2016年03月14日
読書感想文『家づくり 11』 おすすめの文章と自分なりの感情
今回のブログでは私「小谷中広之」が読んだ本の中で気に入った文章を紹介するとともに私「小谷中広之」がその文章に対して感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に読書感想文は更新していきます)
決して細かくは書くことはありませんのでご了承ください
私「小谷中広之」が感じた文章を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、津田晴美様の「思いをあらわす、家づくり」です
津田晴美様 1950年熊本生まれ リビングデザイナー講師
気になる文章
●家を建て直すよりも人間の家に対する考え方を立て直すのが先決
○小谷中広之の感情・・・家に対する考え方が定まっていない段階で、建て替えだけ先に考えてしまうのは良くない
まずどのような目的で立て直すのかを明確にしましょう
●家を建てるときには、街並みとしての共存も十分に考えてゆかなくては、真に品格のある家にはならない
○小谷中広之の感情・・・奇抜すぎる外観で街並みの景観を損ねないように配慮した外観デザインにしよう
●自分に無縁だから関係ないと、実際の映像を見ようとしないのは、成長が止まってしまう一番の原因ですよ。子供って、目の前にあるモノがお金にしてどれくらいなのかもわからないし、そういう眼でものを見ないでしょ。だから、それがすごくきれいな者なら、お金の価値に限らず一直線に目を見開いてゆく。そういう感性が、年齢を重ねるとどんどんなくなってゆくんです。「何百万円の椅子は私には関係ないわ。だから見ないわよ」っていう気持ちが、感性を硬化させ、委縮させてゆくんです
あなたたちだっていつ玉の輿に乗るかなんてわからないじゃない。モノをたくさん見て、その時の自分をイメージしてなくちゃ、いざというときどうするの?
それぞれのレベルで、自分がそこにいたらどうするかを考え、実現する訓練は、とても大事なことだ。その幅を広げれば、どんな場所に出ても物怖じしない感覚をも養ってゆく
いつも粗悪なものばかり見ている人は、高いモノの中からわざわざ粗悪なものを選んでしまう。逆に、いいものばかりを見ていると、値段は安くてもその中から何かしら、それが持っている良さを見出す「眼」が出来上がってくる
○小谷中広之の感情・・・
●希望を伝えるときに大事なのは、家を大きく全体で捉えることと、その家でどんな暮らしをするのかをはっきりさせておくこと。まずは、この二つを踏まえて自分なりに希望を整理してみるといいと思う
知識は、日常私たちが使っている言葉と建築用語との間にあるギャップを埋めるもの、あるいは自分の希望や疑問を建築家に理解してもらうための表現方法として、有効に使ってほしいと思う
○小谷中広之の感情・・・建築用語は簡単にネットで調べることができるので調べられることはしっかりと調べないと施工会社だけの流れになってしまう
●その土地が今住んでいるのとは別の県ならば、宅地だけを見るのではなく、その県の行政がどういうものなのか、何を大事に自治を行っているのかを調べること
ごみ処理場や産業廃棄物不法投棄の問題が起こった時、この自治体は市民の見方をしてきちんと対応してくれるのかどうか。これらは、市役所や区役所を訪れて、リーフレットを読んだり掲示板を見ながら2,3時間過ごせば、大まかなところはつまめるはずだ
帰りには駅前の商店街を歩いて、八百屋さんや魚屋さんのおじさんと話してみよう。ちょっとした会話からでも、その土地の風土がわかる
○小谷中広之の感情・・・災害時の地域の動線や対応、ゴミ問題、住んでいる人たちのモラルなどの情報を細かく納得のいくまで集める努力をしよう
●望んでいる設備機器は、今すぐ絶対に必要なものなのか。それとも、年月が経てば不必要なものになってしまうのか。あるいは、ゆくゆくは必要になるかもしれないけれど、それは十年後、二十年後にあらためて考えればいいものなのか。想像をたくましくして、5年後、10年後、20年後のことを「ああなるかもしれない」「こうなるかもしれない」と考えることなくして、設備機器の本当のメリットやデメリットは、わからない
○小谷中広之の感情・・・手すりもこれに当てはまるだろう
階段に今必要のない手すりを取り付けて階段の幅を狭めて生活動線に不満をつくるのなら、必要になった時に取り付けられるように下地づくりをしておこう
個人的には玄関には手すりは取り付けておくべきだろう。靴の脱ぎ履きなどの動作の際にほとんどと言っていいほどどちらかの手が壁につくようになってしまう。それが結果、壁を手垢で汚してしまう原因になってしまう。そのためにも玄関には手すりは最初から取り付けておこう
●家をつくることは、将来自分が置かれるであろう状況を見つめること
これから何十年かを暮らしてゆく間には、健康で活動的な時期もあれば、心身ともに弱ってしまって心から安らぎを求める時期もあるだろう。その両方を視野に入れて、「家」のあり方を考えてみてほしい
誠に住まう意欲が沸く家とは、「そこでこういう風に暮らしてみたい」というビジョンが思い描ける家のこと。お金をかけた家ではなく、知恵をかけた家のことだろう
○小谷中広之の感情・・・三人いれば文殊の知恵である
施主である自分以外の三人による知恵をいただこう「施工会社、実際にその施工会社で建てた家に住んでいる人、施工会社とは関係のない第三者の住宅に詳しい人」
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
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タグ:津田晴美 様
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