アフィリエイト広告を利用しています

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2023年07月17日

パール・バックの“The child who never grew”(母よ嘆くなかれ)で発達障害と執筆脳について考える5

 日本成人病予防協会(2014)によると、学習障害とは、知的発達の遅れはないが、利く、話す、読む、書く、計算するといった能力のうち特定のものの習得が困難な状態を指す。中枢神経に何らかの機能障害があるという。
 彼女にとって楽しい場所は彼女の家である。9歳まで娘と過ごし、彼女の最後の家を探した。(P45)一方、障害児の施設では責任者に問いただす。キャロルは、何も学ぶことができないと。しかし、できるという。一人でできなければ、誰かが助けるからである。但し、精神年齢は上がらない。(P53) 
しばらくして娘を施設に連れて行った。成長するためである。彼女は私に縋るも、別離のときである。無論、ときどき会いに来るし、娘も戻ってこられる。 
 子供たちは、楽しそうである。幸せな子供たちで、苦痛を知らない。まずは幸せがあり、全てがそれについて来る。一月会わずに過ごす。手紙も書けないのは、残虐行為のようである。しかし、婦長はいう。彼女は、学んでいるときが幸せだと。(P57) 
 娘は、私に我慢を教えてくれた。はっきりといえないが、伝達するために別の方法がある。精神の発達障害は、他の善良な性質で補うことができる。これは、社会性成熟度診断法により明らかになっている。(P63)回避できない悲しみと一緒に生活するときは、心地よさを見出す方法も学ぶことになる。 
 親の責任を問う。一つは、できるだけ施設を訪問し、子供を預かる人を見る。もう一つ、暮らしの雰囲気が有望であることが大切である。(P67)
 アメリカの知的障害の50%は、教育を通して社会の生産的なメンバーになれる。6歳未満の知能の成人が19種類の仕事を行い、全体の20%の仕事を非熟練労働者が担当している。教育こそが社会の組織を救済す一例である。(P72)
 脳への血液供給量が減少することにより精神薄弱の症状が現れる。手術による改善は、30%余りであり、警戒心、強い欲求、短気な性格が治ってくる。適切な教育や環境が整えば、半分以上の知的障害者が普通の社会で生活し、仕事をすることができる。悲劇の多くが不要だと認識してもよい。
 そこで“The child who never grew”の購読脳は「愛娘と知的障害」にし、執筆脳は「追求と救済」にする。双方を統合したシナジーのメタファーは、「パール・バックと愛娘の病跡」にする。 

花村嘉英(2022)「パール・バックの“The child who never grew”(母よ嘆くなかれ)で発達障害と執筆脳について考える」より

パール・バックの“The child who never grew”(母よ嘆くなかれ)で発達障害と執筆脳について考える4

 身体障害は、避けられない悲しみである。メンタルの成長がない子供たちに罪はない。中国では、何代もの家族が同じ屋根の下で暮らし、相互に責任を負っている。こうした家族の家は、無力の人を世話する場合に理想である。(P40)しかし、アメリカの施設には、大好きな母も中国人の看護婦もいない。 
 娘が母親から離れる前に一年かけてできる限り彼女の能力を試してみた。娘の将来に関し最善の選択をするためである。読んだり、書いたり、色を識別したりなど。確かに音楽が好きで、楽譜を学び、歌を歌った。(P41)
自閉症は、3歳ぐらいまでに現れ、中枢神経に何らかの機能不全があるとされる。キャロルの場合、言葉の発達が遅れている。会話が続かない、ことばのオウム返しが気になる。
 南京の暴動ため、外国人は中国を離れた。母と娘は、春になって日本の長崎に行った。小さな日本の木造の家で楽しい夏を過ごした。原始的な方法で家事をこなし、木炭の火鉢で米や魚を料理し、果物を食べた。娘とともに鉄道で日本を旅した。宿泊の際には、女中が世話をしてくれた。食事も風呂も寝具も用意してくれた。娘に対する違和感はない。彼女は受け入れられた。(P43)
 クリスマス前に中国の上海に戻った。娘は平易な文章を読むことができ、自分の名前を書き、歌が歌えた。しかし、彼女の両手が濡れているのに気づいた。強い緊張のためである。全然楽しくはない。本当は何も学んでいなかった。到達度は、かなり低く、学習障害の症状が見られる。緊張が強ければ、ストレスが強く心の病気になる。

花村嘉英(2022)「パール・バックの“The child who never grew”(母よ嘆くなかれ)で発達障害と執筆脳について考える」より

パール・バックの“The child who never grew”(母よ嘆くなかれ)で発達障害と執筆脳について考える3

3 作家パール・バック 

 瞳が綺麗な笑顔の可愛い赤ん坊であった。しかし、キャロルが3歳のときに、会話の習得に異常を感じ、小児科の専門医を訪ねた。医者は、子供の過去や病歴そして高熱、風邪について質問してきた。しかし、生まれてから身体の異常などはなく、健全であり、怪我もしたことがなかった。中国では、何かが悪いそれしかいえない。アメリカに連れて行けば、何が悪いのかを突き止めることができる。(The child who never grew P17)
日本成人病予防協会(2014)によると、子供の心の病気は、発達の過程が正常からずれた発達障害と生育や対人関係などに起因すると考えられる行動と情緒の障害がある。キャロルの場合、前者の症状が見て取れる。
 アメリカのミネソタ州にあるクリニックで検査を受ける。小児科の先生は、検査結果を見て、身体的な問題はないとした。彼女は、音楽に興味を示した。しかし、メンタル面の遅れについては、理由がわからない。(P22)話しは上手くなく、読み書きもできないであろう、と彼は指摘した。彼のいうことを受け入れながらも、母親として試案をつづけた。(P25)
発達障害は、自閉症、アスペルガー症候群、学習障害、注意欠陥・多動性障害といった脳機能の障害であり、その症状は、通常低年齢で現われる。
 キャロルは、確かに教会の音楽、特に讃美歌が好きである。ジャズは嫌いだが、クラシックは聞く。例えば、ベートーベンの第五交響曲に興味を示すも(P29)、趣味や関心は、特定のものに限られる。

花村嘉英(2022)「パール・バックの“The child who never grew”(母よ嘆くなかれ)で発達障害と執筆脳について考える」より

パール・バックの“The child who never grew”(母よ嘆くなかれ)で発達障害と執筆脳について考える2

2 人間パール・バック

 パール・バック(1892-1973)は、ウェスト・ヴァージニア州のヒルスボロで生まれ、生後4カ月で両親とともに中国の江蘇省の鎮江に渡った。そのため、英語と中国語は、堪能であった。その後、中国で過ごすも大学教育を受けるにあたり米国に帰国し、再び宣教師として中国に戻る。南京の大学で英文学を教えることになり、米国人宣教師のジョン・ロッシング・バックと結婚する。知的障害があるキャロルを授かる。1926年の南京事件の際は、長崎の雲仙に避難した。その様子は、「津波」に書かれている。その後、中国に戻り、本格的に作家として執筆活動に入った。   
 “The child who never grew”(1950)は、娘キャロルの回想であり、成長が止まってしまった我が子の病気の跡を辿るストーリーである。
 出産ができなくなり、六人の孤児を養子として育て、ウェルカムハウスという養子仲介機関を設立した。その後、米国、アジアを問わず、子供の教育のためにパール・バック財団を設立し、平和活動の支援もした。
1960年にテレビ映画「津波」の撮影のために来日したこともある。

花村嘉英(2022)「パール・バックの“The child who never grew”(母よ嘆くなかれ)で発達障害と執筆脳について考える」より

パール・バックの“The child who never grew”(母よ嘆くなかれ)で発達障害と執筆脳について考える1

1 先行研究

 文学分析は、通常、読者による購読脳が問題になる。一方、シナジーのメタファーは、作家の執筆脳を研究するためのマクロに通じる分析方法である。基本のパターンは、まず縦が購読脳で横が執筆脳になるLのイメージを作り、次に、各場面をLに読みながらデータベースを作成し、全体を組の集合体にする。そして最後に、双方の脳の活動をマージするために、脳内の信号のパスを探す、若しくは、脳のエリアの機能を探す。これがミクロとマクロの中間にあるメゾのデータとなり、狭義の意味でシナジーのメタファーが作られる。この段階では、副専攻を増やすことが重要である。 
 執筆脳は、作者が自身で書いているという事実及び作者がメインで伝えようと思っていることに対する定番の読み及びそれに対する共生の読みと定義する。そのため、この小論では、トーマス・マン(1875−1955)、魯迅(1881−1936)、森鴎外(1862−1922)に関する私の著作を先行研究にする。また、これらの著作の中では、それぞれの作家の執筆脳として文体を取り上げ、とりわけ問題解決の場面を分析の対象にしている。さらに、マクロの分析について地球規模とフォーマットのシフトを意識してナディン・ゴーディマ(1923−2014)を加えると、“The Late Bourgeois World”執筆時の脳の活動が意欲と組になることを先行研究に入れておく。 
 筆者の持ち場が言語学のため、購読脳の分析の際に、何かしらの言語分析を試みている。例えば、トーマス・マンには構文分析があり、魯迅にはことばの比較がある。そのため、全集の分析に拘る文学の研究者とは、分析のストーリーに違いがある。文学の研究者であれば、全集の中から一つだけシナジーのメタファーのために作品を選び、その理由を述べればよい。なおLのストーリーについては、人文と理系が交差するため、機械翻訳などで文体の違いを調節するトレーニングが推奨される。

花村嘉英(2022)「パール・バックの“The child who never grew”(母よ嘆くなかれ)で発達障害と執筆脳について考える」より

2023年07月15日

クッツェーの「Age of Iron(鉄の時代)」で執筆脳を考える9

4 まとめ

 クッツェーの執筆時の脳の活動を調べるために、まず受容と共生からなるLのストーリーを文献により組み立てた。次に、「鉄の時代」のLのストーリーをデータベース化し、最後に文献で留めたところを実験で確認した。そのため、テキスト共生によるシナジーのメタファーについては、一応の研究成果が得られている。
 この種の実験をおよそ100人の作家で試みている。その際、日本人と外国人60人対40人、男女比4対1、ノーベル賞作家30人を目安に対照言語が独日であることから非英語の比較を意識してできるだけ日本語以外で英語が突出しないように心掛けている。

参考文献

花村嘉英 計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか? 新風舎 2005
花村嘉英 从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む 華東理工大学出版社 2015
花村嘉英 日语教育计划书−面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用 日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで 南京東南大学出版社 2017
花村嘉英 从认知语言学的角度浅析纳丁・戈迪默−ナディン・ゴーディマと意欲 華東理工大学出版社 2018
花村嘉英 シナジーのメタファーの作り方−トーマス・マン、魯迅、森鴎外、ナディン・ゴーディマ、井上靖 中国日語教学研究会上海分会論文集 2018  
花村嘉英 川端康成の「雪国」に見る執筆脳について-「無と創造」から「目的達成型の認知発達」へ 中国日語教学研究会上海分会論文集 2019
花村嘉英 社会学の観点からマクロの文学を考察する−危機管理者としての作家について 中国日語教学研究会上海分会論文集 2020
ウィキペディア J.M. クッツェー
John Maxwell Coetzee Age of Iron Penguin books 2018
Age of Iron(J.M.Coetzee) Wikipedia 

クッツェーの「Age of Iron(鉄の時代)」で執筆脳を考える8

表3 情報の認知

A 表2と同じ。 情報の認知1 3、情報の認知2 2、情報の認知3 2
B 表2と同じ。 情報の認知1 3、情報の認知2 2、情報の認知3 2
C 表2と同じ。 情報の認知1 3、情報の認知2 2、情報の認知3 1
D 表2と同じ。 情報の認知1 3、情報の認知2 2、情報の認知3 1
E 表2と同じ。 情報の認知1 3、情報の認知2 2、情報の認知3 2

A 情報の認知1はBその他の条件、情報の認知2はA新情報、情報の認知3はA問題未解決から推論へである。
B 情報の認知1はBその他の条件、情報の認知2はA新情報、情報の認知3はA問題未解決から推論へである。
C 情報の認知1はBその他の条件、情報の認知2はA新情報、情報の認知3は@計画から問題解決へである。
D 情報の認知1はBその他の条件、情報の認知2はA新情報、情報の認知3は@計画から問題解決へである。
E 情報の認知1はBその他の条件、情報の認知2はA新情報、情報の認知3はA問題未解決から推論へである。   

結果     
 この場面でカレンは、不名誉の蓄積からガンが発現したといっている。自己嫌悪から体が有害になり、体自体が食べ物を受けつけなくなるも、ヴァーキュールとの精神的な交わりが支えとなるため、購読脳の「末期がんと精神的な愛」からクッツェーの立場「白人リベラルと精神の葛藤」という執筆脳の組を引き出すことができる。 

花村嘉英(2020)「クッツェーの『Age of Iron(鉄の時代)』の執筆脳について」より

クッツェーの「Age of Iron(鉄の時代)」で執筆脳を考える7

【連想分析2】

情報の認知1(感覚情報)  
 感覚器官からの情報に注目することから、対象の捉え方が問題になる。また、記憶に基づく感情は、扁桃体と関係しているため、条件反射で無意識に素振りに出てしまう。このプロセルのカラムの特徴は、@ベースとプロファイル、Aグループ化、Bその他の条件である。
 
情報の認知2(記憶と学習)  
 外部からの情報を既存の知識構造へ組み込む。この新しい知識はスキーマと呼ばれ、既存の情報と共通する特徴を持っている。未知の情報は、またカテゴリー化される。このプロセスは、経験を通した学習になる。このプロセルのカラムの特徴は、@旧情報、A新情報である。

情報の認知3(計画、問題解決、推論)  
 受け取った情報は、計画を立てるプロセスでも役に立つ。その際、目的に応じて問題を分析し、解決策を探っていく。しかし、獲得した情報が完全でない場合は、推論が必要になる。このプロセルのカラムの特徴は、@計画から問題解決へ、A問題未解決から推論へである。

花村嘉英(2020)「クッツェーの『Age of Iron(鉄の時代)』の執筆脳について」より

クッツェーの「Age of Iron(鉄の時代)」で執筆脳を考える6

分析例

1 カレンがガンを認める場面。   
2 この小論では、「鉄の時代」の執筆脳を「白人リベラルと精神の葛藤」と考えているため、意味3の思考の流れ、精神の葛藤に注目する。  
3 意味1@視覚A聴覚B味覚C嗅覚D触覚 、意味2 @喜A怒B哀C楽、意味3 精神の葛藤@ありAなし、意味4振舞い @直示A隠喩B記事なし
4 人工知能 @白人リベラル、A精神の葛藤 
 
テキスト共生の公式   
 
ステップ1 意味1、2、3、4を合わせて解析の組「末期がんと精神的な愛」を作る。
ステップ2 野蛮と人種差別の時代がやがて終わることを強調しているため、「白人リベラルと精神の葛藤」という組を作り、解析の組と合わせる。

A @視覚+B哀+@あり+@直示という解析の組を、@白人リベラル+A精神の葛藤という組と合わせる。
B @視覚+B哀+@あり+@直示という解析の組を、@白人リベラル+A精神の葛藤という組と合わせる。
C @視覚+A怒+@あり+@直示という解析の組を、@白人リベラル+A精神の葛藤という組と合わせる。 
D @視覚+B哀+@あり+@直示という解析の組を、@白人リベラル+A精神の葛藤という組と合わせる。
E @視覚+B哀+@あり+@直示という解析の組を、@白人リベラル+A精神の葛藤という組と合わせる。   
結果  表2については、テキスト共生の公式が適用される。

花村嘉英(2020)「クッツェーの『Age of Iron(鉄の時代)』の執筆脳について」より

クッツェーの「Age of Iron(鉄の時代)」で執筆脳を考える5

【連想分析1】

表2 受容と共生のイメージ合わせ

A "You know I am sick. Do you know what is wrong with me? I have canser. I have canser from the accumulation of shame I endured in my life. That is how canser comes about: from self-loathing the body turns malignant and begins to eat away at itself. 意味1 1、意味2 3、意味3 1、意味4 1、人工知能2

B "You say, 'What is the point of consuming yourself in shame and loathing? I don't want to listen to the story of how you feel, it is just another story, why don't you do something?' And when you say that, I say, 'Yes.' I say, 'Yes.' I say, 'Yes.' 意味1 1、意味2 3、意味3 1、意味4 1、人工知能2

C "There is nothing I can reply but 'Yes' when you put that question to me. But let me tell you what it is like to utter that 'Yes.' It is like being on trial for your life and being allowed only two words. Yes and No. Whenever you take a breath to speak out, you are warned by the judges: 'Yes or No: no speeches'.
意味1 1、意味2 2、意味3 1、意味4 1、人工知能1

D 'Yes,' you say. Yet all the time you feel other words stirring inside you like life in the womb. Not like a child kocking, not yet, but like the very beginnings, like the deepdown stirring of knowledge a woman has when she is pregnant.
"There is not only death inside me. There is life too. The death is strong, the life is weak. But my duty is to the life. I must keep it alive. I must. 意味1 1、意味2 3、意味3 1、意味4 1、人工知能2

E "You do not believe in words. You think only blows are real, blows and bullets. But listen to me: can't you hear that the words I speak are real? Listen! They may only be air but they come from my heart, from my womb. They are not Yes, they are not No. What is living inside me is something else, another word. And I am fighting for it, in my manner, fighting for it not to be stifled. 
意味1 1、意味2 3、意味3 1、意味4 1、人工知能2

花村嘉英(2020)「クッツェーの『Age of Iron(鉄の時代)』の執筆脳について」より
ファン
検索
<< 2024年09月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
花村嘉英さんの画像
花村嘉英
花村嘉英(はなむら よしひさ) 1961年生まれ、立教大学大学院文学研究科博士後期課程(ドイツ語学専攻)在学中に渡独。 1989年からドイツ・チュービンゲン大学に留学し、同大大学院新文献学部博士課程でドイツ語学・言語学(意味論)を専攻。帰国後、技術文(ドイツ語、英語)の機械翻訳に従事する。 2009年より中国の大学で日本語を教える傍ら、比較言語学(ドイツ語、英語、中国語、日本語)、文体論、シナジー論、翻訳学の研究を進める。テーマは、データベースを作成するテキスト共生に基づいたマクロの文学分析である。 著書に「計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか?」(新風舎:出版証明書付)、「从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む」(華東理工大学出版社)、「日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで(日语教育计划书−面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用)」南京東南大学出版社、「从认知语言学的角度浅析纳丁・戈迪默-ナディン・ゴーディマと意欲」華東理工大学出版社、「計算文学入門(改訂版)−シナジーのメタファーの原点を探る」(V2ソリューション)、「小説をシナジーで読む 魯迅から莫言へーシナジーのメタファーのために」(V2ソリューション)がある。 論文には「論理文法の基礎−主要部駆動句構造文法のドイツ語への適用」、「人文科学から見た技術文の翻訳技法」、「サピアの『言語』と魯迅の『阿Q正伝』−魯迅とカオス」などがある。 学術関連表彰 栄誉証書 文献学 南京農業大学(2017年)、大連外国語大学(2017年)
プロフィール
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。