Gustave Flabert
Madam Bovary
ボヴァリー夫人
ボヴァリー夫人(9)
−−−−−−−−−−−【9】−−−−−−−−−−−−−−−−−
C'était une de ces coiffures d'ordre composite, où
l'on retrouve les éléments du bonnet poil, du chap-
ska, du chapeau rond, de la casquette de loutre
et du bonnet de coton, une de ces pauvres choses,
enfin, dont la laideur muette a des profondeurs
d'expression comme le visage d'un imbécile.
−−−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−−−
それは様々な種類の帽子を寄せ集めたような帽子で、動
物の毛を基調にした縁なし帽であり、ポーランド槍騎兵
帽であり、丸型帽であり、カワウソ皮を使った制帽であ
り、木綿製のようでもあった.要するに、それらの寄せ
集めのような帽子であり、その押し黙った醜さに、馬鹿
丸出しの奥ゆかしさがあった.
−−−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−−−
coiffure:(f) ❶髪型、ヘアースタイル;
❷理髪、整髪、❸帽子、かぶり物
sortir sans coifure / 何もかぶらずに外出する
ordre:(m) ❶順序、❷種類
composite:(形) 混成の、混淆の、寄せ集めの
bonnet poil:獣の毛を素材にした縁なし帽
chapska:[シャプスカ](mまたはf) 槍騎兵帽
[シャプースカ]はポ−ランド語でczapuski で
本来pのあとに母音があったため
音節の切れ目はchap-skaだと思います
(分綴法では3つの連続する子音字は2つ目で
切る: chaps-ka)
loutre:(f) カワウソ
coton:(m) 棉、木綿、綿花、
laideur:[レドゥール](f) みにくさ、いやらしさ、
muet, muette:(形) 口の利けない、唖の
profondeur:(f) 深さ、奥行、深遠さ
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