おはようございます。あるへです。
本日はこちら「グランドセフトオート5」、通称GTAV。まだまだ触ったばかりですのでそのファーストインプレッションを記します。
本シリーズを4、5とプレイしたわけで少し興味が湧いたあるへはウィキペディアを覗いてみました。
……グランドセフトオートって「自動車重窃盗」って意味だったんですね!?
そういえばセフトのTheftって、盗賊なんかのThief(シーフ)に似ているような、と思って辞典を引いてみたらばっちり「窃盗」の意味でTheftが載ってました。
そうかそうか。
今までこのタイトルの意味をわかっていなかったけど、なんかとてもしっくり来ました。グラセフシリーズには毎回大量の乗り物が登場しますけど、もともとのコンセプトが自動車だったんですねぇ。
公式サイト
さて、まずは何に触れましょうか。
4と5の違いについて述べてみましょう。
5のキャラを操作して、ムービーを見て、実際に街を歩いてみると、たしかに本作はれっきとしたGTAシリーズの最新作ですね。ですが、4と比べると見た目も操作性も格段に遊びやすくなったと思います。
相変わらずリアルな挙動で、ゲームっぽくない不便さを感じますが、それでも割とレスポンスは良く、4と比べればしっかりと応えてくれる動きをしてくれます。
画面がかなり遠いため、敵の視認はやや困難ですが、オートエイムが非常に強力なため、またカバーも強化されて大分強くなったと思います。
50%未満の体力は時間と共に50%まで自動回復したり、操作は複雑ですが持ち込んだお菓子をポリポリして、若干の体力回復など多少の無理も利くようになりました。
いや、あいかわらず射線に出れば一瞬でお陀仏ですが、操作性が上がったお陰で戦いやすいんです。
武器の種類がかなり豊富で、直感的に目当ての武器に持ち替えるのは慣れを必要としますが、それでも装備リングが表示されて、カテゴリは即座に替えられるなど、地味ながら嬉しい変更点がたくさんあります。
車が改造可能になった、ということで各地のチューニングショップに車を持っていくと、アーマー強化や加速装置の追加など、見た目の変更以上に扱いやすくなり、激しい銃撃戦でも遮蔽物として信頼できるほどになります。
4では画面に何かザラっとしたもやがかかっていて、街の雰囲気もどこを見てもビルや建物ばかりで非常に窮屈な印象を受けました。
本作はなんだか南の島のようなすごく開放的な雰囲気を持っていまして、4の変なもやもやがなくなって、クリアに見えます。空も青く、海も青く、真っ白な雲がかかっていて、オンラインのパラシュートのジョブがとんでもなく気持ち良いですよ!
街の作りに関してですが、感覚的には「おや? 狭いかな」という印象を受けました。4では三つの大きな島+いくつかの小島が舞台でしたが、本作はロスサントスを中心とした周辺の土地、ということで川や海での区切りがなく一つの大きな地域に統合されました。
また、ここが重要な点ですが、街の道路がやや広くなり、ビル街、住宅街、荒野、山地などが明確化されているんですね。
なので、ロスサントスの中心に近づくほどビルが多くなるんですが、北の方に行くとあばら家が点在する砂漠のような荒野が広がっていたりと、舞台のバラエティが豊かなんです。
当然、荒野では道なき道を突っ切ることも出来るわけで、GPSを無視した大幅なショートカットが気軽に出来、またそんな部分がたくさんあるわけで、意外と目的地まで早く着いたりするんです。
これが、狭くなったかな、と感じた理由ですが、「狭い」と感じたから「作りこみが甘い」というわけでは勿論ありません。
本作のマップに関しては、必要なものは統合し、コンパクトにまとめ、その分「遊び」を作った、というところでしょうか。素晴らしい判断と、まとめのセンスだと思いました。
基本的に道路しか走ることができなかった4に比べ、様々な景色を楽しめますし、クリアで真っ青な空は、本当に気分が良いです。
ストーリーに関しては、やはりGTAでありながら、今までのGTAの殻を破ったようにも見えました。
まだまだ序盤、三人目のキャラであるトレバーが登場していない段階ですので、推測だらけですが、今までのGTAは「地位も名誉も資産も0の状態から、主人公が這い上がっていく」という始まり方に対して、本作は3人ともこの地域に住んでおり、それぞれの暮らしを持っています。
とある理由からマイケルが大きな借金をし、それがもとで本作の目玉である強盗に勤しむことになると思うんですが、ここ、すごく重要だと思います。
4の主人公ニコは、とある目的を果たすためにリバティーシティーへと降り立ちましたが、その目的を果たすためには自分の実力を周囲に知らしめ、味方を作る必要がありました。そのため、嫌々ながらも、様々な集団のリーダー達に散々アゴでこき使われ、やりたくもない仕事に精を出すことになるわけです。
しかし本作の目的が借金を返すために強盗をする、となると、4との方向性、キャラたちが見ている先が大分違うのです。
基本的には様々なキャラからお遣いを頼まれることには変わりないのでしょうが、お金稼ぎの方法がたくさんあるなかで、強盗という手段を「自ら」選び、「計画」し、「実行」する。
4が陰なら5は陽。陽気な気候、ポジティブなミッション、暗鬱なGTA世界と思いきやなんとも笑えてしまうマイケルの家族達とのミッション。
本作は、どこかコミカルで、陽気で、余裕があるんです。
まあ、推測ですが(笑)。若干、そんなんだったらいいなぁ、と思いつつ、きっといい意味で予想を裏切ってくれるだろうとも思いつつ、特に序盤のミッションではストーリーの4とのはっきりとした違いがあるんじゃないか、と思わせてくれました。
GTAVといえばオンライン要素ばっかりが注目されますが、ストーリーも本気で作りこまれてると思います。
次はオンラインに関してですが、やっぱり楽しいです。勿論、クルーに入り、序盤のあれこれを手助けしてもらって、ようやくこのゲームのセオリーというか、立ち回り方が見えてきたからこそ楽しいと感じるわけで。
冷静に考えてみると、やはりクルーの存在、気の合うフレンドなどコミュニティは大切だと思います。
私はフリーマップをうろついていて、胸の悪くなるようなストーカーにも出会いましたし、たまたま一緒になったけれども言葉を交わさずともミッションをこなし合える人とも出会えました。
本作のオンラインはソロでも遊べるのが特徴で、レースやデスマ、ミッションに赴かなくてもフリーマップを適当にうろついているだけでもRP(ランクアップのための経験値)やお金を獲得するチャンスはたくさんあります。定期的にNPCからミッションが送られてきて、参加可能人数が1〜2人用のものはソロでも十分クリアできますから、基本的に一緒に遊ぶ人がいなくてもなんとかなります(実績解除を狙うなら当然人手は必要です)。
というわけで、本作のオンラインを楽しむための要素その一。当然ですが、友達を見つけること。
本作は勿論GTAですから、銃撃戦やカーチェイスなど、一瞬の気の迷いが全滅の引き金になることは決して珍しくありません。キャラクターのステータスが行動によって徐々に引き上げられていくRPG的要素を持つといっても、所詮は人間。今まで50kgのバーベルだったのが80kgを持ち上げられるようになったとか、10発撃って3回ミスしていたのが1ミスで済むようになったとか、ものすごく地味な強化のされ方ですので当てにできません。
つまり高ランクが自キャラの性能を活かしてごりごり押し進む、といった芸当は出来ませんので、難しいミッションなどの攻略は各人の立ち回りにかかってきます。
あまり気遣いの出来ないプレイヤーなんかと組んで初見のミッションに挑んでしまうと、足を引っ張るばかりか(モンハンのようなチームライフ制)、置いてけぼりを食らったり(知らないショートカットなどをがんがん使われてついていけない)と自分も楽しめない最悪の結果になることすらあり得ます。
そういう意味でもやっぱり「優しい先輩」はがっちりゲットしておきたいものです。
本作のオンラインを楽しむための要素その二。繰り返し練習して各ミッションの手順や立ち回りを覚えること(特に強盗ミッションは難易度が高い上に、誰かがやられればミッション失敗になるので、野良の募集があっても初見の強盗は手を出しにくいです)。
今私はGTAを始めて日が浅いこと、楽しんでいることから、オンオフともに欠点や不満というものはそれほど見えていません。
それぞれ一つ挙げるとすれば、オフでは、リプレイの不便さでしょうか。
本作は、前作DLC「TBoGT」のシステムを踏襲したメダル実績があります。メイン・サブほぼ全てのミッションにおいて「タイムアタック」や「ヘッドショット数」、「特定のアクションを達成」などの項目を埋めることでミッションに対する評価を受けることができます。ゴールド評価を受けるために、過去のミッションを何度もやり直すことになるのですが、この時の仕様がとても不便なんです。
現在の時系列から過去のミッションを選ぶと、まず復活地点をセーブします。そこから過去のミッションにトライし、終了すると復活地点をロードするのですが、リプレイする度にこの行程を繰り返さなければならないんですよ。
中には一度も死ぬことなくクリアしないと記録として保存されないもの、特定のシビアなアクションを要求するもの等がありまして、何度も何度もリトライすることになります。何度も何度も現実に戻って復活地点をその都度セーブし過去に潜りなおさないといけないんです。
何でそのミッションの頭からリスタートという項目がないんでしょうか……。
オンラインでの文句はレースについてです。
他にも素行の良くない者がギャングよろしくいちゃもんつけてきたり、すれ違っただけでロケランぶっ放してきたり、執拗にストーキングしてきたり、暴言メッセージをくれたりとGTAらしいカオスもありますが。
「そのメッセージの台詞、面と向かって言う度胸もないくせに」とか「泣き寝入りなんてしたくない、思いつく限り残虐な方法で復讐してやりたい」気持ちは痛いほどわかりますが、ぐっと堪えてください。
楽しむためのその三。リアルトレバーは相手にしない。
レースには改造した自前の車で出場することもできます。つまり、エンジンや加速機をつけたモンスターカーで、初心者をあしらうことができるわけです。
そこまでは別に良いのですが……。
その速いエンジンや加速を積むには、レースで勝つ必要があるんですよね……。
レースで勝てないからより良いパーツが欲しいのに、そのパーツを手に入れるためにはレースで勝つ必要があるって……。
協力ミッションで重要になる車の耐久性強化などは、自分のランクとともに解禁されていくのが幸いといえば幸いです。
最後にもう一つ記しておきます。
本作GTAV日本語版は、隔離サーバー仕様です。世界に比べれば日本サーバーのカオス度はこれでも低いほうだと思います。
2015年現在は日本のプレイヤーもたくさんいるので、海外の人と遊べないデメリットは少ないと思います。逆に、これのお陰で、プレイ中はほぼラグを感じずに快適に遊ぶことができます。これは大きいです。
車に一緒に乗ったときなどにたまにひっかかったりしますが、銃撃戦の最中やデスマッチ中に、敵が未来から攻撃してきたり、縮地を使うことはまずありません。
きっと私が本作のオンラインを楽しいと感じている大きな理由です。
ではでは、また何か気付いたことがありましたら続きを書きたいと思います。
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ああ、NPCたちの膨大で何気ない会話の数々の意味が理解できたらなぁ。
ただ歩いていたり、会話してるだけじゃなくて、様々なアクションを起こしているのも深いですよね。何気ない日常の動作だったり、犯罪だったり、それで警察に追われていたり。
動画でしか見たことがないんですけど、パントマイムさんとか力入れすぎです(笑)。
オープンワールドゲーの大きな魅力です。
天候も結構リアルだし、NPCもただ単にそこに居るんじゃなくて、生活感あるから作りが結構してるなぁって思う!!(ノ)・ω・(ヾ)