もし、ハムスターの便がやわらかいという方は必ず病院に行って
便の検査をしてもらってください。
ハムスターの便は基本的、硬くつぶれないものです。
そんなハムスターが下痢をしている場合は主に寄生虫が疑われます。
今回はハムスターの下痢についてお話しさせていただきます
健康のハムスターの場合下痢をすることは滅多にありません。
ですので、ハムスターが下痢をしてしまった場合は病気の可能性があります
原因
では、何故下痢になってしまうのでしょうか？その原因多くは寄生虫よるものです。
ハムスターの下痢の原因のなかの寄生虫が原因の下痢で最も多いのが腸トリコモナスが直腸に寄生して起きる下痢です。
その次に多いのがジアルジアによる下痢のなります。
この寄生虫による下痢は、酷くなると水のような下痢をしたり、直腸脱といい腸が肛門から出てしまうなどの重症化することがあります。
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寄生虫が原因ではない場合には、お腹の中に腫瘍ができたりして腸の消化吸収が上手く行かなくなって起きる場合やガス貯留によっておきることがあります。
また、体調が悪い場合にも消化不良によって起きる場合あります。
治療
基本的には内科療法になります。便がゆるい場合は必ず動物病院で便検査をして貰いましょう。
その結果、寄生虫がいる場合は駆虫薬を使い駆虫を行います。寄生虫で多いのが腸トリコモナスとジアルジアになります。
余りにも下痢が激しい場合は内服や整腸剤が出る場合があります。
寄生虫が原因の場合は駆虫薬を飲んですぐに治るハムスターもいれば長くかかるハムスターもいます。
また、便が硬くなってきても勝手に駆虫薬をやめてしまうのはいけません。
勝手にやめるとぶり返してしまったりする場合があるので気を付けましょう！
駆虫薬をいつ終了すればいいのかきちんと獣医師の判断をあおぎましょう。
腫瘍や体調不良の場合は原因となる病気の治療を行います。
それと並行して下痢の内服薬や整腸剤を与えたりします。
しかしながら、腫瘍が原因の場合は下痢は治ることはあまりありません。
寄生虫が原因の場合のケージの掃除
基本的に、寄生虫は経口感染します。ですので、ケージを清潔に保つことも必要になります。しかし、そんなにシビアにならなくても大丈夫です。
毎日ケージを洗ってしまうとハムスターにとってはかなりストレスになります。
だいたい週一回のペースで掃除していただければいいかと思います。
その時に中性洗剤で洗っていただければ大丈夫です。洗ったあとしっかり水をきりドライヤーで乾かしていただくと効果的です。寄生虫は基本乾燥に弱いです。
毎日の清掃は便がついて汚くなったところだけ捨てていただければいいかと思います。
複数飼いは感染に注意しましょう！
腸トリコモナスなど、寄生虫は他のハムスターにも移ります。ですので、世話をするときは気を付けましょう！基本寄生虫にかかっていないハムスターから世話をおこないます。そして、寄生虫にかかっているハムスターの世話は最後に行ってください。
もし、寄生虫にかかっているハムスターを触ってから別のハムスターを触る場合はよく手を洗ってからにしましょう！
そのまま触ると他のハムスターにまで移ってしまう可能性があります。
また、ジャンガリアンなど複数個体を一つのケージで同居させている場合は、移りますので別々のケージで飼いましょう。
食事について
基本的には食事管理はいりません。好きなものを今まで通り与えましょう！
もちろん食べてはいけないものは与えないでくださいね。
余りにも体調が悪い場合は栄養価の高いものを与えましょう！
ひまわりなどの種子類や、ミルクなどベジタブルサポートもいいかと思います。
激しい下痢の場合、ごはんをいつも通り食べていても消化吸収が上手くいかず体重が減少してしまうことが多いです。ですので、高栄養なものを与え体重を落とさないようにしましょう。
また、下痢は脱水をしてしまうので必ず水分は取れるようにしておきましょう。
オススメのミルク
チューブダイエットカケシア
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こちらのミルクは犬猫用ですがハムスターにも使用することができます！
とても高栄養なミルクなので少量でカロリーをとることができます。
水やぬるま湯で溶いて与えると良いです
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オススメの流動食
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小動物用の流動食になります。
水にすぐに溶けます。野菜が好きなハムスターにオススメです。
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まとめ
基本的、ハムスターは下痢をしないと思っていただけると良いです。ですので、下痢をしてしまった場合は早めに病院に行きましょう。
寄生虫が原因の下痢は比較的若齢のハムスターに多いです。また、免疫力が下がってくる高齢のハムスターに多いです。
腫瘍が原因の下痢は比較高齢のハムスターに多いかと思われます。
原因によって治療方法が違います。
きちんと病院にかかり、便の検査を行い原因をはっきりさせてから治療してあげましょう！
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