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2023年06月04日

415番:アルト・ハイデルベルク(121)


𝓐𝓵𝓽 𝓗𝓮𝓲𝓭𝓮𝓵𝓫𝓮𝓻𝓰
アルト・ハイデルベルク(121)



−−−−−−−−−−−−【121】−−−−−−−−−−−−−−−−−−

..Doktor : (fährt auf). Ja, ja. Kolleg. Selbstverständlich. Morgen
......................früh schon. Wie sagte Se. Duechlaucht gestern: ≫ Das
......................Universitätsjahr soll für den Prinzen so aufgefaßt
......................werden, daß dasselbe der wissenschaftlichen
......................Ausbildung gehört und nicht dem Vergnügen.≪
......................Nicht Vergnügen, nicht Vergnügen−

Karl Heinrich: (rüttelt ihn). Aber das geht doch nicht ! Dieses Schlafen !
.
...Doktor : Was denn ? (Siet sich groß um.) Ja, das ist der Neckar.
.......................Er kommt aus Schwaben, von Reutlingen, vom alten Götz.
.......................Guter Wein am Neckar Karl Heinrich, lieber Wein −−−
..................... (Er schläft ein.)

Karl Heinrich: (rüttelt ihn). Doktor !−−Doktor !−−(Trübe). −−−
.......................Wer drüben sein dürfte ! Bei den anderen ! Mittun !


−−−−−−−−−−−−− (訳) −−−−−−−−−−−−−−−−

.........博士: (はっと目を覚まして).そう、そう、講義はもちろん
....................明日の朝からですぞ.大公殿下が昨日仰せられたところ
....................は「大学学期の1年は殿下には次の点を了解せしむべき
....................こと;すなわち、大学での1年は学問修業のものであっ
....................て、遊楽のものではない」そう仰せられた.遊楽のもの
....................ではい、とな.遊楽ではないと−−

カール・ハインリヒ: (博士を揺さぶる).もう、だめですよ! 眠るなんて!

..........博士: 何だ、一体?(目を見開いて周りを見る)そうだ、あれは
....................ネッカル川* だ.シュヴァーベン地方から流れてくるんだ.
.....................ロイトリンゲンのな.ゲッツという昔の町だ.カール・
.....................ハインリヒ、いいワインが作られるのだよ、ネッカル川流域
.....................はね.いいワインなのだよ −−− (眠り込む)

カール・ハインリヒ: (揺すって) 博士!−−博士ったら!−−(悲しげに) −−−
.....................向こう側にいけたらなあ! 他の人たちと一緒に!
.....................向こうに参加できればなあ!


−−−−−−−−−−−−−《語彙》−−−−−−−−−−−−−−−

fährt... auf:<auf/fahren (自) 飛び上がる、はっとする
aus dem Schlafen auffahren
はっとして眠りから覚める
das Kolleg:[コレーク][古語](S式) (大学の) 講義
Selbstverständlich:(形) 自明の、当然の
       (副) 当然、もちろん、言うまでもなく
aufgefaßt:(過去分詞) <auf/fassen ❶つかみ上げる、つかむ
    ❷把握する、悟る、理解する
dasselbe:同一のこと; ここではdas Universitätsjahrのこと
    つまり、繰り返しによる冗長を避けるために用いられている
wissenschaftlich:(形) 学問上の (格語尾en は
die Ausbildung:(en) 専門教育、養成、完成、修業、訓練
gehört:(3単現) <gehören (自) (D格の)ものである
das Vergnügen:(同尾) ❶(単で) 楽しみ、喜び; ❷楽しい集い
die Trübe: 打ち沈んだ気持ち
sich⁴ um/sehen:(周りを)見回す
groß:目を丸くして、まじまじと
Götz:(本戯曲に沿った意味では辞書不掲載)そういう地名があったらしい.
ein/schlafen:(自/s) 眠り込む、眠りに落ちる
Wer drüben sein dürfte !: 向こう側へ行けたらなあ!
  (直訳:誰だったら向こう側に行けるだろうかなあ!)
   wer:→ wenn man wenn man drüben sein dürfte !
   カール・ハインリヒは wenn wir drüben sein dürfte !  もしくは
   wenn ich drüben sein dürfte ! (向こう側にいられたらいいのだが!)
という気持ちを言っています.
   尚、Wer drüben sein dürfte ! で定動詞が後ろに置かれているのは
   文頭に省略されたdaß の影響のためだと思います.
   (daßとwennやwerは共存できないということかも知れません)
mit/tun (自/h) (D格に) 参加する、一緒にする


−−−−−−−−−−−−《ひとこと》−−−−−−−−−−−−−−

*ネッカル川: 通例はネッカー川、もしくはネッカー河ですが、
        歌曲や歌劇、そして演劇では「ネッカー」は
        「ネッカル」と発音されることと、古い町並を
        思わせるため、敢えて「ネッカル川」としました.
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はじめまして.ゴタぴょんと申します.通訳ガイド(英語)をしております.というかしていました.コロナの影響で現在仕事はありません.毎日ヒマなので、語学学習をしております.学習したノートを公開しますので、どうぞ、ご一緒に!
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