2016年03月23日
読書感想文『家づくり 14』 おすすめの文章と自分なりの感情
こんにちわ、小谷中広之です
今回のブログでは私「小谷中広之」が読んだ本の中で気に入った文章を紹介するとともに私「小谷中広之」がその文章に対して感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に読書感想文は更新していきます)
決して細かくは書くことはありませんのでご了承ください
私「小谷中広之」が感じた文章を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、岡本康男様の「からだにいちばん快適な家づくり」です
岡本康男様 1940年愛知県生まれ 名古屋大学工学部卒業 チリウヒーター代表取締役社長 太陽エネルギー研究家
気になる文章
●熱が住宅から逃げるときの道は、「断熱材を入れた天井、壁、床」「窓、ドアなどの開口部」「換気や隙間による空気の漏れ」の3つに分けて考えるとよいでしょう
○小谷中広之の感情・・・断熱を考えることがエネルギーの無駄をなくす
サッシなどの窓周りの枠などにも一工夫をすることで熱が外に逃げにくくなり、結露を防ぐことも可能だろう
歓喜もしっかりとした換気のプロに空気の流れを計算してつけてもらうことが効率の良い空気の循環に繋がる
●自然素材が注目され、セルロース、羊毛、単価コルクなど、いろいろな断熱材が「再生可能な社会へ」という機運に支えられて、今後さらに普及が期待されています
セルロース断熱材は古新聞を粉砕してつくられ、天然繊維系の中で最も一般的で性能が良いものです
防音性にも優れ、さらに、防火にも効果的です
古新聞であるにもかかわらず燃えないのは、ホウ酸による望遠防虫処理が施されているからです。ホウ酸は、水溶液を消毒剤として眼科の洗眼や、哺乳瓶の乳首消毒に使われていたものです。消毒液ですから、毒でゴキブリ退治にも使われます
毒と聞くとなんでも怖がるものは考えものです。例えば、森林浴では「森のフィトンチッドを吸ってリフレッシュ」などとよく言われますが、フィトンチッドはその毒性で外注などから気を守っているもので、毒と薬は常に表裏一体なのです
古新聞を使用した場合、インクの溶剤の害を心配する人もいますが、これは印刷後すぐ蒸発するため有害なレベルではありません
○小谷中広之の感情・・・断熱材に羊毛を検討しているのなら、動物アレルギーのことを忘れてはいけない
室内の壁の中の断熱材で、壁があるから大丈夫と考えてはいけない。そのような考えで住んでみてから、アレルギー症状が悪化してしまってからでは遅いのある
●日本ではサッシはほとんどアルミ製ですが、アルミニウムは大変良く熱を通す材料です。したがってガラスがアルミサッシにはめられることで、ガラスだけの時よりもさらに断熱性が悪くなってしまいます
二重ガラスの窓も、アルミ網サッシにはめられるので、冬場に室内から温度をはかるとアルミの部分だけがひどく冷たく、ここに結露したりもします
そこで、サッシを外側と内側で違う材料を用い、外側がアルミニウムでも、室内側には熱を通しにくい合成樹脂を使用したアルミ樹脂複合サッシが使われます。アルミだけのサッシと比べると、ずいぶん熱の逃げは減りますが、それでも満足とは言えません
断熱性の良い樹脂や木製サッシは欧米では広く使われていて、日本でも割と安く手に入ります。木製サッシは少し効果ですが、美しいインテリアは得難いもので、手入れが簡単なように外側を被覆したものもあります。ただし、日本ではしばしば防火の規制上これらが使えないことがあります
実際に起こった火事では、乙種防火認定のアルミサッシが火災で溶けてガラスが落ち、熱気が吹き込んだのに対し、木製サッシは燃えながらも計上を保っていたなど、類似の話は樹脂サッシでも聞かれます。カナダでは、樹脂サッシのほうがアルミサッシより火災には強いというのが通説のようです
良い窓を使うと、何が良いか「熱のロスが少ない」「温度の感じ方が違う」「結露しにくい」
○小谷中広之の感情・・・ただ単に業者にいなりで窓を考えないのではなく、しっかりとそこに住まう人が考え知識をつけて業者との打ち合わせをすることは後々大きく「満足」に差がつくことだろう
●家の中の化学物質は揮発性有機化合物(VOC)と呼ばれ、これが原因で人の健康が害されることをシックハウス症候群と呼びます。主犯は、合板や接着剤に使われるホルムアルデヒド、シロアリ駆除剤や有機溶剤の類でしたが、2003年7月に建築基準法が改正され、建材からの化学物質の揮発が著しく規制されました。いまや、ホルムアルデヒド入りのクロス接着剤などは探すのに苦労するほどです
そうやってVOCの少ない家ができても、住人が持ち込む家具、カーペットやカーテンの防炎剤とか防虫、殺虫剤などには化学物質が含まれています
壁に住みや珪藻土などを塗ると有機物を吸着する、と言って色々なものが売られていますが、吸着はしても分解するわけではないので一時的にとどめたにすぎません。有害な化学物質排除の一番正しい方法は、換気によって家の外に捨てることです
○小谷中広之の感情・・・そのためにも、静電気の起きない、起きにくい住環境づくりをお手伝いしていきたい
●結露は床や壁、畳に起こるのですが、見えないのでかえって始末が悪いことになります。「結露は嫌」と窓に目を奪われている間に、夜ごと知らず知らずに床や壁では霧を振りかけたのと同じ状態になります。そしていつの間にか床や畳ではダニの多発に繋がり、壁ではカビの原因になります
水蒸気はどこへでも通り抜けていってしまう性質があり、これを「拡散性」が強いと言います
小児喘息ではダニなどに対するアレルギーが主原因となることが多いようです
アレルギーのもとになるハウスダストとその中のダニを減らすことが最も有効な防止法とされています
○小谷中広之の感情・・・結露→カビ→ダニと悪循環になってしまう
そのことを決して忘れず
●寿命の長い家を建てようとしたら、強い家や燃えない家にすることよりも、将来、次の世代が壊したくなるような家をつくらないことです
「ダニやカビがなくなる健康に暮らせる家、弱者も安全に暮らせる家、快適な空気環境、間仕切りの少ない広々とした家、しかもそれをできるだけ少ないエネルギー消費で実現する。そうすれば家は長持ちし、二世代、三世代と使える」
○小谷中広之の感情・・・子供たちがその家を継ぎたくなるようにメンテナンスの知識もしっかりとつけていこう
家は建てて終わりではなく、始まりなのだ、ということを忘れないで生涯付き合うメンテナンスの業者さんを選んでいこう
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
今回のブログでは私「小谷中広之」が読んだ本の中で気に入った文章を紹介するとともに私「小谷中広之」がその文章に対して感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に読書感想文は更新していきます)
決して細かくは書くことはありませんのでご了承ください
私「小谷中広之」が感じた文章を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、岡本康男様の「からだにいちばん快適な家づくり」です
岡本康男様 1940年愛知県生まれ 名古屋大学工学部卒業 チリウヒーター代表取締役社長 太陽エネルギー研究家
気になる文章
●熱が住宅から逃げるときの道は、「断熱材を入れた天井、壁、床」「窓、ドアなどの開口部」「換気や隙間による空気の漏れ」の3つに分けて考えるとよいでしょう
○小谷中広之の感情・・・断熱を考えることがエネルギーの無駄をなくす
サッシなどの窓周りの枠などにも一工夫をすることで熱が外に逃げにくくなり、結露を防ぐことも可能だろう
歓喜もしっかりとした換気のプロに空気の流れを計算してつけてもらうことが効率の良い空気の循環に繋がる
●自然素材が注目され、セルロース、羊毛、単価コルクなど、いろいろな断熱材が「再生可能な社会へ」という機運に支えられて、今後さらに普及が期待されています
セルロース断熱材は古新聞を粉砕してつくられ、天然繊維系の中で最も一般的で性能が良いものです
防音性にも優れ、さらに、防火にも効果的です
古新聞であるにもかかわらず燃えないのは、ホウ酸による望遠防虫処理が施されているからです。ホウ酸は、水溶液を消毒剤として眼科の洗眼や、哺乳瓶の乳首消毒に使われていたものです。消毒液ですから、毒でゴキブリ退治にも使われます
毒と聞くとなんでも怖がるものは考えものです。例えば、森林浴では「森のフィトンチッドを吸ってリフレッシュ」などとよく言われますが、フィトンチッドはその毒性で外注などから気を守っているもので、毒と薬は常に表裏一体なのです
古新聞を使用した場合、インクの溶剤の害を心配する人もいますが、これは印刷後すぐ蒸発するため有害なレベルではありません
○小谷中広之の感情・・・断熱材に羊毛を検討しているのなら、動物アレルギーのことを忘れてはいけない
室内の壁の中の断熱材で、壁があるから大丈夫と考えてはいけない。そのような考えで住んでみてから、アレルギー症状が悪化してしまってからでは遅いのある
●日本ではサッシはほとんどアルミ製ですが、アルミニウムは大変良く熱を通す材料です。したがってガラスがアルミサッシにはめられることで、ガラスだけの時よりもさらに断熱性が悪くなってしまいます
二重ガラスの窓も、アルミ網サッシにはめられるので、冬場に室内から温度をはかるとアルミの部分だけがひどく冷たく、ここに結露したりもします
そこで、サッシを外側と内側で違う材料を用い、外側がアルミニウムでも、室内側には熱を通しにくい合成樹脂を使用したアルミ樹脂複合サッシが使われます。アルミだけのサッシと比べると、ずいぶん熱の逃げは減りますが、それでも満足とは言えません
断熱性の良い樹脂や木製サッシは欧米では広く使われていて、日本でも割と安く手に入ります。木製サッシは少し効果ですが、美しいインテリアは得難いもので、手入れが簡単なように外側を被覆したものもあります。ただし、日本ではしばしば防火の規制上これらが使えないことがあります
実際に起こった火事では、乙種防火認定のアルミサッシが火災で溶けてガラスが落ち、熱気が吹き込んだのに対し、木製サッシは燃えながらも計上を保っていたなど、類似の話は樹脂サッシでも聞かれます。カナダでは、樹脂サッシのほうがアルミサッシより火災には強いというのが通説のようです
良い窓を使うと、何が良いか「熱のロスが少ない」「温度の感じ方が違う」「結露しにくい」
○小谷中広之の感情・・・ただ単に業者にいなりで窓を考えないのではなく、しっかりとそこに住まう人が考え知識をつけて業者との打ち合わせをすることは後々大きく「満足」に差がつくことだろう
●家の中の化学物質は揮発性有機化合物(VOC)と呼ばれ、これが原因で人の健康が害されることをシックハウス症候群と呼びます。主犯は、合板や接着剤に使われるホルムアルデヒド、シロアリ駆除剤や有機溶剤の類でしたが、2003年7月に建築基準法が改正され、建材からの化学物質の揮発が著しく規制されました。いまや、ホルムアルデヒド入りのクロス接着剤などは探すのに苦労するほどです
そうやってVOCの少ない家ができても、住人が持ち込む家具、カーペットやカーテンの防炎剤とか防虫、殺虫剤などには化学物質が含まれています
壁に住みや珪藻土などを塗ると有機物を吸着する、と言って色々なものが売られていますが、吸着はしても分解するわけではないので一時的にとどめたにすぎません。有害な化学物質排除の一番正しい方法は、換気によって家の外に捨てることです
○小谷中広之の感情・・・そのためにも、静電気の起きない、起きにくい住環境づくりをお手伝いしていきたい
●結露は床や壁、畳に起こるのですが、見えないのでかえって始末が悪いことになります。「結露は嫌」と窓に目を奪われている間に、夜ごと知らず知らずに床や壁では霧を振りかけたのと同じ状態になります。そしていつの間にか床や畳ではダニの多発に繋がり、壁ではカビの原因になります
水蒸気はどこへでも通り抜けていってしまう性質があり、これを「拡散性」が強いと言います
小児喘息ではダニなどに対するアレルギーが主原因となることが多いようです
アレルギーのもとになるハウスダストとその中のダニを減らすことが最も有効な防止法とされています
○小谷中広之の感情・・・結露→カビ→ダニと悪循環になってしまう
そのことを決して忘れず
●寿命の長い家を建てようとしたら、強い家や燃えない家にすることよりも、将来、次の世代が壊したくなるような家をつくらないことです
「ダニやカビがなくなる健康に暮らせる家、弱者も安全に暮らせる家、快適な空気環境、間仕切りの少ない広々とした家、しかもそれをできるだけ少ないエネルギー消費で実現する。そうすれば家は長持ちし、二世代、三世代と使える」
○小谷中広之の感情・・・子供たちがその家を継ぎたくなるようにメンテナンスの知識もしっかりとつけていこう
家は建てて終わりではなく、始まりなのだ、ということを忘れないで生涯付き合うメンテナンスの業者さんを選んでいこう
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
体にいちばん快適な家づくり [ 岡本康男 ] |
タグ:岡本康男 様
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