も含めて、IT運用費としています。

通信費の年間予算

前回、PCの購入費用を年間予算で評価する方法を紹介しましたので、今回も同じように年間予算にして比較してみます。

PCの購入と違って、通信費はもともと月単位で請求されるので、年間予算化は簡単です。むしろ今回のポイントは予算化した後の見直しになります。

話をわかりやすくするために、実例をあげてみます。

年間予算の例

実例１
恥ずかしながら、我が家の例をご紹介します。月々の通信費は、以下のようになっています。
合計で月約8300円、年間だと約100,000円です。
これ以外の購読料、視聴料など、月額費用が発生するものはありません。

実例２
私の知人の話を紹介します。夫婦と子供2人の4人家族です。お子さんが高校生と大学生で、家族で4台のスマホを使っています。かかる費用はこれくらいだったそうです。
これは携帯電話代だけなので、他の費用はわかりませんが、通信費にこれ以上かかっていたのは確実です。

年間予算の見直し

前回、我が家のPCの購入予算が年間25,000円とご紹介しました。見てお分かりの通り、通信費は年間100,000円ですから、PC購入費と比べて通信費の方が圧倒的に高くなっています。

ハードウェアを買うときは何万円も払うので、高いと感じますが、月千円や二千円では高いという自覚が持ちにくいです。しかし少額であっても毎月払うと、年間の合計では高くなります。

大事なのは、年間費用がわかったら、自分の価値観に見合った予算かどうかを、見直すことだと思います。

快適な通信は何者にも代え難い大事なものだ、という人は多くの予算を割けばいいですし、それほど大事だと思わない人は、予算を抑えることになります。

予算見直しの例

実例１
我が家の例です。3年前に携帯電話料金の見直しを行いました。

携帯電話でインターネットを使うと、月5,000円程度はどうしてもかかります。夫婦2台で月1万円、年間12万円かかりますが、これは他の費用と比べ、また自分たちの価値観に照らして、高いと思いました。

そこで、料金を安くするために、携帯電話でネットはしないことにしました。そうすると、かなり料金を抑えることが出来、2台で月2500円、年間30,000円にすることができました。この金額なら許容できます。

実例２
先程の知人の例です。その後の話の続きで、その電話代は高いという話になりました。

年間40万円だと、5年で200万円ですから、200万円の車を5年毎に買い換えるのと同じ費用、ということになります。

一方、お子さんが高校生と大学生ということなので、今どきこの年令の子にとって「快適な通信は何者にも代え難い大事なもの」に近い感覚はあると思います。

なので、お子さんへの配慮と、それが車を買うのと同じくらい費用がかかることを、その人の価値観と照らして秤にかけたうえで、判断することになりました。

結果として、その知人は、まず自分と奥さんのプランを半分くらいの料金のものに変更し、お子さんともよく話し合った上で、お子さんのプランは少しだけ安いものにしたそうです。その結果、月約2万円、年間約25万円になったそうです。

まとめ

少額でも毎月払うものは高いです。それを自覚するために、費用を年単位で予算化すると、自分のお金の使い方を客観的にチェックできます。

最近の若い男の人は、20年くらい前と比べて、車やバイクを買わなくなったという話を聞いたことがあります。昔は車やバイクを買っても、月々の費用を節約できました。今は通信費が毎月1万円くらいかかるのは普通のようですから、大きな買い物がしづらいのでしょう。

お金の使われ方も時代とともに変わりますが、問題は、それがその人の価値観にあっているか、です。

お金の使い方が自分の価値観とずれていると感じたら、予算の見直しを行う必要があります。見直せば、本当は買えるものも、あるかも知れません。

我が家でもそれに気をつけて、価値観にあった消費を心がけたいと思います。

[参考]
貯金が増える節約術、家庭のIT費用管理でお金を増やす −PC購入予算−
我が家のメインPCを買い替えました　−決定編−