アルルの女(17)
L'ARLÉSIENNE
アルルの女
−−−−−−−−−【17】−−−−−−−−−−−−−−−−
Le père rentre, impassible; il reprend sa place
à table; et le repas s' achève gaiment...
−.−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−−−
父親は、何事もなく戻って来ました;再び席に戻ります.
そして、食事は楽しい雰囲気のまま終わりました.
−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−−−
impassible: (形)無感動の、平然とした、動じない、
冷ややかな;
ここでは père と同格; 「平気な顔をして」
本来主語側にあるはずのimpassible が語末に回っ
たもので、文法上は外置構文(extra position).
comme を補うとわかりやすい.comme impassible
仏文法書を引かれる方は、「同格形容詞」の項目
で扱われていると思います.
Furieux, il est sorti. / 憤慨して、彼は外へ出た.
Il est sorti, furieux. / 同上
同格形容詞は付加形容詞と異なり、
必ずコンマ(ヴィルギュル)で切り離します.
文頭、文末、どちらに置いてもかまいませんが、
文中は不可;Il, furieux, est sorti. (だめ、✕ )
ただし名詞主語ならOK!
Mon ami, furieux, est sorti. (OK !)
il reprend sa place à table: もちろん過去の事象なのですが
現在形で描いた、臨場感を出す手法です.訳すときは
「過去形」で大丈夫です.まさか、ここを試験で出す
いじわるな先生はいないと思いますが、出題されたら
どうどうと過去形で訳しても〇マルを貰えるでしょう.
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