今日は女のこに多い子宮病気についてお話しさせていただきます。
多くは子宮内膜炎か子宮蓄膿症になります。
子宮内膜炎と子宮蓄膿症とは？
メスのハムスターがかかる子宮の疾患になります。
何らかの原因で細菌が子宮内に入り炎症を起こし、陰部からの膿や出血を引き起こします。
酷くなると呼吸困難や食欲不振により亡くなってしまうこともあります。
原因
子宮の中に細菌が入り込み炎症を起こすのが原因です。免疫力の低下や高齢での頻繁な繁殖も原因の一つになります。
症状
お腹が膨れてくる。お尻まわりが汚れる。
お尻から膿が出ている。
食欲低下
元気がない
上記のような症状が見られます。
気付きやすいのはお腹が腫れてくるという見た目の症状がいちばんわかりやすいです。
また、症状が悪化すると食欲不振になって衰弱してしまいます。
陰部から膿や血が出ている場合はまだ良いですが、何もでなくなるとお腹が膨れてきます。あまりに膨れると来て歩きづらくなったり、腸管などの臓器が子宮に押されて下痢してしまったり、呼吸が速くなってしまったりします。
最悪の場合は亡くなってしまうこともあります。
治療
治療方法は子宮を全部取る外科的治療と炎症や細菌感染を抑える内服薬を投与するこです。高齢なってからの発症が多いので多くは内科的治療を進めることが多いですが、病院によってはすぐに外科手術を行う所もあります。
場合によりますが針で刺して中の液体を抜くことがあります。
きちんと担当の獣医師と話した上で治療を決めましょう。特に手術を行う場合はリスクについてきちんと確認しておきましょう。
飼育環境の改善
軽い子宮内膜炎や子宮蓄膿症の場合は特に環境を改善する必要はありません。膿や出血によってお尻のまわりがすごく抜けてしまう場合は床材の種類を変更する必要が出てきます。
床材はお尻にくっつきにくく吸水性に優れている紙系の床材ペパーレミックスかキッチンペーパーにしてあげましょう！
トイレの砂や砂浴びの砂は除去しておきましょう。
ハムスターの陰部を清潔に保てるように心がけましょう。
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食欲低下の場合は食べやすいものやミルクや流動食など高栄養なものを与えましょう。
お腹が膨れて上手く歩けないなどがある場合はフラットな環境にしてください。回し車は取り外しましょう。2階建てのケージの場合は、1階のみにし歩きやすいようにフラットな環境にしましょう。
ハムスターの体は洗ってはいけません
お尻が汚れてしまったからといってお風呂やシャワーで汚れを落とす行為はしないでください。ハムスターは基本的に体が水にぬれることが嫌いです。体が水にぬれるとストレスをすごく感じてしまいます。ですので、病気で具合が悪い時には決して体を洗わないでください。それが原因で亡くなってしまうこともあります。
もし、出血や膿でお尻が濡れてしまった場合は水を湿らせたティッシュやコットンでお尻を拭き取ってあげましょう！
まとめ
子宮蓄膿症や子宮内膜炎は高齢のハムスターに多く見られる病気です。きちんとした対処を行うと寿命を全うできるハムスターも多くいますので、きちんとしたケアを行ってあげましょう！
