【シノアリス】ジョブストーリーまとめ

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イマジナリー・コンパニオン（略：ＩＣ）
おもに幼児が空想の中に作り出す、架空の友人／兄弟。
幼児はあたかもその友人が実在するかのように振る舞う。

【診療録】　氏名：グレーテル（自称、姓は確認できず）
傷病名：栄養失調、軽度の打撲
備考：身元不明、記憶の混濁が認められる　性自認に錯誤あり

解離性同一性障害（略：ＤＩＤ）
過去には多重人格障害と呼ばれていた。辛い記憶などから逃れ
るため、本来の自己と切り離された別人格を形成する現象。

【死亡診断書】　氏名：グレーテル・×××××××
死因：後頭部の打撲、および腹部裂傷による出血多量
備考：顔面の損傷が激しく、顔の判別はできず　身元は推測

其は男と女。兄と妹。きょうだいは時に友人であり、時に【倫理的禁止事項の為削除】だ。しかし歴史を重ねた人はそれを許さず、その行為を【倫理的禁止事項の為削除】と謳う。

兄に焦がれる妹は恋の成就を夢見つつ。妹に【倫理的禁止事項の為削除】心悩ます。秘めた想いは蜜のよう。禁じられた【倫理的禁止事項の為削除】どちらが先なのか。

【倫理的禁止事項の為削除】行為に幸はなく、秘密はいつも暴かれる。驚きに見開かれた両親の眼に映る【倫理的禁止事項の為削除】は【倫理的禁止事項の為削除】だった。

人の道から【倫理的禁止事項の為削除】暗い森に置き去りに【倫理的禁止事項の為削除】己が罪を【倫理的禁止事項の為削除】愛に飢えた悲しき【倫理的禁止事項の為削除】……

おとうさん　おかあさん
　　　　　　　　　　　　　　私達は　いらない子？

　　　　　　　　　　　　　　　　　何度も森の中に
　連れていかれて
　　　　　　　　　　　捨てられる

捨てられて戻って　また捨てられて　それはとても悲しくて

　　　　　　でもね　おとうさん　おかあさん
　　　私達は　何をされても　あなたたちが大好きです
　　　　　　　だから必ず　もどるよ　そこに

老婆の手記　月曜日（晴れ）
森で迷子の兄妹を見つけたので、家に連れてきた。お菓子を沢山作ってあげたら喜んで、「お菓子の家みたい」だって。

老婆の手記　火曜日（晴れ）
とてもいい子たちだわ。家のこと何でも手伝ってくれる。時々二人でひそひそ何か相談しているみたい。仲がいいのね。

老婆の手記　木曜日（曇り）
子供たちの話を聞いてしまった。私を魔女と呼んでいた。私が彼らを食べるって！　酷い妄想だわ。私は助けてあげたのに！

老婆の手記　土曜日（雨）
かまどに閉じ込められそうになった。あの子たちが怖い。怯える私を二人で笑っていた。いつか、本当に殺されてしまう……

兄兄兄妹兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄兄妹兄兄兄兄兄

愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛殺愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛

両親　貧困　育児放棄　虐待　兄と妹　夜の森　パン屑
お菓子の家　人食い魔女　竈と籠　火炙り　帰還　両親
貧困　育児放棄　虐待

全部　甘くして　食べちゃえば　わからない。

「あの子達を捨てましょう」隣部屋から聞こえる母の声。そこに感情はなかった。恐らく、父は黙って頷いたのだろう。堪え切れずに小さな嗚咽を上げる私を、兄様は優しく抱きしめた。

「僕が全て悪いんだ。だから、お前だけは必ず助けるよ」暗い森の中、兄様は私の手を引いて進む。「大丈夫よ兄様。私も兄様を助けるから」そう答えると、兄様は悲しそうに微笑んだ。

お菓子の家に住む、少しおかしくなった老女が足元に横たわっている。「ここのものを持ち帰れば父さん達の暮らしも楽になるね」笑う私の横で、兄様は血だらけの手を拭いていた。

私は兄様と幸せに暮らせる道を選ぶ。それを邪魔する者がいるならば、例え親でも許さない。「やめるんだ！」兄様が叫んで私を止める。――兄様、あなたも私の邪魔をするの？

森で迷子になった兄妹ヘンゼルとグレーテル。お菓子の家に迷い込んで魔女に食べられそうになりますが、兄妹は力を合わせて魔女を倒し、家に帰ることが出来ました。

家に帰った兄妹を待ち受けていたのは意地悪な両親でした。母親は金切り声をあげ、父親は棒で叩いてきます。兄妹は泣き叫んで逃げます。タスケテ、タスケテ、タスケテ、タスケテ。

気づくとグレーテルは一人で立っていました。血だらけの床には父親と母親と……見たこともない少女の死体。でもお兄ちゃんがいません。大好きなお兄ちゃんの、ヘンゼルが。

再び森を彷徨うグレーテル。その手にはいつのまにか鳥カゴがぶらさがっています。カゴの中には不気味な仮面が、カランカラン、と音を立てて漂っていました。カラン、カラン、カラン。

不思議な力というのは素敵なものだ。魔法は灰かぶりの惨めな私を飾りたて、王子の心を射止めさせた。愚かな家族への復讐も叶えてくれた。何もかも力があってこそのものだ。

そうして今、私はさらなる力を手に入れた。
全てを従え、殲滅する力だ。
この圧倒的な力があれば――

作者なんて、もう要らないんじゃないか？

別に作者を愛している訳でも忠誠を誓っている訳でもない。
ただ蘇れば便利だなと思っただけ。今はこの力があるし？
登場人物に見捨てられる作者ってのも素敵でしょう。ねえ？

命を奪い合う相手が幼児化したので育てて下さい？馬鹿じゃないの……と一蹴するのは簡単だけど、まあいいよ？どんな風に育てて、どんな風に裏切るかはこっちの自由だからね。

ああもう！アリスがこんなに不器用だとは思わなかったよ！なんで昼寝している内にブランケットで首絞めてんだ。
普通、寝返りうつだけでそうなる？自殺したいのか？

人魚姫は泣きすぎてゲロ吐くわ、ドロシーはおもちゃを破壊するわ、アラジンは見たものなんでも口に入れるわ。義姉さま達と暮らしていた頃より疲れるよ。私を殺しにきてんの？

はあ、早いとこ元に戻ってくれ。そうしたら、ミルクを飲ませてやった事やおしめを替えてやった事、風呂に入れてやった事や私に懐いていた事を、面白おかしく話してやるよ……

継母：しんでれらノ美貌ニ嫉妬シタ醜イ女ソノ一。
姉妹：しんでれらノ美貌ニ嫉妬シタ醜イ女ソノ二ト三。

魔女：モット根本的ナ原因解決ニ魔法ヲ使ウベキ。
魔法：時間制限有リノ不完全ナ代物。魔法ト呼ベルノカ謎。

舞踏会：出会イノ場。現世ノ婚活ぱーてぃナルモノト酷似。
がらすノ靴：硬質ナ靴ハ脚ヘノ負担ガ多大デアルト予想。

結論：魔女ハ魔法ヲ使ッテオキナガラ、何故がらすノ靴ダケ本物ヲ用意シタノカ。ソノ一点ノミガヒタスラニ気ニナッテ、物語ノ結末ナドハモハヤ些事ニ過ギナイ。

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桜は好きだよ。美しさを誇るように咲く満開の薄紅が散っていく様が、まるで命を散らしているようでね。永遠に綺麗なものなどないと見せつけられるようで……ゾクゾクする……

【取扱説明書】シンデレラ―Mizugi―
◯はじめに　２ページ　　◯安全上のご注意　３ページ
◯便利機能　４ページ

◯はじめに
このたびはシンデレラをお迎えいただき、誠にありがとうございました。性格が捻くれておりますので丁重にお使い下さい。

◯安全上のご注意
上から目線で話をしない。見下さない。馬鹿にしない。
口先だけの言葉で褒めない。信用しない。

◯便利機能
自らの手を汚すことなく、誰にも疑われずに海の家を掌握してくれます。ただし、売上は全て彼女のものとなります。

アラジン：金といえば僕、僕といえば金！つまり、二周年のテーマである「金」にふさわしい人物はもちろんこの――
ギシアン：残念、今回ノ主役はシンデレラデス！

アラジン：なんだって！？そんなコンセンサスは取ってないぞ！僕が主役になれないなんておかしい！いくら払ったんだ！
シンデレラ：はぁ？私は一銭も払ってないよ。

アラジン：この件に関してＭＴＧの場を設けたい。いくらだい？言い値で買おうじゃないか。金があれば義母さまや義姉さま達からいじめられることもなくなる！まさにＷＩＮ−ＷＩＮの関係さ！

アラジン：ドレスも、かぼちゃの馬車も、ガラスの靴も買える！なんなら黄金の靴を僕がプレゼントしようじゃないか！
シンデレラ：……お前には絶対に譲ってやらねぇ。

Ｑ：エー、人狼コスプレを始メたキッカケは何デスカ？
Ａ：何かになりきって周りを欺くって意味なら、ずっと昔から
やってきたことさ。従順で卑屈な「灰かぶり」としてね。

Ｑ：今回のテーマ、人狼ゲームにツイてドウ思いマスカ？
Ａ：騙し合いに殺し合い。いいねぇ、そういうの。好きだよ。
でも、どうせやるなら徹底的にやるべきじゃない？

Ｑ：ケモミミがヨくオ似合いデスネ。本当ノ狼みたいデス。
Ａ：狼……ね。物語の世界では、いつも最後に殺されるけど。
そんなのが私にお似合いってわけ？ふぅん……いい度胸だね。

Ｑ：……最後に読者の皆サンに一言オ願いシマス。
Ａ：獣の格好した私を見るのは愉しいかい？アンタたちには仮装は必要ないね……もともと薄汚い豚だからさ。アハハッ！

初空に　願う姿を　嘲笑う

祈りなど　時間の無駄だと　切り捨てる

願いなら　自らの手で　叶えよう

命乞う　弱者の顔を　踏みにじり