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2024年04月06日

「ブルジョワ世界の終わりに」から見たゴーディマの意欲についてー脳の前頭葉の活動を中心に18

7 まとめ
 
 受容の読みによる「空間と時間」という出力は、共生の読みの入力となり、問題解決の場面を考察すると、「意欲と適応能力」という人間の脳の活動と結びつき、その後、購読脳の基本のポジションに再び戻る。
 但し、共生の出力には、さらに回帰的(recursive)なサイクルを想定している。人間一般の脳の活動に関するパスを置くことで、作家の執筆脳の活動をシミュレーションするのである。こうして、「ゴーディマと意欲」というシナジーのメタファーに辿りつく。

【参考文献】
片野善男 ほすぴ157号 ヘルスケア出版 2017
佐々木隆宏 流れるようにわかる統計学 東京:KADOKAWA 2017
日本成人病予防協会監修 心の健康管理 健康管理士一般指導員通信講座テキスト3 ヘルスケア出版 2014
花村嘉英 計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか? 東京:新風舎, 2005
花村嘉英 从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む. 上海:華東理工大学, 2015
花村嘉英 日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで. 南京:東南大学出版社, 2017
Elkhonon Goldberg, 沼尻由紀子訳. 脳を支配する前頭葉. 東京:講談社, 2007
Nadine Gordimer. The Late Bourgeois World. Penguin Books, 1966 (福島富士男訳. 「ブルジョア世界の終わりに」 スリーエーネットワーク, 1994) 

花村嘉英(2018)「『ブルジョワ世界の終わりに』から見たゴーディマの意欲について」より
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花村嘉英
花村嘉英(はなむら よしひさ) 1961年生まれ、立教大学大学院文学研究科博士後期課程(ドイツ語学専攻)在学中に渡独。 1989年からドイツ・チュービンゲン大学に留学し、同大大学院新文献学部博士課程でドイツ語学・言語学(意味論)を専攻。帰国後、技術文(ドイツ語、英語)の機械翻訳に従事する。 2009年より中国の大学で日本語を教える傍ら、比較言語学(ドイツ語、英語、中国語、日本語)、文体論、シナジー論、翻訳学の研究を進める。テーマは、データベースを作成するテキスト共生に基づいたマクロの文学分析である。 著書に「計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか?」(新風舎:出版証明書付)、「从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む」(華東理工大学出版社)、「日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで(日语教育计划书−面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用)」南京東南大学出版社、「从认知语言学的角度浅析纳丁・戈迪默-ナディン・ゴーディマと意欲」華東理工大学出版社、「計算文学入門(改訂版)−シナジーのメタファーの原点を探る」(V2ソリューション)、「小説をシナジーで読む 魯迅から莫言へーシナジーのメタファーのために」(V2ソリューション)がある。 論文には「論理文法の基礎−主要部駆動句構造文法のドイツ語への適用」、「人文科学から見た技術文の翻訳技法」、「サピアの『言語』と魯迅の『阿Q正伝』−魯迅とカオス」などがある。 学術関連表彰 栄誉証書 文献学 南京農業大学(2017年)、大連外国語大学(2017年)
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