↑はイメージです。基本無料ゲーですから、関連商品の中から適当に選んでみました。
おはようございます。今日は「魔法少女大戦 ZANBATSU」についてレビューします。
今回のソフトはPS Vita用の紹介です。いわゆるアイテム課金型のフリーゲームですので、Vitaのホーム画面からPS storeに行き、ダウンロードしてみてください。
公式HPはこちら
最初に申しますと、このゲーム、私の最近のお気に入りです。各都道府県に一人いる魔法少女と出会い、親睦を深めながらキャラクターを強化していくミッションクリア型のアクションゲームです。
この47人の魔法少女たちがまた個性的で、まだキャラクターが全員揃っていない序盤はかならずやゲーム起動のモチベーションとなることでしょう。個人的にどうしても好きになれない「川中島信濃乃(かわなかじま しなのの)」というキャラがいまして、まあ、それでこそ「人間」だよな、とも思います。47人全員好きであればそれはそれで構わないんですが、なかには苦手なキャラがいたっていいですよね。
シナリオも案外馬鹿に出来ません。どうやらアニメがあるらしいのですが、私は事前知識などまったくない状態のままインストールしました。正直、広告だけ見て内心馬鹿にしていたのですが、反省しています。
山田のキャラクターは、知れば知るほどツボにはまります。憎めません。主にこの山田を通して各地の魔法少女と会話するのですが、そのこともあり山田と自分をリンクできればトロフィーコンプへの道のりは長くないでしょう。
逆に主なセリフは「ぱくぱく」「こくこく」「山田……」が大半の非常に無口な主人公榊天音(さかき あまね)は、常に何か食べるかうなづくか、山田に折檻するかくらいの主張のないキャラなのですが、戦闘中唯一のプレイアブルキャラゆえか、シナリオ中は画面左に常駐しており、何かと山田が天音を立たせてくれるので、実は疎外感というものを感じません。
加えて各魔法少女との親密度をあげると発生するコンタクトミッションの掛け合いが、以外にくすりときて、はまってしまいました。
また、このゲームの面白さを引き立たせる成分として、「名物」というものがあります。魔法少女との親密度のあげ方は、基本的にミッションをクリアして手に入れた「名物」を贈ることであげていきます。
この名物が、意外と種類が豊富で、1000種類以上あります。
ミッションは土地ごとに分かれているので、たとえば北海道ならじゃがいも、ジンギスカン、牛乳などが手に入り、沖縄のミッションではちんすこうやシークヮーサーなどが手に入ります。
中でも一品料理と呼ばれるカテゴリが面白くて、その土地その土地の代表料理が出てきます。誰も知らないだろうけど、自分がそこの出身地であるがゆえに知っている名物料理とか、「おっ?」と思うものがきっとあるはずです。
「いぶりがっこ」って何? と、きっと思うはずです(笑)
良い所はまだあります。それは地方弁です。各魔法少女の声を担当する声優さんたちが、本当に流暢に方言を話すんです。
私は東京近辺からあまり離れたことがないので、ナマの方言というものをあまり耳にしたことがありません。ですので、もしかしたら、「このキャラの喋り方は違う!」と思われる方もいるかもしれませんが、私のように標準語でしか話せない人間からすると、非常に新鮮でした。
魔法少女大戦 ZANBATSU、まだまだ知名度が低い気がします。もっといろんな人にプレイしてもらいたいですね。
さて、私はこのゲームに大分満足しているのですが、それでもここはもっとよくできるんじゃない? という部分はあります。
そうですね、まずはフレンド機能でしょうか。たいていのソシャゲのように、このゲームにももちろんフレンド機能があって、申し込んだり、申し込まれたりできるわけですが、このフレンド機能のメリットというのがほぼ皆無というのが現状です。何かしらの手段でフレンドの援護をすることはもちろん、メッセージなどコミュニケーションを取る手段すら実装されていません。唯一のメリットといえば「大斬祓」と呼ばれる運営主催のイベントでのみ、拡散性ミリオンアーサーの妖精討伐のように助太刀ができる、という程度です。コミュニケーションをとることができない以上、あとはフレンドリストを眺めて相手のお気に入りのキャラを観察したり、一言コメントを読んだり、今活動中かどうか推測したりするくらいです。
マジカルチャンネル(MC)というゲーム内ツイッターみたいなコンテンツがあるので、プレイヤー同士もこのMCでメッセージを送ったり、名物をトレードしたりできたらいいなぁと思ってます。
どうかな、と思う事の二つ目は、課金要素です。基本的にこのゲームは無課金で遊びつくせると思います。私もまだ一銭も使ってませんが、トロフィーはコンプしました。
このゲーム、いわゆるスタミナのようなものがありまして、ゲーム内では魔力と呼びます。初期値5、課金で9まで増やせ、30分ごとに1回復します。我々はこの魔力を1〜3(多い時には4や5)消費してミッションに出かけます。
この魔力上限+1の値段が割とお高いのです。一個目は600円、以降は800円です。上限まで買えば実に3000円。これはちょっとえぐいです。
まぁ、魔力を全消費したあと、2時間半ごとにミッションに出掛ければいいんですけどね(笑)
あ、そうそう。ゲーム起動した後流れるデモムービーは必聴です。ちょっと珍しい、町への愛とテンプレな恋心を歌った歌なのですが、リズムが心地よく、聴いていて元気になれます。
お気に入りのフレーズは「明日も明後日もほんの少し頑張ってみようかな」です。
以下、個人的一口メモです。
・大剣が好き。何といっても当身が面白い。機動力のなさは、溜め攻撃からの追加入力で補える。溜め時間減少のシールがあると快適。
・毒は強い。天音に装備しておくことで同調中の全員に効果が行き渡る。これで殴ればたとえ敵が苦手な属性でもごり押せる。
・両手槍の特殊攻撃(↓□)を連打してごらん。
・武器チェンジで周囲への攻撃効果がついたらR連打してごらん。連祓数○○のチャレンジが好きになる。
・しもつきちゃんの目は魔性の目。加えてあのいもくさい声の虜になっていく。
攻略Wikiはこちら
追記
「VENUS PROJECT」についての簡単レビュー。
2015年4月現在、まだサービスが始まって間もないVENUS PROJECTについても簡単に触れておきます。同じ会社が運営するアイドル育成リズムアクション……なのですが、未完成臭が非常に濃いです。
どうしてもZANBATSUと比べてしまうことになるのですが、ムービーなし、声はストーリー中のみ、3Dキャラのモーションも微妙、絵柄も一流とはちょっと呼べない、など気になる部分が大変多いのですが、なかでも目玉のリズムアクションが大変に面白くないです。
ZANBATSUの空き時間にこっちで時間を潰せるかな、と思ったのですが、たぶん途中で投げそうです。
私は主人公を真ん中の赤い子に選んだのですが、イラストと声のギャップにびっくりしました。おそらく慣れていくんでしょうけど、なんかこの声は違うんじゃないかなぁ、と。ストーリーもお粗末を通り越しています。初見ゲームでセリフをスキップしてプレイしたのは初めての経験でした(笑)
ただ一つ目を惹いたものがあります。トロフィー画面でした。
私は基本的にXboxプレイヤーなので、PS3にはとんと疎いのですが、これは新しい試みなのではないでしょうか。
Vitaでトロフィーを起動してみると、もちろんVENUS PROJECTのトロフィーが並んでいるわけですけど、このトロフィー画像? アイコン? とでも言うんでしょうか、これが一枚の絵のピースになっていて、「このトロフィーでは顔」「その下のトロフィーでは胸の部分」「更に下のトロフィーでは腰の部分」という風に、トロフィーを埋めていくに従ってイラストが完成していく仕組みになってるんですね。
Xboxでは解除順に実績がソートされてしまうので、この手法は使えません。遊び心をくすぐるいい試みだと思いました。
VENUS PROJECTはついこないだ配信されたばかりの出来たてほやほやゲームです。今後頻繁にアップデートがあるでしょうから、ゲーム内の様々なシステムが改善されていく可能性は大いにあります。酷評レビューを見て逆に興味を持っちゃった困った方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。
公式サイトはこちら
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