本日はこちら「インサネリーツイステッド :シャドウプラネット」のレビューです。ちょっと覚えにくい。
本作は、私がハートを鷲掴みにされた「LIMBO」の会社なんですが、PVを見て全方位シューティングアクションだと知って様子見していました。
そのうちGwG配信されたので触ってみた次第ですが、個人的には可もなく不可もなく、LIMBOの感動と衝撃を超えるものではありませんでした。
本作は半オープンワールドライクな二次元マップを、古くは「メトロイド」や「悪魔城ドラキュラ」のようにマップ探索、謎解きをしながら自機をアップグレードし、ゲームクリアを目指すものです。
右スティックを倒せばその方向に弾が出る全方位シューティングですが、マップ探索の方が比重が大きいのでシューティング要素は薄味です。
色のコントラストを利用した綺麗で不思議な世界観は、白黒のLIMBOに比べると確かに進化(というか色彩豊かに。当たり前ですけど)したのでしょう。弾が小さく、3way以降にアップグレードするまでは若干狙撃が難しいですが操作性自体は良好です。
本作の面白いところは最初期から使える「アーム」が全編に渡って活躍するところでしょうか。このアームはなんでも掴むことができるので、キーアイテムを持ち運んだり、敵を掴んで盾にしたり、あるいは丈夫な枝を掴んで突風に耐えたりと、なんだか(意識的な面で)人間臭い動きが出来、これが主人公機の愛嬌や魅力に繋がっているかと思います。
ジャンルがまったく違うのでいちいちLIMBOと比べるのもどうかと思いますが、本作をマップ探索アクションものとして見ても、案外やり込み要素は多くありません。割と軽めにさらっと一周こなせばお腹一杯かな。
それよりも、本作の辛いところはサバイバルモードにあるんじゃないでしょうか。スコアの素であるランタンをアームで運んで闇から遠ざけ、またこのアームで瓦礫をどかして道を作るなど、本作らしいモードです。
ある意味こっちの方が本編。
「ランタンレース」は背後から忍び寄る闇から逃げるため、ひたすらに前へ前へと進み続け、生き抜いた距離や時間、スコアを競うモードで、本編では味付け気味だったシューティング要素が非常に色濃いです。
また、ギミックは単純ながらなかなか一筋縄ではいかないので、トライ&エラーは必須になります。
次にどのエリアが訪れるかはランダムなので、多少運が絡みはすれど、経験と知識で生存力は確実に上がっていくので、その辺の塩梅はなかなか優秀ですね。
ただ、実績条件がなかなか厳しいので、苦労はしました。
私は妹とペアで挑戦を繰り返したのですが、なかなかうまくいきませんでした。ステージ中盤あたりから闇の進行速度がぐぐっと上がり、敵を殲滅して道を開く時間が極端に短くなるんですよね。すると、どうしても途中で詰まってしまい、目標のスコアだったかエリアだったかにどうしても到達できないんです。
苦肉の策として、私はもう一人の妹を召喚しました(笑)。ええ、うち三人兄妹です。
下の妹はこのゲーム初見なんで攻略自体はあてにしていませんが、ランタンが一個増えればそれだけスコアの余裕ができると踏んでの作戦でした。
私と妹の必死の護衛にもかかわらず下の妹は序盤で力尽きますが、もうそれでも十分なので二人で先へ進みます。
プレイヤー三人を用意してもなかなか目標には届かず、さらにトライ&エラーを続けたのですが、ある時運が味方したのか、楽なエリアを立て続けに引き、目標のエリアをあっさり抜けてしまいました。
若干拍子抜けしつつも、妹と二人でめちゃくちゃ喜んだのを覚えています。下の妹は「やっと終わった」という冷めた感じで、「じゃ、もう行くね」と部屋に戻っていきました。
いやぁ、手強い実績でした。
どの実績だったかちょっと思い出せないのですが(笑)、三人目を登用したってことは「百万長者」の方だったのかな。それとも役割分担の負担を減らすための作戦だったのか……。
まぁとにかくインサネリーツイステッドSPはサバイバルモードがきつい、という印象で埋め尽くされています。DLCはやりたくありません……。
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