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2015年04月06日

自衛隊の部隊に伝わる感動的な話

先輩から聞いた話(航空自衛隊、航空学生)

航空自衛隊では、覚えることは山ほどあり、
毎日24時まで延灯願いを出して勉学に励んでいた。

座学(学課)でも指定の成績を取れないとパイロット免となる
カンニングは即刻首という厳しさだった。
そんな中、仲間の一人のカンニングが露呈した。

同期全員が、血判状を持って教官に懲戒の取り消しを依願したが
規則は曲げられないとして、その学生は首になった。

あれから十数年後、同期会に出席した彼は、席上こうスピーチした。

「あの当時は悔しくて苦しくて、なんども自暴自棄になった。
自衛隊に対しても悪感情を持ってしまい、遠ざけてきた。
しかし、あれから十数年経って、やっと気持ちの整理がついた。
自分の行動には責任を取らなくてはならなかったのだ。
その時私は責任と引き換えに夢を失ったが、代わりに大切なものを頂いた。
その時に皆さんから貰ったこの血判状が私の一生の宝物です」と。
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