いみじのあんちの徒然なるままに

「魔王学院の不適合者 〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜」
は、新章・勇者学院編です！

魔剣大会が幕を閉じた魔王学院では、人間界・アゼシオンの勇者学院との交流授業の話が進んでいた。平和な時代、魔王学院の生徒は勇者とは何かを知らない…
午後の自習でサーシャたちに地獄の特訓を課すアノス。アノスに魔剣イニーティオを折られたレイは、ミーシャに作ってもらった氷の魔剣で、アノスに挑むが簡単に砕かれる…自習の後、アノスは宝物庫にレイを案内し魔剣を選ばせる。レイが選んだのは…一意剣シグジェスタ！それは、アノスの右腕シンが使っていた剣だった…
アゼシオンには、先生でも２日かかる行程を、アノスはたった１秒で着いてしまう！
各自行動をとる中、「調べ物がしたい」というアノスにサーシャがついて行く。
「サーシャ。以前、お前の魔眼が綺麗だと言った事、あれは嘘ではないぞ」「きゅ、急に何を言ってるのよ？」「何がだ？俺はお前の魔眼が欲しいと思った。どういう意味か解らぬほど子供でもあるまい…約束だ
俺の魔眼が届かぬ危機が訪れたなら、お前が代わりにその魔眼で皆を守れ」「約束を守ったら…子ども扱いしないでくれる？」
アノスが学院に堂々と侵入しようとすると
「はーい、そこの２人、大人しくして。勇者学院は部外者立ち入り禁止だぞ」
呼び止めたのは勇者学院３回生エレオノール・ビアンカ。アノスたちが魔王学院の生徒で、勇者の伝承に興味があると聞くと
「わお！勉強熱心なんだ！じゃ、中入ってく？」「部外者は立ち入り禁止って…」「ボクと一緒ならお咎めなしだぞ」
エレオノールに学院を案内してもらう事に


ここでも、暴虐の魔王の名はアヴォス・ディルへヴィアに改竄され、勇者カノンが魔王を倒した事になっていた！
そこに勇者カノンの第一根源の転生者レドリアーノ・カノン・アゼスチェンと、第三根源の転生者ラオス・カノン・ジルフォーが現れる。カノンを知るアノスにとって、生まれ変わりとは思えぬ２人…アノスの不遜な態度にラオスが攻撃を仕掛ける！
「瞬きするんじゃねえぞ。凄えもん、見せてやるからよ！」「ふむ、瞬きというと」
アノスは瞬き一つでラオスを吹き飛ばす！
レドリアーノが詫びを入れ事なきを得る。帰り際、エレオノールが気になる事を話す
「もしかして、アノスくんって転生者なの？」「そうだ」「２千年前の勇者カノンを知ってる？」「ああ、転生前に一つ約束してな。会えるならばと思っていたが」「そう…アノスくん。勇者カノンを探しているなら、もういないぞ。少なくとも君の知っている彼は」「どういう意味だ？」「２千年前、彼は殺されたんだよ。根源はあっても、彼はもうかつての勇者じゃない。探しても、きっと後悔するだけだぞ」「誰に殺された？」「人間…だぞ…」

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