手作りの事・犬の事・日々の事　あったら嬉しいそんなもの

実在した姫路藩主の松平直矩の、

お引越しのお話です。

１５万石から始まり、７万石、３万石、

５万石と移り変わり最後は１５万石に戻ります。

その間の国替えが７回。

原作は土橋 章宏さんの「引っ越し大名三千里」

江戸時代の引っ越しの大変さを、

面白く描いている作品です。

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書庫番の星野源さん演じる春之助が、

引っ越し奉行に任命され、

幼馴染の高橋一生さん演じる刀番の源右衛門、

春之助の前に引っ越し奉行をしていた、

板倉の娘高畑充希さん演じる於蘭とともに、

引っ越し大名のあだ名を持つ藩主、

及川光博さん演じる藩主の為に、

引っ越しを成功させるまでを描いています。




と言えど、

藩の財政は苦しく、

国替えにかかるお金も減らされ、

それでも協力者に助けられながら、

何とか準備をしていきます。

今のように車があるわけでもなく、

歴史の中のスポットもあまり当たらないような、

一つの出来事ですが、

勉強になりました。

国が小さくなるため、

持ち物を処分し、

武士たちをすべて連れていくこともかなわず、

彼らを残し必ず向かいに来るという藩主の言葉に、

刀をクワに変え、

１０年以上百姓として暮らしてきた者たちの、

ラストの姿も感動しました。




高橋一生さんはすごくよかったです。

彼がいて物語が進行している感じで、

星野源さんより印象に残ります。

力があり余ったちょっと抜けている、

それでも彼がいることで、

周りは元気をもらえる。

長槍を振り回し格闘するシーンも、

豪快で見ていて気持ちよく、

面白かったです。

少しコメディ要素があるので、

時代劇が好きという方は苦手かもしれませんね。

私は楽しかったです。

肩の力を抜いて、

時代劇を楽しみたい方はご覧になってください。



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