2018年07月24日
ドラクエ1の世界観を深掘り~その1~
RPGの金字塔、ドラゴンクエスト。その第一作を、今までプレイしたことなかったので、アプリ版を購入してクリアしてみた。
ほんとに、よくできたゲームだな、と思う。
適度な難易度。たまに、初見殺しの敵いるけど、情報収集、レベル上げ、装備の購入、ダンジョン攻略、ほんとにバランスがいい。これが30年以上前に生み出されたのだから、ほんとうに感慨深い。
そんなドラクエ1の世界観をちょっと深掘りしてみようと思う。
まず、ゲームスタート時の状況を整理してみる。
①ラダトーム城が竜王(のおそらく配下)に襲撃され、光の玉とローラ姫が奪われる。
↓
②世界が闇に包まれ、魔物の封印が解かれる。
↓
③町が襲撃され始める。ドムドーラは滅び、メルキドはゴーレムによって防衛。
↓
④ラダトームの王様はローラ姫の捜索隊を送り出すも、全滅する。
↓
⑤預言者が「ロトの末裔が竜王を倒す」と予言。
↓
⑥王様が、ロトの末裔(主人公)を呼び出し物語が始まる
こんな感じだろうか。
まず、①
(おそらく配下)と書いたのは、光の玉は竜王の手に渡っているのだが、ローラ姫が洞窟に監禁されているから。
ローラ姫を奪ったのは、竜王が【自分の妻にするため】とローラ姫の口から名言されているので、もし自分で襲撃していたのなら、ローラ姫も連れていくはず。
なので、ラダトーム城を襲撃したのは竜王本人ではなく、配下の者であろうと予想した。
光の玉が奪われるまでの世界では魔物は封印されていたらしいので
竜王に味方する人間がいたのか、もしくは、竜王が自力で、魔物を用意して襲撃させたのか。
結構な謎である。
仮説だが、竜王というくらいだから、最初からドラゴンを使役していた可能性がある。
ドラゴンはそもそも魔物っていう分類ではなく、封印はされていなかったのかもしれない。
普段は山とか洞窟にいて、人間を襲うことはなかったが、竜王が従えて、ラダトームを襲撃させたと考えると合点がいく。
ということで②
魔物の封印が解かれるわけだが、上記のとおり、封印されていなかったドラゴンなどがもともとこの国にはいたのだろう。
そうでなければ、武器商人などは商売が成り立たないだろうし。
このゲームに出てくる商人で、こんな世の中じゃ商売やってらんねぇ!っていう人がいるので
魔物が復活する前の平和な時代でも、薬草や武器を売って生計を立てていた商人は多かったはずだ。
そして、竜王に関係なく、ドラゴンハンターなんかをやってる冒険者もいたのだろう。
主人公が旅立つ前から、「りゅうのうろこ」というアイテムが売っているのがその証拠だ。
店で売れるほど流通しているのだから、ドラゴン狩りは普通に行われていたと思われる。
しかし竜のうろこって結構手軽に買えるんだよね。ドラゴンめっちゃ強いけどw
闇に包まれる前の世界のドラゴンは、勇者じゃなくても倒せるくらいの強さだったのか
普通にエンカウントするドラゴンクラスの魔物なら結構戦える冒険者は存在しているのかもしれない。
③町が襲撃され始める。
物語上は、ドムドーラが滅ぼされたという事実だけが存在するが、なぜ滅亡するまで攻撃されたのかは不明。
唯一のヒントは、ロトの鎧。伝説の防具であるロトの鎧がこの町で手に入る。
このロトの鎧を勇者の手に渡らせないために、攻撃したということは容易に想像がつく。
しかし、町を滅ぼした後に、ロトの鎧が残されているのは謎。
しかもそれを「あくまのきし」が守っている。
勇者の手に渡らせないためなら、竜王のもとに持っていくなり、壊すなり、海に沈めるなり、処分する方法がありそうなものだが、わざわざ魔物に守らせている。なぜだ……
対して、メルキドの町は、ゴーレムによって守られている。
このことは、よその村人とかがそういう町があるらしいと言って存在が示唆されているので有名なのだろう。
しかし、主人公がメルキドを訪れると、ゴーレムは問答無用で襲い掛かってくる。
このゴーレムを倒して町に入っても、町の住人はそのことに一切触れないw
普通なら、町を守っているゴーレムを倒したことに文句の一つも言うだろう。でも、誰も何も言わない。
ちょっと怖い。
調べたところによると、このゴーレムは、町を守るために魔法使いに造られた存在らしい。
しかし、制御不能になり、町に入ろうとする者を、無差別に攻撃する殺戮マッスィーンになってしまったという裏設定があるそうだ。
町の住人たちは、そのことをどう思っていたのだろうか、何も言わないからわからない。
うかつに出入りできないから、迷惑と思っていたのだろうか。だとしても何か言えよw
困ってたんです、ありがとうとか、ゴーレムがいなくなってこれから不安だとか。
だが、ゴーレムを倒した後も、この町が襲撃されることはない。いったい何のためのゴーレムだったのか。
④捜索隊が全滅。
これは、ラダトームの町の隅に倒れている兵士から聞くことができる。
さすがに王様も手を打っていたらしい。
しかし、残念ながら部隊は全滅。生き残った一人の兵士が町で倒れている。
いや、助けてやれよw
ふーんそうなんだ。情報ありがとう。で終わりかいw
ホイミなりやくそうなり、助ける手段はあるだろ。
なのに主人公は放置。町の人間も見て見ぬふり。というか気づいてすらいないのか?
せめて主人公は彼を助けるべきなんだが、なにもできない。
この後、ローラ姫を無事救出して、ローラを担いだ状態で話しかけると
「わたしにふれるのは誰だ?もう何も見えぬ、何も聞こえぬ」と死の淵をさまよう状態になっている。
ローラ姫もなんとか言えよ。おたのしみしてる場合か。
そして、クリア後に話しかけてみると「へんじがない。ただのしかばねのようだ」
この仕打ちはあまりに可哀想。このゲーム上で、人間側で生きている状態から死ぬイベントがあるのは彼だけだろう。いったい主人公はどんな気持ちで彼のしかばねを見ているのか。

⑤預言者の預言
昔は権力者が預言とか占いを頼りにするっていうのはよくある話。
でもそんな預言できるなら、竜王が光の玉を奪うことは預言できなかったのだろうか。
まぁ、どんな時代でも預言や占いなんてあいまいなもの。ここは深掘りしてもあまり意味がないだろう。
⑥王様が勇者を呼び出す
そして物語が始まるわけだが、これも謎が多い。
主人公は、勇者ロトの末裔っていうことだが、いっさいの素性が不明。
帰る家もないし、どこから来たのかもわからない。
いったいどうやって自分がロトの末裔だと王様に認められたのか。
もう誰でもいいからそれっぽい人にお願いしたんだろうか。
たしか、どこかの村人に「その恰好、あなたも勇者ロトのファンですね」とか言われるところがあるので
勇者ロトっぽい恰好をしていたのだろうか……
多くの謎を残したままだが、深掘りその2へつづく。
ほんとに、よくできたゲームだな、と思う。
適度な難易度。たまに、初見殺しの敵いるけど、情報収集、レベル上げ、装備の購入、ダンジョン攻略、ほんとにバランスがいい。これが30年以上前に生み出されたのだから、ほんとうに感慨深い。
そんなドラクエ1の世界観をちょっと深掘りしてみようと思う。
まず、ゲームスタート時の状況を整理してみる。
①ラダトーム城が竜王(のおそらく配下)に襲撃され、光の玉とローラ姫が奪われる。
↓
②世界が闇に包まれ、魔物の封印が解かれる。
↓
③町が襲撃され始める。ドムドーラは滅び、メルキドはゴーレムによって防衛。
↓
④ラダトームの王様はローラ姫の捜索隊を送り出すも、全滅する。
↓
⑤預言者が「ロトの末裔が竜王を倒す」と予言。
↓
⑥王様が、ロトの末裔(主人公)を呼び出し物語が始まる
こんな感じだろうか。
まず、①
(おそらく配下)と書いたのは、光の玉は竜王の手に渡っているのだが、ローラ姫が洞窟に監禁されているから。
ローラ姫を奪ったのは、竜王が【自分の妻にするため】とローラ姫の口から名言されているので、もし自分で襲撃していたのなら、ローラ姫も連れていくはず。
なので、ラダトーム城を襲撃したのは竜王本人ではなく、配下の者であろうと予想した。
光の玉が奪われるまでの世界では魔物は封印されていたらしいので
竜王に味方する人間がいたのか、もしくは、竜王が自力で、魔物を用意して襲撃させたのか。
結構な謎である。
仮説だが、竜王というくらいだから、最初からドラゴンを使役していた可能性がある。
ドラゴンはそもそも魔物っていう分類ではなく、封印はされていなかったのかもしれない。
普段は山とか洞窟にいて、人間を襲うことはなかったが、竜王が従えて、ラダトームを襲撃させたと考えると合点がいく。
ということで②
魔物の封印が解かれるわけだが、上記のとおり、封印されていなかったドラゴンなどがもともとこの国にはいたのだろう。
そうでなければ、武器商人などは商売が成り立たないだろうし。
このゲームに出てくる商人で、こんな世の中じゃ商売やってらんねぇ!っていう人がいるので
魔物が復活する前の平和な時代でも、薬草や武器を売って生計を立てていた商人は多かったはずだ。
そして、竜王に関係なく、ドラゴンハンターなんかをやってる冒険者もいたのだろう。
主人公が旅立つ前から、「りゅうのうろこ」というアイテムが売っているのがその証拠だ。
店で売れるほど流通しているのだから、ドラゴン狩りは普通に行われていたと思われる。
しかし竜のうろこって結構手軽に買えるんだよね。ドラゴンめっちゃ強いけどw
闇に包まれる前の世界のドラゴンは、勇者じゃなくても倒せるくらいの強さだったのか
普通にエンカウントするドラゴンクラスの魔物なら結構戦える冒険者は存在しているのかもしれない。
③町が襲撃され始める。
物語上は、ドムドーラが滅ぼされたという事実だけが存在するが、なぜ滅亡するまで攻撃されたのかは不明。
唯一のヒントは、ロトの鎧。伝説の防具であるロトの鎧がこの町で手に入る。
このロトの鎧を勇者の手に渡らせないために、攻撃したということは容易に想像がつく。
しかし、町を滅ぼした後に、ロトの鎧が残されているのは謎。
しかもそれを「あくまのきし」が守っている。
勇者の手に渡らせないためなら、竜王のもとに持っていくなり、壊すなり、海に沈めるなり、処分する方法がありそうなものだが、わざわざ魔物に守らせている。なぜだ……
対して、メルキドの町は、ゴーレムによって守られている。
このことは、よその村人とかがそういう町があるらしいと言って存在が示唆されているので有名なのだろう。
しかし、主人公がメルキドを訪れると、ゴーレムは問答無用で襲い掛かってくる。
このゴーレムを倒して町に入っても、町の住人はそのことに一切触れないw
普通なら、町を守っているゴーレムを倒したことに文句の一つも言うだろう。でも、誰も何も言わない。
ちょっと怖い。
調べたところによると、このゴーレムは、町を守るために魔法使いに造られた存在らしい。
しかし、制御不能になり、町に入ろうとする者を、無差別に攻撃する殺戮マッスィーンになってしまったという裏設定があるそうだ。
町の住人たちは、そのことをどう思っていたのだろうか、何も言わないからわからない。
うかつに出入りできないから、迷惑と思っていたのだろうか。だとしても何か言えよw
困ってたんです、ありがとうとか、ゴーレムがいなくなってこれから不安だとか。
だが、ゴーレムを倒した後も、この町が襲撃されることはない。いったい何のためのゴーレムだったのか。
④捜索隊が全滅。
これは、ラダトームの町の隅に倒れている兵士から聞くことができる。
さすがに王様も手を打っていたらしい。
しかし、残念ながら部隊は全滅。生き残った一人の兵士が町で倒れている。
いや、助けてやれよw
ふーんそうなんだ。情報ありがとう。で終わりかいw
ホイミなりやくそうなり、助ける手段はあるだろ。
なのに主人公は放置。町の人間も見て見ぬふり。というか気づいてすらいないのか?
せめて主人公は彼を助けるべきなんだが、なにもできない。
この後、ローラ姫を無事救出して、ローラを担いだ状態で話しかけると
「わたしにふれるのは誰だ?もう何も見えぬ、何も聞こえぬ」と死の淵をさまよう状態になっている。
ローラ姫もなんとか言えよ。おたのしみしてる場合か。
そして、クリア後に話しかけてみると「へんじがない。ただのしかばねのようだ」
この仕打ちはあまりに可哀想。このゲーム上で、人間側で生きている状態から死ぬイベントがあるのは彼だけだろう。いったい主人公はどんな気持ちで彼のしかばねを見ているのか。
⑤預言者の預言
昔は権力者が預言とか占いを頼りにするっていうのはよくある話。
でもそんな預言できるなら、竜王が光の玉を奪うことは預言できなかったのだろうか。
まぁ、どんな時代でも預言や占いなんてあいまいなもの。ここは深掘りしてもあまり意味がないだろう。
⑥王様が勇者を呼び出す
そして物語が始まるわけだが、これも謎が多い。
主人公は、勇者ロトの末裔っていうことだが、いっさいの素性が不明。
帰る家もないし、どこから来たのかもわからない。
いったいどうやって自分がロトの末裔だと王様に認められたのか。
もう誰でもいいからそれっぽい人にお願いしたんだろうか。
たしか、どこかの村人に「その恰好、あなたも勇者ロトのファンですね」とか言われるところがあるので
勇者ロトっぽい恰好をしていたのだろうか……
多くの謎を残したままだが、深掘りその2へつづく。
【このカテゴリーの最新記事】
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7926714
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック