八白土星 (はっぱくどせい)




八白土星中宮の日の鑑定法


二住所、住居の変更。
一、心の変化。不安定。迷い。
一、家庭内の紛糾。
一、遠方に行く。方災あり、注意すべし。
一、家相悪し。
一、墓所の崇りあり。
一、何事もまとまらない。


八白土星中宮の日の鑑定法


二住所、住居の変更。
一、心の変化。不安定。迷い。
一、家庭内の紛糾。
一、遠方に行く。方災あり、注意すべし。
一、家相悪し。
一、墓所の崇りあり。
一、何事もまとまらない。

本命一白水星の人の事象



 本命一白兌宮に座宮。相生。
べ現在運勢吉なり。金談、飲食、女性等にて悦びあり。ただし散財。
口舌に注意。


一、坤宮に五黄掛り。五黄殺。
住所、業務の悩み。また、迷いありて煩悶す。金銭の損失。家庭
内の紛糾。女性の死霊、変死者、行方不明者等の崇りあり。
一、乾宮に九紫掛り、相剋。
何事も完成間近にて困難紛糾し成就せず。我意強くして失敗す。金談あり。住所動きあり。医師の
見立違いや薬の間違いあり。変死者ありてその霊作用あり。
べ震宮に六白掛り。相剋。
短気にて損失失敗あり。口論、闘争あり。心の変化あり。盗難に注意。移転。旅行。争い。絶家の
災いにて家庭不和合となる。
鑑定法
一、家庭の不和。色情の紛糾。女性問題。業務・住所の変更等にて鑑定を求めるなり。
運 勢
この人、弁才あり。何事においても巧みにて、世渡り上手なり。ただし、盛運永続し難く、盛衰多し。
掛合、金談、住所の移動等あり。現在は割と順調なれども次第に衰う。色情因縁ありて女性のために散
財損失す。また業務上の事にて争い起り、官辺裁判等の事件起きやすし。
結 婚
男女とも、色情因縁強く、争いの結果離婚となるが、また、再婚の話等起るなり。縁談は口舌に注意
してまとまる。養子の話あり。吉なり。
病 気
口中の病、脚気、性病、陰部の病。医師の見立違い、投薬等に注意すべし。
その他
入試は早ければ吉なり。なお、二ヶ所以上の受験をする人なり。先祖の霊作用を受け易し。裁判、異
性関係、家庭の紛糾等みな、この影響なり。

本命二黒土星の人の事象



本命二黒艮官に座宮。相生。
一、何事にも心定まらず、また、運気も変化多し。したがって住所、
業務の変更等あるなり。兄弟、親戚等の争いに注意。方災起る。
一、玖官に四緑掛り。相生。
業務、住所等に新規の出発を計画するも煩悶多くして決らず。家
作造作して心配多し。諸事不都合なり。
一、震宮に六白掛り。相剋。
住所の変更、心の不安定、短気、目上の引立、合併、移転、旅行、待人、縁談、闘争、裁判に係る
事件、養子。
一、坤宮に五黄掛り。五黄殺。
住所、業務についての悩みや迷い多くして煩悶す。人の憎悪を受ぐ性情あり。近親に行方不明者、
変死者ありて縄目を受くる。仏の崇り。


鑑定法
一、建築造作による方災ありて病気、業務不振、家庭の紛糾および住居移動による鑑定なり。
運 勢
この人、交際悪く円満を欠くなり。生家に住み難く早く故郷を離れ住所、業務などの変更多し。また、
遠国にての居住あり。人の世話にて厄介ごと、業務の失敗、盗難にての損失等あり。
結 婚
男女とも、再婚運なり。縁談は遅くまとまる。養子は吉なり。異性問題にて悩み多く、また、金銭の
損失あり。
病 気
胃腸病、皮膚病、手足の痛み、頚腺結核。年月日時坤艮中なれば死亡す。古墓等の崇りにて病気とな
る。妻、女性の病気にて心配あり。
その他
再受験の人なり。官立校または官公庁の入試は吉なり。近親に行方不明者および変死者あり。なお、
縄目を受けし人あり。これらの崇りありて業務不振、病気、兄弟および親類間の相剋あり。

本命三碧木星の人の事象



本命三碧離宮に座宮。相生。
ミ運勢吉なり。華美に流れ困難す。他人のために訴訟、争論等あり。
一、坤宮に五黄掛り。五黄殺。
土地、住居また業務に悩みあり。気迷い多く決断力に乏しい。訴
訟、裁判等あり。
一、巽宮に七赤掛り。相剋。


縁談や営業等によるもつれありて裁判事、口論にて事を破り信用を失す。養子。再婚。また、造作、
家相悪し。また、耳・口の不自由者あり。霊関係なり。
一、玖官に四緑掛り。相生。
新規計画にての煩悶。家庭内の紛糾。家作造作の変更、住所の心配、盗難。また、他人のために損
失す。
鑑定法
一、投機的の事にて失敗、また、身分不相応の事を計画して失敗。家庭内不和合。他人の事にて困難。
このため鑑定を求めるものなり。
運 勢

この人、気移り多くして派手好きなり。不相応の振舞いにて困難す。業務上は吉なるも、建築造作等
による災いありて諸事不都合になるなり。また、他人の事にて損失あり。盗難、病気に注意すべし。な
お、新規事業計画するも結局、以前の繰返しなり。家相、方災、墓所の崇りありて家庭内の紛糾となる。
結 婚

男女とも、結婚運悪し。ただし、二年以内に縁談または再婚等の話ありてまとまるものなり。
病 気

頭痛、逆上、精神障害、眼病、心臓病、肋膜炎等なり。家相の崇りにて病難あり。近親に難産の人あ
り。耳・口の不自由者等家相および造作の崇りなり。
その他

入試は吉なり。芸術、芸能、および医師関係は最も吉なり。霊の崇りにて長病は死す。

四緑木星の人の事象
四緑次官に座宮。相生。
、新規の計画に進むか建築造作等をする。また、再度の移動をする。
、乾〜に九紫掛り。相剋。
争い、反対。我意強くて敗れる。色情の散財。医師、薬の間違い
あり。官辺の事件。
、艮官に二黒掛り。暗剣殺。
住所、職業等の変動、肉親間および朋友等との争い。1 難。目上の女性の病気。金銭上の事にて恨
みを受く。方災あり。
一、離宮に三碧掛り。相生。
詐欺に遇い難渋。火難、盗難、訴訟、争論あり。家庭の不和介、住所の心配、驚き事あるも、何事
も大きくはならない。

鑑定法
一、家内に病人ありて、業務などだんだんと衰願する。官辺に係る事件。これらの事にて鑑定を求める
ものなり。
運 勢
この人、運勢が次第に衰え、交際関係に円満を欠き、業務、身分の変更ありて煩悶す。また、目上の
婦人の病気や金銭上の事にて他人の恨みを受くる事あり。叫話好きなり、そのために困難す。
結 婚
男女とも、再婚運なり。縁談はまとまらない。
病 気
肺病、喘息、脚気、性病、下の病。家族にも病人あり。医師や投薬等相剋にして病気快癒せず。医師
の変更、また、寝所、住所の移動にて好転快癒するなり。
その他
入試は二ヶ所か二度目の受験にて吉なり。女性の死霊、古墳、古墓等の崇りありて病人が絶えない。
また、逆上するものあり。狐の憑く事あり。

本命五黄土星の人の事象
本命五黄坤宮に座宮。相生。
一、業務、住居等の心配多く家庭内に肉親間の口舌紛糾あり。また、
遠方への移動あり。
一、兌宮に一白掛り。相生。
金銭の心配や損失。病人、口舌争論、色情のもつれ、移転、転職
あり。

一、離宮に三碧掛り。相生。
派手にして困難す。住所の移動。家庭内の不和合。事件の突発にて驚く。色情の紛糾。争論。宣伝。
印刷。盗難。火難。詐欺。
べ艮宮に一一黒掛り。暗剣殺。
業務、住所の変更や不振にて煩悶す。肉親の争い。方災あり。家相悪くして家内に病人あり。古墳、
古墓の崇りあり。
鑑定法
一、業務、住所の移動。また、肉親間の争い、掛合事等にて鑑定を求めるものなり。
運 勢
この人、陰気にして猪疑心強し。大事業を好みてまま意外の利益を得るなり。理屈に走りまた、一方
に極端に傾きて交際の円満を欠くなり。先祖の因縁強きため、種々事故起りて煩悶す。
結 婚
男女とも、再婚運なり。縁談は早ければまとまる。なお、妊娠・出産あり。安産と見るべし。
病 気
胃腸病、胃けいれん、腹痛、頭痛、脳病、血圧。
その他
入試は吉なり。古墳、古墓等の崇りありて身体衰弱す。屋敷神(稲荷)等の崇りにて精神障害の行動
をする事あり。女の生霊、狐の崇りにて陰部の病を患う。

本命六白金星の人の事象
本命六白震宮に座宮。相剋。
一、現在吉運なり。建築造作、改造等を計画また新規住居への移動あ
り。金運や異性運起る。
二艮宮に二黒掛り。暗剣殺。
地所・住居・身分の変動あり。肉親間の争い。また知人、友人の
事にて損失あり。方災に注意。墓、死霊の障りあり。業務に不意に障りの起る事あり。
一、巽宮に七赤掛り。相剋。
業務、金銭の悦びあり。ただし、たびたび変りて損失あり。縁談あり、口舌に注意。破縁の人。家
相造作の崇りあり。難産あり。手術をする事になる。
一、兌宮に。白掛り。相生。
金銭、業務に悦びあり。また、異性においても悦びあり。ただし一白水星は相生といえども悩みあ
り。また、兌宮には一交の不足あり。何事も裏を考えるべし。家庭の口舌による不和合起る。
鑑定法
一、住所、業務の変更。遠方に旅行。家庭不和合。または失物等にて鑑定を求めるなり。
運 勢
この人、運勢吉なり。幸運に向って業務、身分も徐々に向上するなり。ただし、不意の邪魔ありて煩
悶するなり。再び移転する事あり。凶方に行き易し。方災にて折角の幸運も凶となる。大体において強
運なるも先祖の霊の影響強し。神官、僧侶、教職員、官職等適職なり。
結 婚
男女とも、再婚また養子の縁あり。縁談は二度目か二つかあり。仲人、また、身内の口舌にて敗れる。
気長に交渉する事により吉となる。
病 気
脳病、性病、心臓病、頭痛、また、争論にて怪我する事あり。
その他
入試は吉なり。狐、長虫の崇り。屋敷神の崇り。先祖の崇り。変死したる人の怨念が残る。

本命七赤金星の人の事象
本命七赤巽宮に座宮。相剋。
一、迷い多くして不安定なり。住所、業務、女性等の事にて煩悶す。
一、離宮に三碧掛り。相生。
火難、盗難、訴訟、旅行、秘密事がばれる。家庭内不和合。印刷。
宣伝。荒神の崇り。
一、震宮に六白掛り。相剋。
身分、業務の変動。新規計画に進む。心の変化。商業の合併。旅行。官辺、裁判に係る事件。争い。
一、乾宮に九紫掛り。相剋。
官辺に係る事件。目上との衝突。遠方に移動。色情にての散財。遊蕩に耽る人あり。
鑑定法
一、業務の事。移転の事。異性間の問題にて、鑑定を求めるなり。
運 勢
この人、掛合事や交際また営業等に才能ありて尊重され、信用を博するなり。ただし、大変自惚れが
強く何事にも自分の才能を過信、過大評価し、人を見下すため、人の侮蔑を受くるなり。業務、身分等
外見はに吠派なれども内実これに伴わず、また、遊蕩に耽り困難するなり。また、親戚身内の交際いたっ
て薄く、孤独。
結 婚
男女とも、再婚運なり。破縁・離縁の人なり。なお、縁談等もあり。新しき男性との縁生ずる。また、
妊娠の女性あり。逆子や医師の見立違いありて難産となる。養子の縁は吉なり。
病 気
肺病、喘息、肋膜炎、心臓病、腸。
その他
入試は吉なり。荒神の崇りにて火難を受く。家相、方位の災あり。耳・□の不自由者は先祖の霊作用なり。

本命八白土星の人の事象
本命八白中宮に座宮。相生。
二何事にも心定まらず、迷い多くして煩悶するなり。近親の死別あ

一、玖官に四緑掛り。相生。
新規の計画にて何事も再出発の時、ただし、心配事多し。家作造作等についての変更。住所の心配。
妻、女性の病気、盗難。
一、震宮に六白掛り。相剋。
短気にして損失あり。業務の盛大を思い住所の移転をして失敗す。ただし、目上の引立あり。女性
の事にて損失あり。
一、坤宮に五黄掛り。五黄殺。
370
者あり、その死霊の崇りあり。
鑑定法
一、住所、業務にて迷い煩悶す。また、官庁、警察の事件等にて鑑定を求めるものなり。
運 勢
この人、運勢凶なり。玖官に四緑相生するといえども、本命中宮に座宮なり。したがって玖官を地獄
宮と見るなり。何事においても失敗損失す。目上との衝突、住所の煩悶、業務の不振等あり。
結 婚
男女とも、再婚運なり。女性に晩婚者あり。縁談は長引く。
病 気
喘息、脚気、手足の怪我、頭痛、性病。先祖の崇り、狐の崇りにて身体の衰弱する事あり。
その他
入試は難しい。家相、墓相、方災の障りありて営業不振。病気の再発あり。

本命九紫火星の人の事象
本命九紫乾宮に座宮。相剋。
一、運勢に浮沈が多い。家督相続問題で口舌争論起るなり。
一、玖官に四緑掛り。相生。
建築造作等を企つ。また、住所の移転等あれども短気に走らず自
然に任すべし。

一、兌宮‥に。山‥掛り。相生。
金談、願望、色情のもつれ、移転、業務の変更は先に延す事。縁談は早いが口舌に注意。再出発。
一、勁〜にし赤掛り。相剋。
縁談、営農のもつれあり。何事も口論にて敗るなり。信用を欠く。才能に慢心す。再度の縁談。普
請。造作。家相悪し。
鑑定法
372
一、意見の相違にて住所、身分などの変更を企て鑑定を求めるものなり。また、婦人は家庭内の病気、
皿ハ性関係等なり。

運 勢

この人、至って気位高くして世間の信用よろしからず。運勢の変化多し。家内に口舌多くして相続問
題等にて煩悶するなり。先祖は武家もしくは相当身分ある家系なり。したがって業務、住宅など派手に
なりがちとなり困難す。また、酒色の難ありて女性のために身を過る事あり。共同事業にて損失あり。
結 婚

男女とも、再婚運なり。ただし、縁談は吉にして早急にまとまる。なお、婦人においては主人病弱な
り。したがって婦人が家長となる。夫との別離もあり。
病 気

眼病、逆上、腫物、陰部の病、肋膜炎、心臓病、刃物による怪我、火傷。
その他

入試は吉なり。公立校かまた官公庁なり。女性の生霊にて身体衰弱、長病にて苦しむ事あり。先祖の
霊作用ありて営業不振なり。

鑑定による九星の神秘
鑑定例
大正5j4 4月20日(丙辰三碧年己亥五黄月辛酉三碧目)生れ 男子。
友人来りて「郵便局より連絡あり。書留の書類を配達せしも不在に
つき局に預っているがいかがする
か返事ほしい。」との事である。友
人は不在にした覚えはないと言う
が心が落着かないから占って欲し
いとの事。
その日は己卯七赤の日である。
S χ l i l  I 4 χ
己卯七赤、天干は傷官、十二支
は六害なり。七赤中宮は、口舌の禍い。
本命三碧玖官に座宮。新しい事への悩みであるが、相生であり、凶ではない。玖官に甲申が座宮し、
三碧辰と同会である。次官は相生、辰申は三合相生。甲・内は契神。食神で吉である。
乾宮に八白掛り=乾官は、官公庁関係。裁判。戦い。八白は、家屋、土地、親類、知人。自分以外の
事である。
艮官に一白掛り=艮宮は、土地、家屋、変化、親類、兄弟、知人。一白は悩み、再出発。
対冲離宮に二黒掛りH離宮は、遠い、二つ、分岐、派手、戦い、裁判。二黒は業務、二つまたは二度、
裁判。
(総合判断)
一、親類または友人の裁判である。
一、土地か家屋の事件である。
一、また、今度で二回目である。初回はずいぶん前の事である。私
は「人の事で君の事ではないから心配の必要はない。とにかくそ
の書類を早く持ってくるように郵便局に連絡しなさい。」と指示を
しました。翌日、書類を持って飛んで来て曰く「やはり先生の鑑
よく占ってください。」とのこと。
書類受了が八白中宮日であるI知人または親類の事ヽ
の話を総合するに、友人の土地家屋を第三者の医師、/前日の七赤中宮日は医師(九紫)が暗剣殺であ
り、この日は乾宮(戦い、裁判)に九紫(医師)が座しております。/に居住させて医師を開業し、自
分は薬剤師のため、薬を供給して利益折半との約束であったところ、その医師は、委任状を編し取って
土地家屋を自分の名義に変更してしまった刀?、
以上を総合するにヽ八白中宮にな゜たいい


→宮に五黄掛りり坤宮は`土地〜古い」
定に間違いありません。私の友人だからよく占 い、新しい方面、相生で吉。四緑は、長引くがまとまる。
離宮に三碧本命座宮n離宮は、戦い、争い、裁判、訴訟、離れる、別れる、遠方、二つ。
以上を総合するに、八白中宮になっ茫い、裁判、戦い、先祖の事、(凶)。五黄は、凶、先祖。
巽宮に七赤掛りa巽宮は往復、遠い、遅くともまとまる。相生で吉。七赤は、早い、口舌、女性、悦び。
玖官に四緑掛りμ玖官は、早い、新しい方面、むつたが、一審
したとの事であった。私は、「もう今度で終りだが、この事件はなかなか難
しく簡単には納らない。長く掛かるよごと、言い添えましたが、九星の事象が、事件の過去、現在をあ
まりにも確実に捉えているので、その神秘に再度驚きを新たにすると共に、改めて九星を見直したもの
である。

の時、一度、証人として出廷したとの事であった。私ま、
て入獄の難。
一、全快の難しい病気。
べ医師および投薬の間違い。手術。
一、外見は美麗であるが、内容が伴ない。
べ裏の玖の事象の悩み、苦悶等が現れる。
べ夫婦、男女間の争い、雛婚。
て運勢は吉運であるが、離位の事象の離別、死別、信用を失す、財力を無くす等ありて、迷い煩悶す。
て争いである。公事、紛争、裁判、 察問題起る。
て文書、印章等の間違い。