初音ミク Project DIVA MEGA39’s – セガゲームス
ボーカロイドをテーマにした人気音ゲー「Project DIVA」シリーズ。これまでコンシューマー版はPSPやVita、PS4といったプレイステーション系列でしか発売されていませんでしたが、この度初めてニンテンドースイッチで遊べるようになりました。
収録楽曲は、「Project DIVA」シリーズでも特に人気の100曲に、書下ろしで作曲された「Catch the Wave」を加えた全101曲。操作方法は、アーケード版に近い「アーケードモード」と、Joy-Conを使った「ミックスモード」の2種類に対応しています。
コスチュームは、300種類以上を収録。また、スイッチ版の新要素としてオリジナルの衣装を作れる「Tシャツエディット」を搭載しています。まだプレイしたことがない方はもちろん、過去作をやり込んだ方にもおすすめのゲームソフトです。
電子の歌姫・初音ミクとセガとのコラボレーションプロジェクト“SEGA feat. HATSUNE MIKU Project”が10周年を迎えたことを記念して発売された『初音ミク Project DIVA MEGA39’s(プロジェクト ディーヴァ メガミックス)』。『初音ミク Project DIVA』 シリーズは現在までPlayStation3、PlayStationPortable、PlayStationVita、PlayStation4と多くのメディアで発売されてきましたが、Nintendo Switchでは今作が初めての発売になります。自宅のTVやモニターはもちろん、携帯することでいつでもどこでも初音ミクのリズムゲームとPVが楽しめます。
3Dモデルの初音ミクが登場するPVやオリジナルPVを元にした映像もさることながら、キャラクターモデルのグラフィック表現が贅沢にもアニメ調にオールリニューアルされています。さらにモジュール(コスチューム)は300着以上が実装されており、収録楽曲はシリーズ初登場曲を含む101曲。新規収録曲は『エイリアンエイリアン』(Music & Lyrics by ナユタン星人)、『39みゅーじっく!』(Music & Lyrics by みきとP)、『Catch the Wave』(Music & Lyrics by kz(livetune))など10曲が追加されており、アップテンポな曲から主題歌である10周年記念曲も楽しめます。さらに早期特典としてプラス4曲、現在発売中の追加楽曲パックを購入するとさらに6曲追加され、総楽曲数は111曲という大ボリューム。『初音ミク Project DIVA MEGA39’s』は、まさに10周年の集大成に相応しい作品となっています。
文 / みかそ
極めるモードはどっち? もちろん両方です!
『初音ミク Project DIVA MEGA39’s』は、シリーズでおなじみの“アーケードモード”に加え、 Nintendo Switchならではの“ミックスモード”が追加されました。アーケードモードもミックスモードも初回プレイ時には丁寧なチュートリアルが入るので、初心者はもちろん経験者も戸惑わずすぐに遊べるようになっています。チュートリアルはギャラリーからいつでも見直せるので自分用の確認だけに留まらず、お友だちに布教する際にも大いに活用していきましょう。
▲各チュートリアルでは可愛らしい“はちゅねミク”が操作方法を丁寧に教えてくれます
アーケードモードはシリーズをプレイしたことがある方はご存知のとおり、曲に合わせて飛んでくるメロディアイコンとターゲットアイコンが重なるタイミングで対象のボタンや方向キーを入力し、クリアゲージまでスコアを貯めて各難易度で設定されている達成率を目指します。達成率を超えるとその曲はクリアになりますが、途中で失敗しすぎるとサクサクとLIFEゲージが減っていってしまいますので注意。もちろんLIFEゲージがなくなるとチャレンジ失敗になります。メロディアイコンとターゲットアイコンのタイミングが合うと“COOL”と表示され、プレイ中でもわかりやすくなっています。高スコアを狙うには、この“COOL”を何回連続で出せるかにかかってきます。
▲初見の場合、“COOL”が続いているかどうかなんて気にしている暇などないですが……
ここで筆者が陥ったのはメロディアイコンがJoy-Conの“XYBA”表示だったことです。PlayStationVitaでプレイしなれている筆者はどうにもこの表示に苦戦させられました。ちゃんと確認せずに逸る気持ちでプレイしていた筆者はのちに気づくのですが、カスタマイズに“メロディアイコン表示”という項目があります。そこから“△□×○”に変更可能なのです! いやほんと凄い、というよりとてもありがたい。すぐさまメロディアイコン表示を変更しました。また、プレイ中にタイミングが合わなくてなかなか“COOL”が出せないという方は、“タイミング調整(全曲共通)”を行うことをおすすめします。曲に合わせていると自分で思っていても、実際に調整を行うとボタンを押すタイミングが少し遅かったり早かったりする場合があります。通常プレイをしていていつもワンテンポ遅い・早いと思う方は、タイミング調整でピタっとハマるかもしれません。
▲カスタマイズでは、ひとつのボタンに複数同時押しを設定することも可能です
アーケードモードはEASY、NORMAL、HARDが開放されていて、どの段階からもプレイ可能です。ただし、HARDをクリアしないとその上のEXTREMEは開放されません。HARDくらいからかなりの量のメロディアイコンが降り注いできます。NORMALからでも“CHALLENGE TIME”中には複数アイコンの同時押しが出てきます。慣れていけば左右の手を使って押すことも可能ですが、カスタマイズのキーコンフィグから各ボタンや方向ボタンに設定するとプレイが楽になります。たとえば、“△□×○”をZRボタンに設定といった感じで、難しい複数同時押しをワンボタンに設定することができるのです。高難易度になったら必須ではないかと思われるこのキーコンフィグの扱いですが、筆者はまだキーコンフィグをいじるところまで来ておりません。設定したものを覚えきれないので少しずつ追加する予定です。筆者のプレイの楽しみかたはEASYから順々に難易度を上げていき、どの曲も金色のExcellentか赤い星の付くPerfect狙いで進めて遊んでいます。縛りプレイのようなものではありますが、筆者には当たり前の遊びかたになってます。このように、プレイしていくうちに一人ひとりの楽しみかたが生まれるのも面白いところですよね。
▲CHALLENGE TIMEでは、NORMALでも少し難しいノーツが飛んできます。もちろん同時押しも……
▲HOLDと表示されているノーツはボタンを長押しすることでスコアがどんどん加算されます、なるべくぎりぎりまで押していたいのですが、すぐに次のノーツが飛んでくるのでやはりキーコンフィグは大事
▲金色のExcellentの“E”が並ぶと、とても気持ちがいい
新たに追加されたミックスモードは、Joy-Conを縦に持つ“いいね持ち”をして手首を左右に傾けて遊びます。落ちてくるノーツに合わせて手元のカーソルをJoy-Conの傾けで動かし、ノーツに合わせてZL/ZRボタンを押すことでミクさんが歌ってくれます。
ミックスモードはEASY、NORMAL、HARDの3種類の難易度で、NORMALまでは開放されています。筆者の甥っ子(小学2年)でも十分プレイを楽しめましたので、こちらはどちらかというと子どもから大人まで手軽に楽しめるモードなんだと思います。もちろん難易度が上がればミックスモードもやり込み要素は十分ありすぎるほどですが、友だちと一緒にプレイしたり、わいわいと気楽に遊ぶにはとてもいいモードだと思います。所持層の幅広いNintendo Switchだからこそ、見たまま手軽に操作しやすいミックスモードが追加されたのではないかな? と真剣な表情で遊ぶ甥っ子を見て思いました。
▲EASYはノーツを拾う幅も広く、片手だけでプレイできたりとわかりやすくなっています
今作は練習に関してもプレイヤーの心を鷲掴みです。なかでも筆者が震えたのは”プラクティス”というもの。今まで練習の際、「このラストの一部分だけを練習したい。けれど最初からのプレイになるから何度も練習するのはしんどいな」と思っていました。プラクティスではそれが解消され、曲の練習開始位置を設定できるんです。小気味よく何度も繰り返せて練習が捗ります。待ってました、こういう機能! プレイ中でも開始位置の変更が可能なのでどんどん活用していこうと思います。
曲全体を練習する際は“完奏モード”をONにすることで、LIFEがなくなっても楽曲の最後までプレイすることができます。曲全体のノーツの流れを確認したり記憶したり、同時押しがある場合は曲ごとにキーコンフィグを設定して練習するのもいいでしょう。また、やや複雑なノーツが飛び交う高スコアチャンスのCHALLENGE TIMEの練習にも適しています。ただし完奏モードでHARDをクリアしても、その上のEXTREMEは開放されませんのでご注意を。
▲プラクティスでスタートした場合、背景にPVは流れず静止画で練習が行われます
どちらのゲームモードも我々のプレイに合わせて可愛らしいミクさんが歌い上げてくれますが、基本設定では操作を失敗するとミクさんが歌わなくなるので、気になる方は“カスタマイズ→ゲーム・操作設定→アーケードモード→失敗時のボーカル”を“歌う”設定に変更しておきましょう。ちなみに筆者は失敗箇所を知るためと、「私が歌わせている!」という高揚感も得るため“歌わない”設定派です。
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