ハムスターの研究室

ハムスターの外耳炎について説明させていただきます。

耳をよくかいているなと思ったら外耳炎になっている場合があります。

原因

外耳炎になる原因はさまざまあります。
アレルギーによって起きる場合や、耳の中にイボのようなものができて物理的な原因によって起きる場合があります。

出展 http://www.geocities.jp/nqc34740/5newpage117.htm

症状

耳辺りをよくかく。
耳が詰まっている。（分泌物が固まったもの）
首をかいてカサブタが出来ている。
耳の後ろの毛が脱毛している。

よく見受けられるのが上記の症状です。
それ以外にもかゆみがひどい場合や痛みを伴う場合は食欲低下などの症状が見られます。
酷くなると耳のうしろが腫れてきたりします。

治療

外耳炎の治療は主に点耳薬を用いて外耳の炎症を抑えます。
また、耳そうじを行い物理的に汚れを落とします。
外耳炎が酷い場合、かゆみが酷い場合は炎症を抑えたり、かゆみを軽減させる内服薬を飲ませます。
外耳炎の影響で耳の後ろが腫れて液体がたまる場合は液体を抜いたりもします。
有形種呼ばれる良性のイボが原因の場合は大きさを見てイボを取り除きます。
外耳炎が起きると眼瞼炎や結膜炎を併発するハムスターもいますのでその場合はそちらの治療も行います。

外耳炎自体はすぐに治ることもありますし、亡くなるまで続くハムスターもいます。
また、外耳炎自体は緊急性の低い病気になりすぐに亡くなるという可能性は低い病気になりますが、外耳炎があまりにもひどくなる場合は、食欲が低下しそれによって亡くなってしまう場合もあります。

飼育環境の改善

初期の外耳炎の場合は、特に飼育環境を変える必要はありません。

アレルギーが原因の場合は、飼育環境を改善する必要があります
床材がチップの場合は、紙系の床材にしましょう！
また、あまりにも外耳炎が酷く、分泌物が沢山出る場合もチップ系の床材ですと耳についてしまい不衛生になる場合があるのでその場合はやはり紙系の床材に変更しましょう。
また、トイレ砂や砂浴びなども患部が不衛生になる原因になるので取り除きましょう。


食欲不振の場合は、ミルクなど高栄養なものを与えましょう。
ひまわりが好きな場合はひまわり種を与えるのも良いでしょう。好きなものを与えて体重が下がらないようにしてください。
顔の周囲病気の場合、硬いものを噛むという行為が億劫になってしまいごはんを食べる量が減ってしまう場合があります。ですので、食べやすいものを与えましょう。硬いもの（ペレットなど）が好きな場合は、ふやかしたり砕いて小さくしたものを与えましょう。

まとめ

自分が飼っているハムスターが良く耳を気にしてかいている場合は外耳炎になっている可能性があります。
外耳炎の場合は、動物病院連れて行きましょう。そして適切な処置を行ってもらい、投薬を行いましょう。
もし、悪化してしまい食欲がなくなる場合は、好きな物や食べやすいものを与え体重を維持するように心がけましょう。
自分のハムスターが耳をよく気にしている場合は、一度病院で診てもらうといいかもしれません。