本日はこちら「アルバスティア戦記:天星の柱と水晶の巫女」のレビューです。
本作の目玉は100人超の仲間ということで、基本的にはいつものKemcoゲーに変わりありませんが、行く先々でがんがん仲間が増えていくのは結構楽しかったです。こいつらにはそれぞれ補正があるので、伸ばしたいステータスを目安にメインキャラクターの後ろにくっつけたり、なんちゃら議会みたいなところに配置してダメージを底上げしたり。
こういったたくさんの仲間をやりくりしてステータスを底上げしていく感じ、簡素なディスガイアみたいな感覚で面白かったです(4にそういうのあったよね)。
スキルはMPの代わりに回数制になっており、強力なスキルは一度の戦闘中に使える回数が決まっています。実力が拮抗していれば熱い展開にもなった……のかな?
HPやこの使用回数は戦闘が終われば全快するので、画面が切り替わってから次の戦闘の準備などをする手間が省けてかなり快適でした。
お話はねー、うーん。
初めこそベタベタなキャラ設定に物語の展開にと、歯牙にもかからぬストーリー運びでしたが、中盤頃になってライターの妄想に火が付いたのを感じました。
「あ、こういうの書きたかったのね」ってのがわかってから、キャラクターのセリフや掛け合いが生き生きし始めたと思います。
なんて、お前は先生か(汗)
さて……、これ以上どう続けようか……。
プレイ時間は20時間弱で、休憩にはベストな感じでしたけど、また例のあの地獄に戻っていかなければならないのかと考えると、もうちょっとうだうだしてたかったなぁ(笑)
追記
Kemcoゲー。今までの私のプレイスタイルだと王道に倣って全体を攻撃できる強力なスキルなどをぶっ放して敵を滅殺していたのですが、実はこのシリーズのビルドには通常攻撃推しなオプションも豊富なんですよね。今までのアスデバシリーズとかだと通常攻撃に限り、ヒット数が増加したり、攻撃力に拠らないランダムなダメージに変化したり、敵を倒すと続けて攻撃出来たりetc.
本作には武器につけられるオプションとして「通常攻撃力強化」と「全体化」というものがありました。
今まで興味はあったけどどうしてもスキルの方が強力かつお手軽だったので無視していたのですが、ちょっと試してみようかと。
つーわけで武器強化が捗ってくる中盤から、言わば通常攻撃縛り、みたいな遊び方してみたのですが、フツーにめちゃくちゃ強かったです(笑) あと何より快適! 必要な操作が極限まで少なくて済む(たったの1ボタン)のは想像以上に快適でしたね。次の作品も可能であれば試してみたくなりました。
今回の戦闘は一人ひとりが使えるスキルの数は少なく、欲しいスキルを持ったキャラをチームに入れて使う、とか、でもそうするとステータスの伸びが良くない、とか、特殊な効果を発動させるために一つの種族でまとめたい、とか、そんなジレンマを抱きつつ仲間を入れ替え、理想のチームを作っていくのが開発者の狙いだとわかるのですが、まぁ、一言で言えばメンドクサイのでね(笑)
そんな理由もあって通常攻撃のみの脳筋で突き進んでみたわけです。見事に何の問題もなく最上難易度のラスボスも裏闘技場のボスもワンパンでした(笑)
デメリットと言えば、戦闘能力に関しては何の問題もないのですが、私が今回付けた四つのオプション「通常攻撃力強化」「全体化」「クリティカル率」「SPD強化」はどれもレアなオプションなので、なかなか数字を伸ばせないのが欠点といえば欠点でしょうか。
とはいえちまちまと強化していく作業ゲーとして、結構楽しかったです。
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