2015年05月13日
雪道
毎日雪が降るなまり色の空を見上げながら職場と家を往復する仕事の帰り道。
人付き合いが苦手で、そんな自分を責めては泣いて、泣いては責めて落ち込んでいた日々。
ある日の帰り道、除雪がされていない、人の足だけで踏み固められた細くてボコボコの道をいつものように暗い気持ちで歩いていたら・・・
向こうからおじいさんが歩いてきた。
おじいさんも私に気付いて、何故か来た道を戻り始めた。
立ち止まって、おじいさんの様子をうかがう私。
雪道が途切れたところまで戻ったおじいさんが振り向き、遠くから私を手招きしている。
おいでって事なんだなぁー・・・。
OLファッションの私を気遣ってのことなのかなぁと思いながら、コートにスカートにブーツという事を忘れて、人目をはばからず、おじいさんを待たせないように夢中で、走ったよ。
おじいさんの所までたどりつきお礼を言う。
老人は何も言わず、にこにこ笑って、私が走ってきた道をまた歩いて行った。
どっちかが道からはずれて雪の中によけなきゃいけないから。
人からの優しさが心にも身にしみて、家路まで涙も鼻水でぐちゃぐちゃだったよ。
優しさを忘れないでいられるようでありたいなぁと老人を思い出して、心の中で誓う。
人付き合いが苦手で、そんな自分を責めては泣いて、泣いては責めて落ち込んでいた日々。
ある日の帰り道、除雪がされていない、人の足だけで踏み固められた細くてボコボコの道をいつものように暗い気持ちで歩いていたら・・・
向こうからおじいさんが歩いてきた。
おじいさんも私に気付いて、何故か来た道を戻り始めた。
立ち止まって、おじいさんの様子をうかがう私。
雪道が途切れたところまで戻ったおじいさんが振り向き、遠くから私を手招きしている。
おいでって事なんだなぁー・・・。
OLファッションの私を気遣ってのことなのかなぁと思いながら、コートにスカートにブーツという事を忘れて、人目をはばからず、おじいさんを待たせないように夢中で、走ったよ。
おじいさんの所までたどりつきお礼を言う。
老人は何も言わず、にこにこ笑って、私が走ってきた道をまた歩いて行った。
どっちかが道からはずれて雪の中によけなきゃいけないから。
人からの優しさが心にも身にしみて、家路まで涙も鼻水でぐちゃぐちゃだったよ。
優しさを忘れないでいられるようでありたいなぁと老人を思い出して、心の中で誓う。
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posted by 暇つぶしに読める話のまとめ at 07:31
| 人間関係の泣ける話