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システム手帳の選び方
用途に合ったサイズを選ぶ
汎用性が高い「バイブル(B6)サイズ」
聖書から大きさを決定したとされるバイブル(B6)サイズは、システム手帳のなかでも定番のサイズ。縦190×横130mm前後の大きさで、収納性と携帯性、書き込みやすさをバランスよく備えているのが特徴です。
また、手帳やリフィルの種類が豊富なためビジネス・プライベートの両方で使いやすく、汎用性が高いのもうれしいポイント。システム手帳初心者の方や、さまざまなスタイルのリフィルを使って自由にカスタマイズしたい方におすすめです。
ビジネスで使うなら「A5サイズ」
システム手帳のなかでも大きめのA5サイズは、記入スペースの広さが特徴。スケジュールやメモ、会議や商談内容などを1ページにたっぷり書き込めるので、ビジネスユースに適しています。
また、A4用紙も半分に折りたためば綴じられるため、資料やパンフレットをスケジュールと一緒に管理できるのが魅力。さらに、リフィルの種類が多く、使い勝手がよいのもうれしいポイントです。
ただし、サイズが大きい分、重くかさばりやすいのが懸念点。持ち運びにはあまり適していません。システム手帳をデスクワークで使用する方や書き込む情報量が多い方、手帳をノート代わりに使いたい方などにおすすめです。
スマートに持ち歩きたいなら「ナローサイズ」
バイブルサイズの長所を活かしたまま、携帯性をアップさせたのがナローサイズです。縦幅はバイブルサイズと同じ190mm前後で、横幅は100mm前後とスリムなのが特徴。長財布と同等の大きさなので、手にすっきりとフィットします。
記入スペースが程よく確保されているため、スケジュールなどをしっかり書き込めるのも魅力。システム手帳をバッグやスーツのポケットに入れてスマートに持ち歩きたい方におすすめです。
ただし、ほかのサイズと比べて手帳・リフィルともにラインナップが少なめという点には留意しておきましょう。
携帯性重視なら「ミニサイズ」
ミニサイズのシステム手帳は、ハンドバックなどに入れて気軽に持ち運べるのが特徴。手のひらサイズの「ミニ6穴(縦145×横100mm前後)」と、スーツの胸ポケットにもすっきり収納しやすい「ミニ5穴(縦120mm×横80mm前後)」から選択できます。
記入スペースが少ないためたっぷり書き込みたい場合には不向きですが、常に持ち歩いて、訪問先や外出先で簡単なメモを取りたい場合にぴったり。携帯性を重視する方や、メモ代わりに使えるコンパクトな手帳を探している方におすすめです。
なお、手帳やリフィルのラインナップはほかのサイズと比べて少なめ。また、ミニ5穴はブランドや取扱店も少ない点に留意しておきましょう。
素材の特徴をチェック
経年変化が楽しめる「本革」
本革製のシステム手帳は、高級感があって劣化しにくく、長く使い続けられます。同じアイテムであっても、革の質感や色合いなどが異なるのも特徴。メジャーな牛革や豚革をはじめ、ワニ革や鹿革、馬革などさまざまな種類が存在します。
また、使い込むほどに色ツヤが増していく経年変化を楽しめるのも魅力。愛着を持って使える、上質なシステム手帳を探している方におすすめです。
なお、本革は水に弱いのがデメリット。防水スプレーや保革クリームなどを使った定期的なメンテナンスが必要となるので、留意しておきましょう。
初心者におすすめの「合皮」
合皮は、布地にポリ塩化ビニル(PVC)やポリウレタン(PU)などの合成樹脂をコーティングして、本革のような雰囲気に仕上げられた素材。本革よりも軽くてリーズナブルなうえ、水や汚れ、キズに強く扱いやすいのが特徴です。
また、カラーバリエーションやデザインも豊富にラインナップされているため、好みのアイテムを見つけやすいのもうれしいポイント。気軽に本革のような素材感を楽しみたい方や、システム手帳を初めて使う方におすすめです。
ただし、耐久性の低さは懸念点。使い込むほどに風合いが増す本革とは異なり、時間とともに表面がベトついたりボロボロになったりと劣化が進んでしまいます。合皮の寿命は数年程度といわれているので、消耗品として捉えておきましょう。
価格重視なら「プラスチック」
プラスチックや樹脂製のシステム手帳は、軽くて持ち運びやすく、汚れにも強いのが特徴。シンプルなモノやポップなモノなど、デザインも豊富に展開されています。
また、ほかの素材に比べて安価に購入できるのもうれしいポイント。リーズナブルな価格でシステム手帳を使ってみたい方や、短いスパンで買い替えたい方などにおすすめです。
手帳の閉じ方をチェック
シンプルな「ボタンタイプ」
ボタンタイプは、開閉しやすいうえ、表紙をしっかりと留められるのが特徴。衝撃を受けても外れにくいので、カバンのなかで不意に手帳が開いてしまうのを防げます。ただし、長期間使っているとボタンがゆるくなり、外れやすくなる場合もあるため留意しておきましょう。
手軽な「バンドタイプ」
バンドタイプは、ベルトを輪に通すだけの手軽さが特徴。必要に応じてサッと開閉できるので、忙しいビジネスシーンでの使用に適しています。
ただし、扱いやすい反面、外れやすいのがデメリット。意図せず手帳が開いてしまう場合もあるため、大切な書類やメモを挟んでおくのは控えましょう。
開閉しやすい「マグネットタイプ」
マグネットタイプは、ベルトやカバー部分にマグネットが内蔵されており、片手で簡単に開閉できるのが魅力。シンプルで使いやすい手帳を探している方におすすめです。
ただし、マグネットの挟むリフィルの量が多かったり、カバンの中でほかの荷物とぶつかったりすると外れてしまう場合もあるので注意しましょう。
挟むページ・アイテムが多いなら「ゴムバンドタイプ」「ファスナータイプ」
リフィル・書類・パンフレットなど、挟み込むページやアイテムが多い場合には、閉じやすいゴムバンドタイプがおすすめ。表紙をしっかりと留められるので、カバンのなかで不意に手帳が開いてしまうのを防げます。
ただし、ゴムバンドタイプはラインナップが少なめ。さらに、長期間使用するとゴム紐が劣化して伸びしてしまうため、交換が必要な点にも留意しておきましょう。
また、手帳の全面を保護したい方にはファスナータイプが適しています。ほかの留め具よりもしっかり閉じられて安定感があるうえ、大切なメモや領収書、シールや小銭などの小物を一緒に収納できるのもポイントです。
書き込みやすさとリフィルの量を考えてリング径を選ぶ
一般的に、システム手帳のリング径には8〜30mmと幅広いサイズが存在します。サイズの違いによる特徴を押さえて、用途にぴったり合うアイテムを選択しましょう。
リング径が大きいシステム手帳は収納力が高く、リフィルを大量に挟めるのがメリット。ただし、大きなリングが指やペンのジャマになり、書きにくい場合があるのは懸念点です。
リング径が小さいモノは、書き込みやすい反面、挟めるリフィルの量が限られてしまうのはデメリット。リフィルの収納目安は、リング径8mmで約60枚、20mmで約150枚、30mmで約260枚です。
書き込みやすさを重視する場合はリング径20mm程度までのモノを、リフィル量を重視する場合は20mm以上のモノを検討してみてください。
収納力をチェック
より使いやすいシステム手帳を選ぶためには、収納力も忘れずにチェックしておきましょう。ペンホルダーをはじめ、名刺やメモをストックしておけるカードポケット、地図やチケット類を収納できる外ポケットなどが付いていると実用性が高まります。
システム手帳と一緒に持ち歩きたいアイテムを想定して、用途に合ったモノを見つけてみてください。
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