おはようございます。あるへです。
本日はこちら「タイタンフォール2」のレビューです。
すごく面白かったですよー!
TFシリーズが他の一般的なFPSと一線を画しているのは、やはり高速かつ高機動で立体的な戦術が気軽に楽しめるパイロット操作ではないでしょうか。
地面を走るよりも壁を走った方が速度が上がる、という点が非常に憎いところでして、高速で駆け回れば下手に籠るよりも被弾率が下がるので、時に思い切ってダイナミックに動いてみると、気分的にもエースパイロットで案外うまくいくかも? 調子に乗って敵陣のど真ん中に着地して蜂の巣にされることも多々ありますが……。
クロークやウォールランを駆使して敵タイタンを翻弄しつつ、飛び乗ってバッテリーを抜き取ってやった時は結構脳汁溢れます。
対照的に、タイタン操作時は搭乗演出も相まってものすごくワクワクさせてくれ、突撃して無双したくなりますが、ぐっとこらえましょう。
分厚い装甲があり、生身や歩兵相手には確かに無双できますが、こと対タイタン戦においては堅実で地味な戦術こそが生き残る道です。
とはいえやはりロボット操作は浪漫の塊であり、キャンペーンではこれでもかといわんばかりに気持ちを昂らせてくれる演出ばかりなのでやはりこちらも捨てがたいですね。
パイロット操作時の強み、タイタン操作時の強みがはっきりくっきりとブラッシュアップされていて、どちらも揃っていてこそのタイタンフォールです。
で、このTF2、ものっそいぬるっぬるなんですよね。
ちょっと前まで(偶然にもタイトルが似ている)タイタンクエストやってたんですが、こちらは大分古いゲームなのでタイタンフォール触って不覚にも感動してしまいました。このぬるぬるさで(笑)
いやいや、実はTF2は大分前に安売りしてた時に買ったもので、マルチプレイ実績だけとって放置してたんですよね。その時もバッチリ感動してた記憶がありますけど。
容量が60ギガ超あってもマルチ、シングルともに一切描画ラグや重さを感じさせないFPS(秒間描画数)は、なんというか不思議でしょうがないです。
でもってそのシングルプレイヤーキャンペーン。
ゲーム界屈指の名ヒロインは君しかいない!(異論は認める)
外国人が大好きな清く美しい自己犠牲の精神、てとこなんですが、それでも美しいものは美しいし、それよりも最初は「パイロット」とビジネスライクだったBTが会話を重ねるごとに打ち解けていく様子や、いまいち冗談の通じないちぐはぐな言葉のキャッチボールが本当に見ていて微笑ましく、ちょっとした仕草や言葉の応酬が素晴らしい演出でした。
お話自体、ステージ数的にもFPSとしては短い方で案外さくっと終わってしまうのですが、逆に言えばよくもまあこんな短い時間の中でぎゅーっと詰められたなぁと。
自分たちではなく状況の方が刻々と変わり、それに追いつこうと食らいつく、アクションアドベンチャー映画さながらです。
ストーリーとしても映像の美しさを魅せるテクニックとしても(銃器やタイタンなど注目してほしい部分に関しては細部まで手が込んでるのですが、たとえば脱出ポッドの内装や葉っぱの一枚一枚のテクスチャは案外荒く、こういうところでメモリの節約を行ってるのではないでしょうか)、非常にハイセンスな、Xbox Oneゲームが熟してきた今となってもなお色褪せない素晴らしい輝きを放つ一本に見えました。
ガントレットの三位以内に食い込むタイムアタック実績は確かに難しかったですが、リトライは一瞬で、一周も一分かからないのでトライ&エラーが驚くほど快適で、全然苦になりませんでした。
逆にこの実績を解除した時はすごく嬉しくて、久々に燃えた気がしましたね。
嬉しいことにここで学んだことはキャンペーンでもマルチプレイでも生かせる上、ウォールランなどを使って加速して飛び回るのはこのゲームの神髄であり、大きな醍醐味でもあります。
それをきちんと味わえたのはとても大きな経験でした。
さすがはEA。普段からスポーツゲーム作ってるだけあって、バランス調整は本当シビアですね。
マルチに興味なくとも是非プレイをお勧めします。夢中になって一気に走ってしまうこと請け合いですし、もしお話が短くて物足りなさを感じたとしても、それは不満から来る物足りなさではないはずです。
↓ガントレットでの練習風景。33秒台はこれ一回きりでしたが、この後も何度かやって、4位から5位くらいには安定して食い込めるようになりました。
↓絶妙にかみ合わない絶妙な会話。BT君の投げ癖はここから始まった……。
・追記
コントローラでのジャンプ操作は是非ともAボタンから別のボタンに設定しなおしましょう。お勧めはオートスプリントをオンにし、ジャンプをLB、しゃがみをL3です。
また、難易度マスターでの攻略は立ち回りの自由が利くパイロット時よりもタイタン操作時の方が鬼門になりやすいです。
最初に書いたように無暗に特攻せず、周囲の環境を利用しながら堅実に立ち回りましょう。
以外にもロードが短く、繰り返されるリスポンも苦じゃないです。
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