おはようございます。あるへです。
本日はこちら「ダークセクター」のレビューです。
結論から申しますと、これは隠れた名作でしょう。個人的、主観的な推論でまったく参考にならない(笑)意見をあえて述べますと、本作をプレイした人の中で、これが面白くなかった、と答える人はほとんどいないんじゃないでしょうか?
公式サイト
ざっくり紹介しますと、とある主人公エージェントが世界で猛威を振るっている生物ウィルス事件を解決するために送り込まれるも、逆に感染させられてしまい、その過程で目覚めていく超常のパワーを駆使しながら使命を果たすTPSアクションゲームです。
その肝である要素が「グレイブ」という、変異した右腕から分離するブーメラン。本作品は銃弾やお金のリソースがかなり絞られていますので、このグレイブを活用することが攻略の鍵になります。
使い方は簡単、ただ投げるだけ。ゴア規制が緩いため、敵の頭部に向かって投げれば見事首ちょんぱ、手足に当たればすっぱり切れて、敵はかなり悲痛な叫び声をあげます。たったこれだけでも、すごくゾクゾクしてきまして(私がアブナイ人のようですが、プレイしてみればわかっていただけるはずです)、タイミング良く溜めて投げるパワースロウで二枚、三枚抜きなど出来ると、かなり爽快です。
他にもマップの環境を使って(炎、氷、雷)グレイブに属性を灯し、効率的に敵を退治したり、通行するためのギミックに使用したりできます。
で、そのグレイブをさらに気持ちよく使いこなすための機能が「アフタータッチ」でして、要は投げた後のグレイブを操作することが出来るんです。
以前紹介したWantedのように、カバーポイントに隠れた敵を、壁を越えて襲撃したりできるんです。
というわけで、銃撃よりもグレイブを投げまくるのが楽しい本作ですが、より客観的に分析すれば至らない点もそれなりに見受けられます。
ストーリーはなかなか熱いものがありますが、王道、テンプレ、といった冷めた見方もできます。グレイブの使い方も、他に穿った投げ方、トリッキーな使用法などありませんので、場合によっては飽きるかもしれません。
よくある異能系TPSですよね。
このゲームのコレが面白い、というような突出した部分は、もしかしたらないのかもしれません。私がこのゲームを名作と感じ、プレイしていてとても楽しい、と感じたものはもっと深い部分にあるんじゃないかと考えました。
このゲーム、本作品を開発する全ての人が、そしてプレイヤーも含めてちゃんとコンセプトを理解できているんじゃないかと思いました。「これはこういうゲーム、ちゃんとゲーム作りの四本柱を適度に絡めつつ、こうすると良いんじゃないか」みたいな姿勢が製作者の中に浸透していて、ブレを感じさせないのです。なおかつ、これを初めてプレイするユーザーも、気がつけば自然にそれを受け入れている。そんなシンクロ率が高かったため、私はこのゲームを名作だと感じ、主観意見まるだしで「プレイしたら皆好きになる」と爆弾発言してみました。
意外と操作がキビキビ反応してくれて、走ると割と早いんです。そういう快適性、操作性も心証に響いているのでしょうか。
ともあれ本作品は、プレイしてみないと面白さがわからない部分もあるかな、と思った次第でした。
ではでは。
P.S.
上部に貼った公式サイトリンクから、スクリーンショットの項目を選び、3Dスクリーンショットを試してみてください。SSなのにぐるぐる動かせるとか、びっくりしました。
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そんな彼らの悲鳴を聞きたいがためにザクザクとグレイブを投げまくる……サディスティックな一面を引き出してくれる良い演出だと思います。
終盤でプロトアーマーを装着した時なんかは「俺、完成」とか思わず思ってしまいました(笑)。
ストーリー進行に沿って、主人公の能力が解放されていくのも時間の概念を感じさせて面白いと思います。
私もご多分に漏れず、グレイブがお気に入りでした。
映画の『プレデター』が好きな私は、
「いやっっふぉ〜い!! プッレデターごっこだ〜い!」
と純真無垢にキャッキャしていたのを今でも覚えていますw
部位切断時の悲鳴というか絶叫は、
本当に真に迫っていて驚きますよね〜。
ただ単純な痛みだけではなく、
手足を失った恐怖心や絶望感などが、
文字通り痛いほど伝わってきます。
言葉では伝えきれないほどの名演技。
是非一度聴いてみて欲しいですよね。