おはようございます。あるへです。
本日はこちら「キングダムハーツ:スリー ファイブ エイト デイズ オーバー ツー」のレビューです。読み方わからんwww
本作は日本版Kingdom Hearts -HD 1.5+2.5 ReMIX-内に収録されたタイトルのひとつで、操作を一切必要としない映像作品になります。
前回のチェインオブメモリーズの裏側で何が起こっていたかを補完するという位置づけですが、そのストーリーの多くは、チェインオブメモリーズでも出てきたアクセルと、KH2のプロローグで主役となるロクサス、そして謎の少女シオンを中心としたXIII機関内でのお話になります。
私の思い出の中だと、2でいきなり知らん奴が主人公みたいな顔して操作可能になり、その後しばらくストーリーが進んでいくので、ディズニーワールドに出られるのはいつになるのかとやきもきしつつも、こいつがソラに代わる新しい主人公なのかと受け入れ始めたところで真打登場、その際のロクサスの最後の言葉「俺の夏休み、終わっちゃったな」っていうのが物凄く印象に残っていて、めちゃくちゃ寂しくなったのを覚えています。
それでね、その後ソラがなんかパーっと目覚めていたようなシーンを朧げに思い出したのですが、それがこのチェインオブメモリーズと本作の伏線回収だったのですね。
それゆえ、私の中では結果ありき、2をプレイした記憶の中で最終的にこうなるという事実込みでこの作品を眺めることになりました。
つまり、KH2でシオンという名前を聞いたことはなかった気がするし、ロクサスも途中退場するということは……的な、もうね、美しい終わり方ではあるけども、悲劇的な展開が待っているという予感を感じさせながら鑑賞するわけですよね。
358日目が運命の日であるということは、誰もがわかっているわけですし、その日に向かって日付が進んでいく演出は憎いという他ありません。
派手な戦闘シーンなどはほとんどなく、会話シーンのみで淡々と語られていくのですが、瞳が大きく、リップシンクを混ぜたCGは表情の変化が読み取りやすく、観ていて退屈間は感じませんでした。三人の関係性の変化や状況の変化などをうまく表現できており、非常に見応えのある内容となっています。
チェインオブメモリーズの実績をコンプするためには本作の視聴が必要になりますが、KH1のシークレットムービーで小出しにされていたシーンなどもきちんと描かれるので、全スキップはかなり勿体ない内容でしたね。心にジーンと刺さるストーリーですし、これは別の見方をすればソラでもリクでもロクサスでもシオンでもなく、シリーズいちの苦労人アクセルの物語かもしれません。本作に触れておくと、アクセルの株がめちゃくちゃ上がり、2で出てきたときも様々な思い出を想起させられて、きっと熱くなれることでしょう。だってそうでしょう? 自分だけ残されちゃったんだよ?
是非とも、チェインオブメモリーズをソラ編、リク編、終わらせてから一気に観たい作品でした。
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