おはようございます。あるへです。
本日はこちら「アンパッキング」のレビューです。
Xbox Live GoldがXbox Game Pass Coreになって、Game Passの一部のゲームが旧Goldメンバーでも遊べるようになりました。以前から言っているように私はGame Passの制度やフリープレイという制度が好みではないのですが、そうはいってもね、ってやつ。せっかく遊べるなら、何かしらこの恩恵に与(あずか)ってみたいなぁと常々思っていたのです。
引っ越した新居で荷ほどきをしつつ、その人物の半生を思い描くという斬新なゲームです。
世間の評価は非常に高いのですが……。
これは、遊ぶ時期が悪かったかも(汗)
さんざんKemcoでせっかちプレイをしてきた脳が、突然禅の要素を含み、イメージと想像、そして創造を働かせるゲームを一晩で遊びきるとどうなるか。
いやぁ、正直絶賛されていることの3割程度しか体験できなかったんじゃないかなぁ。
たしかに、年代が進み、部屋の様子から現在の状況を知れたり、ずっと大事にしている物が出てきたり、増えてたり、状況としての時の進みというのはよくわかりました。
ただ、マグネットの一個一個や皿の一枚一枚に特に何かを想い馳せることはできず(マグカップの縁が割れてるのに使い続けてるぅ、とか見てわかる変化には気づけるんですけど)、むしろそういった想起の遊びよりもパズルとしてのあえての不便さ、不明瞭さに四苦八苦。
これはいったい何? 自分の知ってる文化環境じゃないもんで、普通そこにはどういったものを置くものなのか、これはいったい何なのか、え?そこに置くもんなの?いやいやそれってそこじゃなくない?っつうかスペース足りねぇ!
みたいな感じで普通にパズルに悪戦苦闘してました。
自分の生活感の無さ、無精さ、お勝手周りなどの知識の無さを思い知らされたゲームでしたね……(笑)
本作は一方でパズルゲームという側面を持っている以上、どこに何を置くか、そこはかとなく問われるゲームです。しっかり整頓して見栄え形よく敷き詰めるのがコンセプトなんですが、まぁ、実際って、もっと余裕あるもんじゃないですか。別にスペースなかったら床に積んどいたっていいじゃないですか、特にこのクソ狭い日本では。
あとからあとから、段ボールから次々と出てくる「ホントにコレいる?」と感じる小物が所せましとテーブルやキッチン棚に積まれているのを見ると、ゲームや映像作品としての華やかさと同時にリアリティが乖離していって、なんかねぇ、うまくハマれなかったんですよね。
私みたいな意見は少数派だと思います。雰囲気良かったし。
出てくるものが軒並み意味不明で、持ち主や姿もわからぬ主人公に感情移入することはできませんでしたが、非常に愛を持って丁寧に作られたであろうことは手触りでわかります。
そんなわけで、せっかく遊んでみた本作だけども、現在の私にはうまくマッチしない残念な結果となりました。
面白そうなゲームを探している、とか、評価がいいからやってみる、とかではなくて、自分の中に少し落ち着きたい欲求がある、最近使ってなかった脳の部分を使ってリラックスしたい、時間という概念の中に自分を浸してみたい、そういった何かしら自分の中に不満から来る欲求を抱えている時に遊ぶのがベストタイミングだと思いました。
自分の中にも落ち着くための準備や心構えみたいのが出来てないとハマれないのかもしれないですね。
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