右斜め前から、ゆっくりと、おっつけてくる潮。
良さそうな潮が入ってるし、水温も26度くらいあるのに、エサ取りが居ない。イシガキのアタリもない。
北東が吹き荒れた事で、水温が下がり、活性がなくなっているのか。
いや、何か違う。
おかしい。気配を感じる。
もしかして...。デカい奴が回ってきてるのか。
きっと居るはず!
居るとするならば、どこに居るのか。
手前の溝か、20mくらい沖の根周りか、その先の根周りか。
ポイントごとのナマリの落下スピードと道糸の張り具合いに集中する。
潮がまっすぐあたるポイントはどこなんだ。
難しい。
エサ取りが無いからヒントが少ない。
ポイントの決め手がない。。
しかし潮はきている。
どうやってエサを落とすか。
落ちていくエサをどこで見せて、どこで食わすか。
決めた。ここが今日のポイントだ!
ほんとは、さっぱりわからないけど、ここが今日の釣れるポイントと決め付ける。
あとは己の勘を信じるのみ。
今日こそ、しとめる!
雰囲気を感じる。
しとしと降る雨も、冷たい北東風も気にならない。
1投ごとにドキドキする。
相棒にも声をかけられない。
ここで食わせる!
ポイントにカニを仕掛けて、息を殺して待つ。
うぶ毛が逆立ちそうだ。
その瞬間は何の前ぶれもなくやって来た。
穂先が小さくゆれたと思った瞬間、ゆっくりと竿が入る。そして、そのまま海面に向かって突き刺さり、キツめにしめていたはずのドラグからジリジリと道糸がすべり出る。
前アタリなど無い。
やはり居た。こいつだ。
笑いがとまらない。
魚を磯に上げてからも、その後の釣りの最中も、宿に帰ってからも、顔の筋肉が勝手にゆるみ、にやけてしまう。
磯で計測した時、ツレから、71センチって言われて喜んでたのに、検量所で計ったら68.8センチになってた。くそっ!
でも、やっぱり三宅。だーい好き
竿:H
リール:海魂4000番
道糸:24号
ハリス:#37番
針:18号
エサ:大きめのマガニ1匹がけ
ポイント:小さな沈みの左側
潮:右ななめ前から、ゆるくおっつけ
釣れた時間:7時15分
潮回り:小潮まわりの中潮初日、干潮8時30分
黒潮の位置は下記の通り
全磯連 関東支部HP
https://www.iso-tsuri.com/
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