功徳のほどを伝うべし
仏の慈悲のかぎりなく
末世の衆生救わんと
変化法身仏舎利尊
霊処かずあるその中に
法身駄都如意宝じょうそん
化導利生はてしなし
悪業一切断ち切りて
この塔安置のところには
人みなすべて安穏に
疫病苦厄のうれいなし
日々の似養を心るるな
法身如来あらわれて
つくるといえど宝塔の
ちりばめ輝くさまとなり
十万世界を照らすなり
微妙の法を説き給う
凡夫の法性たちまちに
衆生の胸にしみ透る
さてまた過去世に貪りの
衣類さえなき貧しさに
至心に宝生いのるなら
三辨宝珠と変化して
珍宝名衣上服や
日々に富貴の身とならん
苦患にもだゆる身なりとも
重き病いもその日より
功徳ほとほとのべがたし
供養の徳を積むことぞ
人のうらやむ財産も
悪因ひとっあるならば
家系の因縁断ち切りて
父母祖父や祖母どちの
血肉を通して子や孫の
我れに犯せし罪とかの
つぎにはわが身の因縁ぞ
業障ふかき祖父祖母を
犯せし罪の果報ぞや
わが身の不徳かえりみて
八十億劫積もり来し
消えて菩提の道ひらく
畜生界に生きる身も
抜苦与楽の門に入る
まず第一はの供養
香華燈塗をととのえて
供養の種をまかざれば
百味の飲食かぎりなし
また業病や難病の
至心に礼井供養せば
疼凡て天寿を全うす
先づは信心あっくして
とりわけ解脱をねがうべし
巨万?冨も権勢も
すべて苦の種泣きの種
先祖の業障除くべし
おかせし悪因悪業は
悪しき運命のもととなる
覚えもなきに苦しむは
因縁悪しき父母や
持っはおのれが前の世に
先祖うらむな身を悔め
至心に解脱の供養せよ
生死輪廻の罪障も
無幄地獄や餓鬼地獄
大光明を身にうけて
三種供養ぞ尊とけれ
身供養とも申すなり
力のかぎり供養せよ
福徳宝生のぞみなし
種粧一升まきおけば
種を惜しみてまかずして
功徳の種をまかずして
まけばまくほどみのるもの
解脱宝生ねがうなら
さて第二には行供養
思わば人をまず救え
五升や一斗はみのるぞや
米麦とれたるためしなし
果報の徳は得ぬものぞ
骨身惜しまずまくことぞ
梵行功徳の種をまけ
わが身わが子を助けんと
これが因果の大法と
釈尊もに如来を申すなり
決して因縁解けぬぞや
因縁積んで今の身ぞ
力つくして救うべし
釈迦如来むり功徳身にうけて
おごり怒りは百千の
下座の精進忘るるな
悩める人を救うべし
仏舎利供養を弘むべし
生身如来の説きませる
成仏法の尊きを
聖経の護侍宣布をば
事・行・理の三供養
三種供養を忘るるな
三福道こそこれなるぞ
正法仰ぐ聖衆の
わが身わが身といい暮らし
されば行者は徳を積み
仏舎利供養をなす人は
功徳の壮を焼くと知れ
如来の加待力身にうけて
苦しむ人の杖となれ
さて第三に理の供養
七科三十七道品
ひろく世間に伝うべし
理の供養と申すなり
仏舎利供養の根本ぞ
生身如来の説き給う
法身如来のみもとにて
宝生解脱加持門の
のちの世のため人のため
世界を救う大誓願
諸天善神より集い
因縁解脱は大悲にて
大慈大悲のみほとけの
変化法身仏舎利尊
因縁解脱の道を行く
仏舎利尊ぞ尊とけれ仏讃歎あそばさる
昼夜行者を護るなり
福徳宝生大慈なり
変化法身釈迦如来
福徳宝生身にうけて
仏舎利尊ぞありがたし
帰命頂礼 仏舎利尊
信解のしるべ示さんと
っづりてあらあら和讃とす
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