ハムスターの皮膚炎には多くの種類があります。
その中で今回ご説明させていただきますのは毛包虫（ニキビダニ）による皮膚炎についてお話しさせていただきます
ハムスターの皮膚炎においてよく見られるのがニキビダニという寄生虫による皮膚炎です。
高齢のハムスターや免疫力が低下したりすると起きたりします。
原因
ニキビダニが増えることによって起きる皮膚炎です
体力、免疫力の低下に引き起こされる場合があります。
また、具合が悪さに伴って出てくる場合があります。
症状
脱毛
皮膚がカサカサする
かゆみ
赤み
主な症状は脱毛です。また、脱毛した場所はカサカサしているのがほとんどです。
赤みは場合によって出ることがありますが、ほとんどの場合は赤みはありません。
ハムスター自身がかゆみがある場合と全く気にしていない場合にわかれます。
治療方法
まずは皮膚の検査を行います。
ニキビダニが見られる場合は、駆虫薬を飲ませます。
脱毛が軽度の場合は駆虫薬のみ投薬します。
痒みが酷い場合、脱毛が酷い場合は駆虫薬の他に内服を飲ませる場合があります。
しばらくすると症状が改善します。すぐには脱毛は良くならないので毛が生えて来るまで数週間くらいかかります。
高齢や、他に疾患があっての皮膚炎（アカラス）の場合は治りづらいことがあります。
飼育環境について
飼育環境については特に変更する点はありません。
ニキビダニとは別にダニがいる場合などは床材を紙製のものに変える必要がありますが、ニキビダニの場合は特に必要はありません。
パインチップや木くずを使っていて心配な場合は紙製床材に変更するといいかもしれません。
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食事について
食欲がある場合は食事は特に変更する点はありません。好きなものを与えましょう。
また、食欲がない場合は高栄養なミルクや流動食を与え体重が減らないようにしましょう。
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まとめ
ハムスター皮膚炎の中でニキビダニが原因のものは比較的多いです。
若齢で体力のあるハムスターの場合はきちんと治療すると治りますが、高齢や免疫力が低下している場合、他に疾患を持っている場合は治りづらいです。
脱毛がある場合は、病院に連れていき皮膚の検査を受けましょう。
そして、症状にあった治療を行いましょう。
