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2023年04月05日

「72p、7.1kgクチジロ 三宅島釣行記(クラブ一竿例会報告)」

全磯連関東支部所属 クラブ一竿 からの釣行記です。  以下、掲載文です。

 今年初となるクラブ一竿の月例会が3月12日(日)に三宅島三本嶽で行われた。
 早朝6時、我々6名を乗せた成栄丸は一路三本に向けて出航する。海上はこの時期にしては珍しく微風・べた凪で、どこの磯にも乗れそうである。
 約20分で三本に到着する。水温は19.4℃。しかし、期待していた東側の大根付近には潮の流れが全く見られない。大根を諦めてエビ根、マカド根方向に向かうが特に変化は見られない。そのまま船をマカド根の神津向い付近まで進めると西からの緩やかな潮がチョンボに当たっているのが確認できる。迷わず全員マカド根に渡礁し、本場、チョンボ、神津向いの各ポイントに分散する。ここから11時過ぎまでの短い時間での釣りが始まるのである。
 本場付近は、ハンバノリが大量に繁茂し磯際全体が薄茶色に覆わている。長年三本に通っているが初めて見る光景である。

DSC_0476-1.jpg
 
 私は本場井戸に釣り座をとる。ここには西からの潮が磯際から20mほど先を左へ流れ、手前がケンミとなり好条件と思われた。
 この日は朝方の時間帯に緩い潮の当たっているチョンボが好調であった。

DSC_0477-1.jpg

  釣りを開始して間もなく、チョンボで竿を出していた植松氏がやり取りの最中である。仕掛けを回収して取り込みのサポートに向かう。上がった魚は4kg程のクチジロである。
 釣り座に戻り釣りを再開しようとしていたその時、再び植松氏のやり取りが目に入る。今度は大型であることが先ほどと比べようのない様子から見て取れる。再び取り込んだ魚は70pを超えるコンディションの良いクチジロである。時刻は7時30分を過ぎた頃である。

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  中型の本イシをぶら下げた馬場氏が何気ない表情で私の後ろ通り、神津向い上のタイドプールに向かっていく。私も負けずとエサを打ち返すが無情にも小型のワサが時々釣れる程度で時間ばかりが過ぎていく。
 9時半頃、本場テラスの馬場氏の竿が大きく弧を描いている。かなりの大型のように見えたが巧みな竿さばきで魚は難なく浮上する。これも70pクラスのクチジロであった。

saved_file_1678663788839-1.jpg

タイドプールには2匹の大型クチジロが横たわった。それはまさに圧巻されると表現するにふさわしい眺めである。

検量の結果、植松氏:72.0p、7.10kg、馬場氏:71.0p、6.0kgであった

saved_file_1678663771379ー1.JPG

 
(クラブ一竿 柴田政俊)

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