2018年08月11日
カメラを止めるな!
あまりにも、話題になっているので、観に行くことにしました。
超低予算で作られた大ヒット映画、カメラを止めるな!
僕の周りで観に行った人の生の声は、3人中2人が面白い。一人が面白くない。とのこと
まぁでも、さすがにこれだけ巷でうわさになってるくらいだから、きっと大丈夫だろうと
トーホーシネマへ。
すでに、2時間後の次の上映はほぼ満席で、一番お値段の高いラグジュアリー席しか空いてなかったものの
まぁ、絶対面白いだろうから4800円出してもいいや。と思ってテケッツを購入。
久々の映画館での映画鑑賞、ポップコーンとコーラを携えていざ、出陣
正直、映画の内容自体は期待外れ。
ただ、この映画の持つ”魔力”は凄いと思った。
構成は
ワンカットで撮られている劇中劇が最初に上映され、そのあとに制作秘話が明かされる、といった感じ。
劇中劇は、ゾンビ映画製作中に本物のゾンビが現れたという内容。
本物の恐怖のリアリティを追及するために、映画監督が血の魔法陣で死者を蘇生し、撮影現場にゾンビ投入。
嘘っぱちの演技しかできなかった女優が、ゾンビと戦うなかで本物の死の恐怖を知り、真の女優になる……
この話はわかりやすくて、監督のリアリティへの執着が笑いを誘う。
ただ、もちろん低予算だからか、クオリティが低くて、ゾンビ自体は全然怖くはない笑
あえて不自然な演出、不自然なシーンが多数用意されていて
パズルのピースを埋めていくように、後半でネタバラシ。
まぁ、たしかに面白いんだけど、序盤から複線を張りまくってるから
不自然すぎて、早々に、ああ、これ劇中劇だなと勘づいてしまう。
なので、まずゾンビ映画としてのカタルシスはなくなり、ただただワンカットで撮った茶番を見せられて、後半で答え合わせしていく作業になる。
たぶん、この映画の醍醐味は、答え合わせの楽しさだと思う。そこを共有して笑いあう。みたいな
だから、映画単体の面白さよりも、こうやってブログに書かせる余地を作品に持たせてるのが凄いと思う。
話題性、という点では、抜きんでてる。ただ面白かった、で済まない凄みがある!
単純に面白かったーw 考えさせられるわー で終われない作品は、久々。
以下、個人的に印象に残った複線(ミスリード)と回収
劇中劇パート
・メインキャラ3人(男優役、女優役、メイク役)の雑談に、妙な”間”がある。
人間関係の距離感の表現かと思いきや→実はトラブル発生で、アドリブで繋ぐようにカンペが出されていた。
・音声役の男性がゾンビが現れてるのに、無反応
何かを知っているキーパーソン?→おなか壊して動けないだけだった
・音声役の男性が「ちょっと…」と理由をボカシて外に出てゾンビに襲われる
何かを知っていた?→トイレに向かっただけ。スタッフに取り押さえられて騒いでいた。
・監督役が「カメラを止めるな!撮影は続ける!」と自分で持っているカメラではなく、現実ならないはずの映画を撮影しているカメラに対してカメラ目線で台詞を言う。
→この辺りから、劇中劇であることが示唆されるため、もやもやしながら見ることになる。
実はこの監督役は、本来は役者じゃなくて代理なので、不自然な演技をしている。
・女優役がゾンビに襲われている間、カメラが地面に落ちたような画で一点から動かない。
→カメラマンが腰痛持ちで、途中で倒れた。
・メイク役と男優役が争っている間、女優役のアップがやたら長く映されている。
→暴走したメイク役をスタッフが取り押さえるのに手間取ったため。
・物陰に隠れていた女優役が、声を殺して何か一点を凝視する。
なんかヤバイゾンビでも現れたのか?→スタッフがカンペを出していただけ
・死んだはずのメイク役が生き返って「なにあれ!?」と発言
→失神させられていただけなので、目が覚めた。
撮影用のクレーンが壊れたため、人間ピラミッドで代用しようとしていたのを見て
・男優役のゾンビが、襲い掛かる途中で何度も一時停止する
→人間ピラミッドの完成に時間がかかっていたので止めていた
制作パートもいろいろギャグ要素のつまった複線があるんだけど、疲れたのでいったんここまで。
超低予算で作られた大ヒット映画、カメラを止めるな!
僕の周りで観に行った人の生の声は、3人中2人が面白い。一人が面白くない。とのこと
まぁでも、さすがにこれだけ巷でうわさになってるくらいだから、きっと大丈夫だろうと
トーホーシネマへ。
すでに、2時間後の次の上映はほぼ満席で、一番お値段の高いラグジュアリー席しか空いてなかったものの
まぁ、絶対面白いだろうから4800円出してもいいや。と思ってテケッツを購入。
久々の映画館での映画鑑賞、ポップコーンとコーラを携えていざ、出陣
正直、映画の内容自体は期待外れ。
ただ、この映画の持つ”魔力”は凄いと思った。
構成は
ワンカットで撮られている劇中劇が最初に上映され、そのあとに制作秘話が明かされる、といった感じ。
劇中劇は、ゾンビ映画製作中に本物のゾンビが現れたという内容。
本物の恐怖のリアリティを追及するために、映画監督が血の魔法陣で死者を蘇生し、撮影現場にゾンビ投入。
嘘っぱちの演技しかできなかった女優が、ゾンビと戦うなかで本物の死の恐怖を知り、真の女優になる……
この話はわかりやすくて、監督のリアリティへの執着が笑いを誘う。
ただ、もちろん低予算だからか、クオリティが低くて、ゾンビ自体は全然怖くはない笑
あえて不自然な演出、不自然なシーンが多数用意されていて
パズルのピースを埋めていくように、後半でネタバラシ。
まぁ、たしかに面白いんだけど、序盤から複線を張りまくってるから
不自然すぎて、早々に、ああ、これ劇中劇だなと勘づいてしまう。
なので、まずゾンビ映画としてのカタルシスはなくなり、ただただワンカットで撮った茶番を見せられて、後半で答え合わせしていく作業になる。
たぶん、この映画の醍醐味は、答え合わせの楽しさだと思う。そこを共有して笑いあう。みたいな
だから、映画単体の面白さよりも、こうやってブログに書かせる余地を作品に持たせてるのが凄いと思う。
話題性、という点では、抜きんでてる。ただ面白かった、で済まない凄みがある!
単純に面白かったーw 考えさせられるわー で終われない作品は、久々。
以下、個人的に印象に残った複線(ミスリード)と回収
劇中劇パート
・メインキャラ3人(男優役、女優役、メイク役)の雑談に、妙な”間”がある。
人間関係の距離感の表現かと思いきや→実はトラブル発生で、アドリブで繋ぐようにカンペが出されていた。
・音声役の男性がゾンビが現れてるのに、無反応
何かを知っているキーパーソン?→おなか壊して動けないだけだった
・音声役の男性が「ちょっと…」と理由をボカシて外に出てゾンビに襲われる
何かを知っていた?→トイレに向かっただけ。スタッフに取り押さえられて騒いでいた。
・監督役が「カメラを止めるな!撮影は続ける!」と自分で持っているカメラではなく、現実ならないはずの映画を撮影しているカメラに対してカメラ目線で台詞を言う。
→この辺りから、劇中劇であることが示唆されるため、もやもやしながら見ることになる。
実はこの監督役は、本来は役者じゃなくて代理なので、不自然な演技をしている。
・女優役がゾンビに襲われている間、カメラが地面に落ちたような画で一点から動かない。
→カメラマンが腰痛持ちで、途中で倒れた。
・メイク役と男優役が争っている間、女優役のアップがやたら長く映されている。
→暴走したメイク役をスタッフが取り押さえるのに手間取ったため。
・物陰に隠れていた女優役が、声を殺して何か一点を凝視する。
なんかヤバイゾンビでも現れたのか?→スタッフがカンペを出していただけ
・死んだはずのメイク役が生き返って「なにあれ!?」と発言
→失神させられていただけなので、目が覚めた。
撮影用のクレーンが壊れたため、人間ピラミッドで代用しようとしていたのを見て
・男優役のゾンビが、襲い掛かる途中で何度も一時停止する
→人間ピラミッドの完成に時間がかかっていたので止めていた
制作パートもいろいろギャグ要素のつまった複線があるんだけど、疲れたのでいったんここまで。
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