おはようございます。あるへです。
本日はこちら「シーフ」のレビューです。
ちょっと中二病が入ってるおじさんが、自分の生き方を曲げないステルスアクションゲームですよ。
今までいくつかステルス系のゲームをやってきましたが、今回もまた一味違ったコンセプトが面白かったです。
公式サイト
本作は「泥棒」がメインなので、暗殺は障害排除の手段の一つでしかありません。全編を通してノーキルを貫けるのはとても気持ちよかったです。ステルス系と言えど、キルは禁じても気絶は可能なゲームがたくさんありますが、本作には気絶すら禁じる実績がありますから、敵を避けるのみで攻略するのは結構楽しめました。
しっかり下見をし、ショートカットを把握してから挑戦するのがベストです。
また、泥棒らしく、ステージには無数のアイテムが転がっていて、これらを集めるのがまた楽しいんですよね。
私はこのアイテム全回収が楽しくて全てのミッションをコンプしてしまいましたが、さすがに拠点となるシティは諦めました……。広すぎる、細かすぎる、立体過ぎるうう。
ただ、それでも出来る限り見て回りましたし、動画の助けを借りずに自力で全秘密のエリア発見実績を取れたのは嬉しかったです。
しかしミッション、特にメインミッションのアイテム全回収は実績wikiにもあるように苦行レベルの配置数で、私の目では何周も目を凝らして見て回っても、どこかしら取り忘れがあるなど、一筋縄ではいきませんでした。
攻略サイトを見ても一通りの流れしか書いてないし、動画だとネタバレしちゃうし……。
ということで、あるへはメモを取りつつ進み、「Thief お散歩ガイド」なるものを作りました。
これを見ればネタバレを防ぎつつ、自分で探す、という醍醐味を損なわずにアイテム集めのモチベーションを保てることでしょう。
この記事の下部にリンクと、あとサイドメニューにも追加しておきますね。
さてさて、本作シーフは手を汚さないステルス系としてゲームはもちろん、主人公ギャレットの声優さんも渋くて良い声だし、雰囲気はすごく楽しめました。旧友バッソとの絡みも親友っぽさがすごく伝わってきてとても好きです。
ただし、ストーリー自体は後半に進むにつれなんだかなぁ、という気がしてなりません。
リアリティのある良い世界観なのに、どうしてこう、「魔法」が絡むとよくわからんへんちくりんなストーリーになってしまうんでしょう。
工業化の進んだ街の暗部で活躍する大泥棒、でぴたっと止めることはできないんでしょうか?
まぁ、本作はもともとThiefという名の古いPCゲーをリメイクした作品だそうで、数えると4作目にあたるそうです。
もともとのThiefのストーリーが魔物もはびこるファンタジー設定だったようで仕方のないことだとは思うのですが、これは味付けというか、ストーリー構成が悪かったのかな、やっぱ。
特にヒロイン・エリンの心情が理解できず、生死すら不明で、ストーリーの肝なのにさっぱり頭にも胸にも入ってこないという。見せ方、(映像としての)魅せ方が良くないなぁ。
あとはちょいちょいバグに嫌がらせされました。
音飛び、足音や打撃音は鳴っても、盗んだ時のシャリンて音や敵のセリフが聞こえなくなったり、ムービー音声が遅れて再生されたり。
セーブ&ロードを挟むと本来歩くはずの敵がその場で微動だにしなくなったり、LTで飛び越えたり登ったりといったアクションを取るのですが、その時が角度がおかしいとアクションが途中で中断されたり、そのせいで足を踏み外して敵陣のど真ん中に落ちたり、操作が効かなくなったり。
まぁ、そこまで頻繁に起こることでもないし、致命的なものでもないので無視できますが、発生した時は絶妙な嫌がらせになり得ます。
文書やシーフチャレンジなどの分母が変な数字で、記録の上でコンプできないのも地味な嫌がらせですね(笑)。
ストーリーの規模が結構大きかったので、もっと地味に「窃盗」を楽しみたかったなぁ。シティ内探索の家宅侵入もThiefらしいけど、基本住人がいない盗り放題だし。チャプター1が一番Thiefらしいと思う(笑)。
攻略サイト
あるへのThief お散歩ガイド
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