クラブ一竿の例会が4月11日(日)に三宅島で行われた。本クラブの例会は、3月〜12月(8月は除く)まで年間9回行われ、そのすべてが三宅島への夜行日帰り釣行である。
4月10日(土)、東海汽船の待合所は東海フィッシング三宅島大会、釣クラブの例会、顔見知りの釣り人などでいつになく賑わっている。今回はクラブ会員7名と荒潮会3名に参加いただき、合わせて10名での釣行である。明日は北東の風7〜8m、波もやや高いとの予報のため三本への渡船が心配された。
翌朝5時に錆が浜港入港。海は比較的穏やかで風も思ったほどではない。予定どおり成栄丸に乗り込み三本に向かう。三本周辺は御蔵島の南まで北上してきた黒潮の影響で、数日前まで18度台だった水温が20.6度まで上昇している。昨日の北東強風によるうねりが残っていたためマカド根以外は釣り不能である。
全員マカド根に渡礁し各々ポイントに散る。本場に4名(植松、平野、高師、田中)、丸山に1名(馬場)、神津向いに荒潮会の3名(市川、杉本、工藤)、私は奥山氏と本場井戸に釣り座をとった。
本場井戸には南(正面)から緩い潮が当たっている。しかし、何度か餌を付け替え打ち返してもエサ取りのみで本命の当たりは出ない。
7時頃だったろうか。本場と丸山の中間付近で竿を出していた田中氏の竿が大きく曲がっている。やり取りの様子からみてかなりの大物のようである。波が高いため通常より後方にピトンを打っていたため、前の岩(根)に道糸が取られないか心配である。
ふと手前に目をやると、本場テラス左の平野氏がやり取りの最中である。難なく釣りあげた魚は3キロ位の口先の尖ったワサ(通称カラス)であった。
一方の田中氏は、右に左に走る魚と悪戦苦闘の末、前の根を巧みにかわし取り込みに成功した。遠目から見ても70センチは優に超えるクチジロである。
それから30分も立ったか経たないうちに、本場テラス左で並んで竿を出していた植松氏にも大型がヒットする。磯際の波がきつく取り込みに苦労したが、これも70センチクラスのクチジロであった。
しばらく沈黙が続いた9時を過ぎた頃、私の竿が大きく締め込みリールから道糸がズルズルと引き出される。頃合を見て合わせたが、何と素針(すっぽ抜け)を引いてしまった。これが私の今日唯一の当たりとなった。
その後はどのポイントも小型が数匹上がった程度でこれといった釣果もなく、11時30分に納竿し帰途についた。
指定検量所での検量の結果、田中氏71.4cm、6.93kg。植松氏70.5cm、5.27kgであった。
( 記:クラブ一竿 柴田政俊)
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