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2023年05月28日

398番:アルト・ハイデルベルク(115)


𝓐𝓵𝓽 𝓗𝓮𝓲𝓭𝓮𝓵𝓫𝓮𝓻𝓰 CXV
   
アルト・ハイデルベルク(115)


−−−−−−−−−−−−【115】−−−−−−−−−−−−−−−−


Doktor:Bravo !*1  Das war ja*2 reizend*3 . Wie heißt denn das
     kleine Fräulein ?

Käthie:(Knixt.*⁴) Käthie !

Karl Heinrich:(immer noch befangen*⁵). Es war sehr liebenswürdig*⁶ !

Lutz :Ew. Durchlaucht verzeihen*⁷. aber ich glaube, bemerken*⁸
    zu müssen, ―

Doktor:(schiebt ihn wieder bei Seite). Und das der Her Wirth―?

Rüder :s'ischt die größte Ehre in Heidelberg ―i bin der Josef Rüder,
des ischt mei Frau, die Frau Rüder―wenn der Herr Prinz die
hohe Ehre*⁹ haben wollte und wollte die Schtube besehe――

Karl Heinrich:(nickt, will ihm folgen).

Lutz :Wollen*1⁰ Ew. Durchlaucht bemerken, daß dieses Haus für
Ew. Durchlaucht in jeder Beziehung ein unmögliches*12 Quartier*13
ist.

Karl Heinrich:(stutzt*1⁴). Wie―?

Doktor:(grob*1⁵). Was heißt*1⁶ das ?


−−−−−−−−−−−−− (訳) −−−−−−−−−−−−−−−−

博士   : いやお見事! まったくすばらしかった.一体この
       可愛いお嬢さんは、名前は何というのだ?

ケティー : (膝をかがめてお辞儀をする) ケティーですわ!

カール・ハインリヒ: (まだぎこちなさがとれない) どうもご親切ににありがとう.

ルッツ  : 殿下、失礼ながら是非とも申し上げるべきことが−−

博士   : (再び彼を脇へ押しやって) それでこちらはご主人かね?

リューダー: このハイデルベルクにお迎えができ、恐悦至極です.
      私はヨーゼフ・リューダー、こちらが私の家内です.
−−公子殿下様がおよろしければ、お部屋をご案内させて
       いただきます.

カール・ハインリヒ: (頷いてリューダーについて行こうとする)

ルッツ  : 殿下に申し上げたき事ですが、この館はあらゆる面で
       殿下には相応しくない宿でございます.

カール・ハインリヒ: (驚いて、はっとする) 何だって−−?

博士   : (荒々しく)どういうことだ?


−−−−−−−−−−−−−《語彙》−−−−−−−−−−−−−−−

*1) Bravo !: (間投詞) いいぞ!、ブラボー!
*2) ja: (副) (驚きを表わして) [文アクセントなしで]
…じゃないか、まさに…だ
*3) reizend: (形) 魅力的な、チャーミングな、素晴らしい
*4) Knixt→ knickst: (3単現) <knicksen (自)
膝をかがめてお辞儀をする
*5) befangen: (形) おずおずした、ぎこちない、内気な
Er wirkte befangen. / 彼は気おくれしているように見えた.
*6) liebenswürdig: (形) 好意的な、親切な
*7) verzeihen: (Aを) 許す
Verzeihen Sie die Störung ! / お邪魔してすみません.
*8) bemerken:(他) [特定のテーマについて] (Akkを) 述べる
     付言する    
*9) hohe Ehre:(辞書不掲載) → hohe + Ehre (閣下);
hohe も辞書不掲載 → Hoheit (f) の訛りではないかと推測します.
   この言葉は1919年まで用いられた「陛下」「殿下」を意味する尊称
   で、呼びかけには、Eure Hoheit 「陛下」「殿下」とします.
おそらくリューダーはEure Hoheitのつもりでhohe Ehre と南部訛り
   で言ったものと思います.
*10) Wollen: ”Wir wollen ” のwir が脱落したものと思われます. 
ich を用いると自分だけの意見になるので、wir に変えて「我々の身分」
   の意見だと言っているのではないかと思います.
*11) die Beziehung:(en タイプ)❶関係、関連;❷(複数で)交際、交わり、
❸観点(Hinsicht); in jeder Beziehung あらゆる面 <意味>で
どこから見ても
*12) unmöglich:(形) 不可能な;(語尾esは中性混合N格) 
*13) das Quartier:(eタイプ) 宿、宿泊所、 [軍事] 宿営
*14) stutzt:(3単現) <stutzen (自) (驚いて) はっとする
*15) grob: (形) ❶荒い、❷乱暴な、粗野な、がさつな ❸おおまかな
*16) heißen: (自/他) [述語と] (を) 意味する (=bedeuten)
Was soll das heißen ? / それはどういうことですか?

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はじめまして.ゴタぴょんと申します.通訳ガイド(英語)をしております.というかしていました.コロナの影響で現在仕事はありません.毎日ヒマなので、語学学習をしております.学習したノートを公開しますので、どうぞ、ご一緒に!
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