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2021年04月13日

apple アップル「WWDC21」注目はU1チップ、そしてメガネ




WWDC21 - Apple Developer

アップルは毎年恒例行事となっている世界開発者会議「WWDC」を、2021年6月7日からオンラインで開催することを明らかにしました。

2020年のWWDCは、新型コロナウイルスの影響で初めてオンライン形式を選択しましたが、2021年6月も引き続き、オンラインで最新のプラットホームの技術やAPIを発表することとなりました。



 



米国ではワクチンの接種が急速に進展している一方、変異株などを含む「第4波」への懸念も報じられるようになりました。もともとアップルは2021年6月まで全社的なリモートワークを継続すると明らかにしていたため、2021年もオンライン開催を継続するだろうと筆者は見ていました。

●衝撃的だったWWDC20基調講演


これまでWWDCは、サンフランシスコもしくはサンノゼの大規模な会議場で開催され、初日の基調講演を皮切りに、アップル技術者によるハンズオンや、個別の技術に関するセッションが組まれていました。

リアルな会場のスペースに限りがあることから、参加費用は1500ドル(約17万円)と高額ながら、このチケットを奪い合う抽選が繰り広げられてきました。WWDCに参加する意志がある開発者が、必ずしも毎年参加できるイベントではなかったのです。

2020年に初めてオンライン開催となったWWDCは、基調講演もセッションもすべて事前に収録されたビデオで展開されました。特に基調講演はこれまで通り2時間ほどのプログラムでしたが、単にステージや演題での講演の様子を収録しただけではなく、Apple Parkをフル活用し、映像効果や場面転換などが緻密に作り込まれた「映像体験」でした。

来映えは「オンライン○○」の退屈な長時間映像が当たり前になっていた我々にとって、大きな衝撃を与えました。特に大学で講義をしている筆者にとっては、自分の90分間の代わり映えしないオンライン授業と比較し、猛省したことを今でもおぼえています。

●オンライン開催で明らかになったメリット


ステージでのプレゼンテーションはライブ感があり、より話者の個性が引き立つ印象を受けます。一方、作り込まれた映像でのプレゼンテーションは情報量が大幅に増えた印象。視聴を終えたときには今まで以上にくたくたになっていて、情報伝達の効率は明らかに高まったと思います。

同時に、特に英語圏以外の開発者にも大きなメリットがありました。

例年のWWDCはすべて英語で展開されます。取材も英語を聞きながら日本語でライブツイートをするよう努めてきました。しかし、用意された映像には、英語だけでなく様々な言語の字幕が用意されており、たとえば日本の開発者は、日本語の字幕で正確な情報をいち早く確認できるようになったのです。



 



これは中国語やその他の言語でも同様で、これはオンライン開催の大きなメリットといえます。

裏を返すと、メディアはこれまで英語の情報をその国の言語で伝える部分も価値となってきましたが、その価値は失われ、代わりに、新しい技術の背景や、これによって生まれるアプリが世の中をどう変える可能性があるかという部分によりフォーカスして書けるようになりました。

●2021年のWWDC、注目ポイント


アップルは2020年のWWDCで、Macを自社設計のApple Siliconへ移行させることを宣言しました。その後登場したM1搭載Macまで見ても、近年で最もインパクトの大きなWWDCだったと振り返れます。

では、2021年のWWDCの注目ポイントはどこになるのでしょうか?

まずは、既に搭載デバイスが増えつつある中で、まだ積極的に活用されていないハードウェアをどうするのかというポイントがあります。たとえば超広帯域で正確な測距が可能なU1チップの存在です。

iPhone 11に初めて搭載され、iPhone 12シリーズ、Apple Watch Series 6、そしてHomePod miniにも搭載されました。現在はAirDropで相手を探したり、iPhoneとHomePod miniのペアリングでの活用に留まっていますが、まだまだいろいろな可能性を秘めています。特に、HomePod miniに搭載されている点が気になっています。

複数のHomePod miniを部屋に設置すれば、相互に位置関係を認識し、部屋の中の位置や動きをより正確にとらえられるようになります。

前回の記事でご紹介した「HomePod miniを複数台設置することでサラウンド環境を作り上げる」アイデアのほかに、そもそも部屋に探しているデバイスがあるのかどうかを調べることができます。

アップルは各デバイスのアプリとして「探す」(FindMy)を提供していますが、現在はGPSベースの位置情報であるため、家にありそうだとわかっても、部屋のどこにあるかまでは分かりません。U1チップを搭載するデバイスが増え、部屋にHomePod miniとしてU1チップが置かれていれば、Siriが、探し物の場所を、HomeKitで設定した部屋の名前を通じて教えてくれる、といったことはできそうです。



 



HomePod miniを2台設置した部屋の中で、Apple Watch Series 6を装着している人の動きをとらえることもできます。固定された2点と、Apple Watchの動く人の位置や動きをとらえることで、部屋の中のストレッチなどのエクササイズの計測に、正確性が増すかもしれません。

とくにAppleは、サブスクリプションサービス「Fitness+」を提供しており、Apple Watchの心拍数と連動する仕組みを実現していますが、連携する情報を、体の動きにまで拡げていくことができることになります。

●ところで、メガネのMemoji…


さて、今年のWWDCのテーマとなる画像は、MemojiがMacBook Proを開いているMemojiです。このシーンは、2020年に発表されたM1 Macのプレゼンテーションで、ソフトウェア開発のトップであるシニアバイスプレジデント、クレイグ・フェデリギ氏がMacのディスプレーを開けた際、macOS Big Surの標準壁紙のカラーが映り込む演出から来たもの。

Memojiは何種類か用意されており、人種多様性を表現する意味合いもありますが、1つ不自然なのは、フェデリギ氏がかけていなかったメガネを装着している点。つるのないメガネはもともとMemojiに用意されていますが、このメガネが憶測を呼んでいるのです。アップルにはともとARやVRのゴーグル、あるいはグラス開発の噂があったからでした。

アップルはハードウェアのリリースの前に、ソフトウェア開発が伴う場合は、先にWWDCで発表して開発者に先行時間を与え、製品リリース時までに面白いアプリが揃っている状態を作り出します。

たとえば、直近ではM1搭載のMacを2020年6月のWWDCで発表し、開発者向けにはM1ではなく、A12Z BionicをMac miniの筐体に搭載した開発者キットを提供。そしてM1搭載Mac3モデルを2020年11月に発売しました。この先行期間が1年あるいは1年半になるかもしれません。

アプリが動くハードウェアが出るなら、発売する前に開発環境を明らかにするのがアップルの流儀です。となると「Appleグラス」のような製品もしくは新しい製品プラットホームをWWDC21で披露し、発売を年内もしくは2022年に設定する、といった流れも考えることができます。

とはいえ、単に画面に映っているカレンダーのアイコンを見せたかっただけかもしれませんが……。

 
posted by gomabon at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | デジタル
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