アフィリエイト広告を利用しています

2024年04月22日

1117番:「湖畔」(44)(シュトルム作)


湖畔(44)
IMMENSEE(44)



−−−−−−−−−【44】−−−−−−−−−−−−−−−

So schrieb er sie genau auf, wie er sie
selber gehört hatte. Dann gab er die Blätter
an Elisabeth, die sie in einem Schubfach
ihrer Schatulle sorgfältig aufbewahrte; und es
gewährte ihm eine anmutige Befriedeigung,
wenn er sie mitunter abends diese Geschichten
in seiner Gegenwart aus den von ihm
geschriebenen Heften ihrer Mutter vorlesen
hörte.



−−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−

そこで彼はそれらの物語を自分で聞いた通りに書き留め
ました.それからその紙片をエリーザベトに託しました.
それを彼女は細心の注意を払い貴重品箱の引出しの中に
しまい込みました.そして夜にときどきラインハルトの
面前で彼女は彼の書いた詩集ノートから幾つかの詩を彼
女の母親に読んであげるのだった.それはラインハルト
が心地よい幸福を感じるひとときだった.



−−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−

schrieb...auf:(過去、分離) < auf/achreiben
auf/achreiben:(j3 のために)(et⁴ を)
   書き留める、メモする
sie:das Märchen の複数形die Märchen の4格
  それらの物語を(彼は書き留めた)
genau...wie ~:ぴったり〜のように
genau...wie er sie gehört hatte
彼が聞いたまま正確に
genau:ぴったり、正確に
selber:(指示代名詞)[無変化]= selbst
〜自身、それ自身、自ら
das Blatt [_(e)s / Blätter] 紙、紙片
geben:「j3 + et⁴ geben / 〜に…を与える」が基本的意味
   ただし本文はan Elisabeth と変化球が投げられた.
   an は3、4格支配、どちらに読むこともできる:
   4格:エリーザベトに宛てて、
3格:エリーザベトに寄せて
あまりこだわらなくても別格の与格と考えましょう. 
dann gab er die Blätter an Elisabeth:それから彼はその紙
   片をエリーザベトに委ねた / 与えた/
das Schubfach:(Schubfächer) 引出し
die Schatulle:[シャトゥレ](弱n) (文) 貴重品箱
sorgfältig:[ゾルクフェルティヒ](形) 入念な、綿密な、細心な
aufbewahrte:(過去3単) < auf/bewahren (分離動詞) (他)
(et⁴ を) 保管する、大切にしまっておく;
Gepäck auf dem Bahnhof aufbewahren lassen.
手荷物を駅に預ける. 
gewährte:(過去分詞) < gewähren (他) 与える、許す、
   聞き入れる、叶えてやる、もたらす、
es gewährt ihm eine Befriedigung. /
それで彼は満足します.
gewähren lassen (人を)好きなようにさせておく
anmutig:[アンムーティヒ](形) 優雅な、優美な、心地よい
die Befriedigung:(単2同形/複ナシ) 満足
* [単2同形]の記号は今後[_]と表記します.
   * [複ナシ]の記号は今後[×]と表記します.
die Befriedigung:[_/×] 満足 
mitunter:[文語][ミットウンター] ときどき、ときおり
die Geschichte:[_/_n] 物語、話、お話
die Gegenwart:(_/×) ❶現在、今、現代;
    ❷居合わせていること、出席;
   in j2 Gegenwart <人の> 面前で
geschriebenen:geschrieben + (格語尾en) en=
geschrieben:(過去分詞) < schreiben 書く
Heften:(複3格) < das Heft [(e)s/_e] ノート
von ihm geschriebenen Heften:彼によって書かれたノート
aus den von ihm geschriebenen Heften:
彼によって書かれた幾つかのノートから
    den はHeften が冠する定冠詞(複数3格) 
    aus + den [von ihm geschriebenen]+ Heften 
den Heften の間に長い修飾語句が挟まって
いるので要注意.

vor/lesen:(他) 朗読する、読んで聞かせる;
   [jm3 に et ⁴ を]
hörte:(過去形) < hören (他) 〜を聞く



..−−−−−−−−−≪構造≫ −−−−−−−−−−−−−−

es gewährte ihm eine anmutige Befriedeigung,
wenn er sie diese Geschichten ihrer Mutter vorlesen
hörte.

es は wenn を受けています.「wenn ~」であるときが
彼には至福のひとときだった.
wenn の中は
er hörte sie diese Geschichten ihrer Mutter vorlesen.
彼は彼女が自分の母に詩を朗読するのを聞いた.

ここでの注意点ですがvorlesen は不定詞です.
知覚動詞 hören は「〜が…するのを聞く」という
という構文を、 [hören +4格目的語 + zuのない不定詞]
で作ります.

Ich habe sie Chopin spielen hören.
私は彼女がショパンを弾くのを聞いた.

この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/12520814
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
ファン
検索
<< 2024年11月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
語学学習さんの画像
語学学習
はじめまして.ゴタぴょんと申します.通訳ガイド(英語)をしております.というかしていました.コロナの影響で現在仕事はありません.毎日ヒマなので、語学学習をしております.学習したノートを公開しますので、どうぞ、ご一緒に!
プロフィール