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2023年07月15日

クッツェーの「Age of Iron(鉄の時代)」で執筆脳を考える4

3 データベースの作成・分析

 データベースの作成法について説明する。エクセルのデータについては、列の前半(文法1から意味5)が構文や意味の解析データ、後半(医学情報から人工知能)が理系に寄せる生成のデータである。一応、L(受容と共生)を反映している。データベースの数字は、登場人物を動かしながら考えている。
 こうしたデータベースを作る場合、共生のカラムの設定が難しい。受容は、それぞれの言語ごとに構文と意味を解析し、何かの組を作ればよい。しかし、共生は、作家の知的財産に基づいた脳の活動が問題になるため、作家ごとにカラムが変わる。

【データベースの作成】

表1 「鉄の時代」のデータベースのカラム
項目名 内容  説明
文法1 態    能動、受動、使役。
文法2 時制、相  現在、過去、未来、進行形、完了形。
文法3 様相  可能、推量、義務、必然。
意味1 五感  視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚。
意味2 喜怒哀楽  情動との接点。瞬時の思い。
意味3 思考の流れ 精神の葛藤ありなし
意味4 振舞い  ジェスチャー、身振り。直示と隠喩を考える。
医学情報 病跡学との接点 受容と共生の共有点。購読脳「末期がんと精神的な愛」と病跡学でリンクを張るためにメディカル情報を入れる。
情報の認知1 感覚情報の捉え方 感覚器官からの情報に注目するため、対象の捉え方が問題になる。例えば、ベースとプロファイルやグループ化または条件反射。
情報の認知2 記憶と学習 外部からの情報を既存の知識構造に組み込む。その際、未知の情報についてはカテゴリー化する。学習につながるため。記憶の型として、短期、作業記憶、長期(陳述と非陳述)を考える。
情報の認知3 計画、問題解決、推論 受け取った情報は、計画を立てるときにも役に立つ。目的に応じて問題を分析し、解決策を探っていく。獲得した情報が完全でない場合、推論が必要になる。
人工知能 リベラルと精神の葛藤 エキスパートシステム リベラルは、白人自由主義者のこと。 精神の葛藤とは、精神内部でそれぞれ違った方向の力と力とが衝突している状態。

花村嘉英(2020)「クッツェーの『Age of Iron(鉄の時代)』の執筆脳について」より

クッツェーの「Age of Iron(鉄の時代)」で執筆脳を考える3

 フローレンスの子供ベッキの友人ジョンが大けがをする。皆が病院に見舞いに行くも、カレンとヴァーキュールは、車に残る。ヴァーキュールは、末期がんであることを娘に告げるように勧める。
 フローレンスのいとこタバネに会うため、カレンとフローレンスは、ググルトに行く。叫びや死体が渦巻く地域で、カレンは、発作を起こす。そこでベッキと黒人たちが口に砂を含み壁の横で寝ているのを見た。白人の社会で生きて来たカレンが知らない世界である。鉄がカレンやケープタウンの人々の粗雑で野蛮な生活を表現している。フローレンスも鉄に似ていて、子供たちもやはり鉄の子供たちである(P.50)。野蛮であることは、大部分のケープタウンの人々の気質である。すべての歴史の時代と同様に、野蛮と人種差別は、ある時終結することになる(P.68)。
 カレンは、自殺も考える。ヴァーキュールは、リキュールを買い、飲むように勧める。カレンは、拒絶するも、ベッキに尋ねながらジョンを探す。何かを隠している。次の日、警察がジョンを探しに来る。カレンが混乱する間、ジョンは射殺される。カレンは、通りをさ迷い歩く。ヴァーキュールは彼女を見つけ、木の中で共に休息する。カレンには激しい痛みが襲う。
 がんが進行しているため(P.155)、体が急速に衰え、悪夢にうなされる。ヴァーキュールは、繰り返し生命を絶つように勧める。二人は、ベッドを共にしはじめる。精神的な恋愛である。あるとても寒い日に彼女が起きた時、今日がその日かどうか尋ねる。ヴァーキュールは、ベッドに入り彼女を抱擁する(P.198)。人種の壁を越えて。カレンの最後の言葉は、もう温まることができないである。
 クッツェーは、この小説の中に重要なテーマを置いている。年を取る、死、英雄としての告白者、語りの表現、自由の意味、人の組合、親しい関係や南アフリカの白人リベラルの位置などである。 
 そこで、「鉄の時代」の購読脳は、「末期がんと精神的な愛」にし、野蛮と人種差別というアパルトヘイトの時代がやがて終わることを強調しているため、執筆脳は「白人リベラルと精神の葛藤」にする。「鉄の時代」のシナジーのメタファーは、「クッツェーと病気や社会がもたらす心の問題」である。
 

花村嘉英(2020)「クッツェーの『Age of Iron(鉄の時代)』の執筆脳について」より

クッツェーの「Age of Iron(鉄の時代)」で執筆脳を考える2

2 「Age of Iron」のLのストーリー

 ジョン・マックスウェル・クッツェー(1940−)は、アフリカーナ―の両親のもと南アフリカのケープタウンに生まれた。大学までケープタウンで過ごし、英文学と数学の学士号を取る。1961年にイギリスへ留学し、フォード・マドックス・フォードで修士論文を書く。その後、南アフリカに帰国するも、博士論文作成のためアメリカに渡り、テキサス大学でサミュエル・ベケットに関する言語学からの考察で博士号を取得する。
 「Age of Iron」(1990)は、元大学教授のカレンという女性とアパルトヘイトに反対し米国に移住した彼女の娘が交わす手紙という形で物語が進んでいく。カレンが書簡体の一人称のナレーターである。手紙の中で娘もさること、読者に直接呼びかける文体である。クッツェーの小説は、coming-age novelと解釈され、主役の成長に焦点を当てた一種の発展小説である。
 医者に末期がんを宣告されたカレンは、近くキャンプから出て来たホームレスのヴァーキュールという男と心が通う(P.131)。カレンには、フローレンスという子持ちの家政婦がいるにも関わらず、突然の体の痛みに彼が手を貸してくれたからである。カレンは、確かにフローレンスの息子が居合わせることが不快であった。
 フローレンスの子供ベッキの友人ジョンが大けがをする。皆が病院に見舞いに行くも、カレンとヴァーキュールは、車に残る。ヴァーキュールは、末期がんであることを娘に告げるように勧める。

花村嘉英(2020)「クッツェーの『Age of Iron(鉄の時代)』の執筆脳について」より

クッツェーの「Age of Iron(鉄の時代)」で執筆脳を考える1

1 先行研究

 文学分析は、通常、読者による購読脳が問題になる。一方、シナジーのメタファーは、作家の執筆脳を研究するためのマクロに通じる分析方法である。基本のパターンは、まず縦が購読脳で横が執筆脳になるLのイメージを作り、次に、各場面をLに読みながらデータベースを作成し、全体を組の集合体にする。そして最後に、双方の脳の活動をマージするために、脳内の信号のパスを探す、若しくは、脳のエリアの機能を探す。これがミクロとマクロの中間にあるメゾのデータとなり、狭義の意味でシナジーのメタファーが作られる。この段階では、副専攻を増やすことが重要である。 
 執筆脳は、作者が自身で書いているという事実及び作者がメインで伝えようと思っていることに対する定番の読み及びそれに対する共生の読みと定義する。そのため、この小論では、トーマス・マン(1875−1955)、魯迅(1881−1936)、森鴎外(1862−1922)に関する私の著作を先行研究にする。また、これらの著作の中では、それぞれの作家の執筆脳として文体を取り上げ、とりわけ問題解決の場面を分析の対象にしている。さらに、マクロの分析について地球規模とフォーマットのシフトを意識してナディン・ゴーディマ(1923−2014)を加えると、“The Late Bourgeois World”執筆時の脳の活動が意欲と組になることを先行研究に入れておく。 
 筆者の持ち場が言語学のため、購読脳の分析の際に、何かしらの言語分析を試みている。例えば、トーマス・マンには構文分析があり、魯迅にはことばの比較がある。そのため、全集の分析に拘る文学の研究者とは、分析のストーリーに違いがある。文学の研究者であれば、全集の中から一つだけシナジーのメタファーのために作品を選び、その理由を述べればよい。なおLのストーリーについては、人文と理系が交差するため、機械翻訳などで文体の違いを調節するトレーニングが推奨される。
 なお、メゾのデータを束ねて何やら予測が立てば、言語分析や翻訳そして資格に基づくミクロと医学も含めたリスクや観察の社会論からなるマクロとを合わせて、広義の意味でシナジーのメタファーが作られる。

花村嘉英(2020)「クッツェーの『Age of Iron(鉄の時代)』の執筆脳について」より

2023年05月31日

川端康成の『雪国』から見えてくるシナジーのメタファーとは11

6 今後について

 購読脳の出力「無と創造」と執筆脳のゴール「創造と目的達成型の認知発達」を調節するために、存在の論理の中でバルカン文を置いた。ロジックが想定できると、文理のバランスを取ることができ、全体をまとめる上で役に立つ。さらに文理双方の脳の活動を合わせてシナジーのメタファーとするために、セカンドのカラムとして顔の表情を設け、データベースの分析を濃くする方法について考えた。顔の表情にも無と創造があるためである。 
今後についても一言述べる。他の作家のデータベースと地球規模に集団の脳の活動として相互依存関係を作り、作家としての人間の条件に危機管理ないしリスク回避を設けて、社会学に基づいた考察を試みた。花村(2018)の中で取り上げた作家(トーマス・マン、魯迅、森鴎外、ナディン・ゴーディマ、井上靖)が試みるリスク回避の研究をさらに展開させるためである。作家同士の依存関係は、クラウドからの束ねるリボンとして医療、観察、数理、文化、家族、教育、福祉、比較などの社会学が管理する。また、国地域に関しては、言語や文化による分け隔てはなく、地球上のどこもが研究の対象となるため、シナジーのメタファーは、すべての言語に適応可能な研究方法といえる。

【参考文献】

遠藤弘 1974 『存在の論理』 早稲田大学出版部 
大宮信光 2010 『ロボットのしくみ』 日本文芸社 
川端康成 1979 『雪国』 講談社文庫 
花村嘉英 2005 『計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか?』 新風舎 
花村嘉英 2015 『从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む』 華東理工大学出版社 
花村嘉英 2017 『日语教育计划书−面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用 日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで』 南京東南大学出版社 
花村嘉英 2018 「シナジーのメタファーの作り方−トーマス・マン、魯迅、森鴎外、ナディン・ゴーディマ、井上靖」『中国日語教学研究会上海分会論文集(2017)』華東理工大学出版社 241-249 
原文雄・小林宏 2004『顔という知能−顔ロボットによる人工感情の創発』共立出版 




川端康成の『雪国』から見えてくるシナジーのメタファーとは10

場面A
分析例 愛を意味する表現があり人格形成もある(無と創造のカラム)。視覚と聴覚の情報は、グループ化とし、顔の表情は、中立にする((五感)情報の認知1と顔の表情のカラム)。AIの感情は愛情となる。しかし、目的は達成されない(人工感情と認知発達のカラム)。

場面B
分析例 愛を意味する表現があり人格形成もある。視覚の情報は、ベースとプロファイルで捉え、顔の表情は、頬を動かすにする。AIの感情は愛情となる。しかし、目的は達成されない。

場面C
分析例 愛を意味する表現があり人格形成もある。視覚の情報は、ベースとプロファイルで捉え、顔の表情は、唇を動かすにする。AIの感情は愛情となる。しかし、目的は達成されない。 

場面D
分析例 愛を意味する表現があり人格形成もある。視覚の情報は、ベースとプロファイルで捉え、顔の表情は肌色にする。AIの感情は人格となる。しかし、目的は達成されない。 

場面E
分析例 愛を意味する表現はなく人格形成がある。視覚と聴覚の情報は、グループ化とし、顔の表情は中立にする。AIの感情は人格となり、目的が達成される。

 (1)の公式と表2の分析例から分かるように、駒子の三味線の稽古の場面でA、B、C、D、Eそれぞれの信号が購読脳から執筆脳へ流れていく中で、最後に目的が達成されているため、この場面では「川端康成と認知発達」というシナジーのメタファーが一応成立している。

花村(2018)「川端康成の『雪国』から見えてくるシナジーのメタファーとは」より

川端康成の『雪国』から見えてくるシナジーのメタファーとは9

 表1は、駒子が三味線の稽古をしている場面である。駒子と島村は、やり取りをしている間に、お互いに気持ちの整理がついてきた。三曲目にもなれば、いつもの稽古の様子を体が覚えているし、聞き手にもそう聞こえてくる。新曲浦島を引いたところで駒子の目的は達成された。
 データベースのセカンドのカラムの設定は、分析をさらに詳細にする効果がある。例えば、振舞いのカラム(直示と隠喩)の焦点を絞って、特に登場人物の顔の表情というジェスチャーについて調べながら、これが脳の信号の伝わり具合とどのように関連しているのか考えることが作者の執筆脳との関係を解き明かしてくれる。表1のカラムの要素を確認していこう。

花村(2018)「川端康成の『雪国』から見えてくるシナジーのメタファーとは」より

川端康成の『雪国』から見えてくるシナジーのメタファーとは8

表1 データベースからの抜粋

A 三曲目に都鳥を弾きはじめた頃は、その曲の艶な柔らかさのせいもあって、島村はもう鳥肌たつような思いは消え、温かく安らいで、駒子の顔を見つめた。そうするとしみじみ肉体の親しみが感じられた。
無と創造 1, 1
(五感)情報の認知1と顔の表情 (1+2) 2, 11
人工感情と認知発達 1, 2
B 細く高い鼻は少し寂しいはずだけれども、頬が生き生きと上気しているので、私はここにいますという囁きのように見えた。
無と創造 1, 1
(五感)情報の認知1と顔の表情 (1) 1, 3
人工感情と認知発達 1, 2
C あの美しく血の滑らかな脣は、小さくつぼめた時も、そこに写る光をぬめぬめ動かしているようで、そのくせ唄につれて大きく開いても、また可憐にすぐ縮まるという風に、彼女の体の魅力そっくりであった。
無と創造 1, 1
(五感)情報の認知1と顔の表情 (1) 1, 4
人工感情と認知発達 1, 2
D 粉はなく、都会の水商売で透き通ったところへ、山の色が染めたとでもいう、百合か玉葱みたいな球根を剥いた新しさの皮膚は、首までほんのり血の色が上がっていて、なによりも清潔だった。
無と創造 1, 1
(五感)情報の認知1と顔の表情 (1) 1, 10
人工感情と認知発達 2, 2
E しゃんと坐り構えているのだが、いつになく娘じみて見えた。最後に、今稽古中のをと言って、譜を見ながら新曲浦島を引いてから、駒子は黙って撥を糸の下に挟むと、身体を崩した。
無と創造 2, 1
(五感)情報の認知1と顔の表情 (1+2) 2, 11
人工感情と認知発達 2, 1

花村嘉英 (2018)「川端康成の『雪国』から見えてくるシナジーのメタファーとは」より

川端康成の『雪国』から見えてくるシナジーのメタファーとは7

5 データベースの作成と分析

「雪国」のデータベースを作成する際、カラムが文理でリレーショナルになるように並べ方を工夫している。購読脳のカラムには、構文論として助詞、時制、態、様相を置き、意味論には、喜怒哀楽、五感(1視覚、2聴覚、3味覚、4臭覚、5触覚)、振舞い(直示、隠喩)、無と創造(其々1ある2なし)を置いている。
 次に、顔の表情については、情報の認知1(情報の捉え方 1ベースとプロファイル2グループ化))のセカンドのカラムとして数字を作りたい。例えば、1眉を動かす、2瞼を動かす、3頬を動かす、4唇を動かす、5口を開ける、6顎を動かす、7息を吐く、8鼻を動かす、9目を動かす(細目、薄目、ウインク、瞬き)、10肌色(赤らむ、青ざめる、日焼け、化粧)、11中立を置き、顔の表情の数字と五感及び情報の認知1を組みにする。
 さらに驚き、恐れ、怒り、嫌悪などといった感情の基本表現のうち、川端文学では愛情が重要となるため、人工感情の要素は、1原点(無+愛→愛情)と2創造(理想の型+加工→人格)にする。愛が無と組になって愛情となるか、または人格が形成されれば、認知発達でいう目的達成のときにシナジーのメタファーが成立する。

(2)データベースの各場面の信号の流れ

「文法1(助詞)」→「文法2(時制、相)」→「文法3(態)」→「文法4(様相)」→「意味1(五感)」→「意味2(喜怒哀楽)」→「意味3(振舞い)」→「意味4(無と創造)」(言語の認知の出力は「無と創造」、これが情報の認知の入力となる)→「病跡学との接点」→「情報の認知1(情報の捉え方)」→「セカンド 顔の表情」→「情報の認知2(記憶と学習)」→「情報の認知3(問題解決)」→「人工感情(1愛情2人格)」→「認知発達(1目的達成2非ず)」(情報の認知の出力)

花村 (2018)「川端康成の『雪国』から見えてくるシナジーのメタファーとは」より

川端康成の『雪国』から見えてくるシナジーのメタファーとは6

 川端のいう無は、愛と組むと止揚するため、すでに存在しており、将来もしかりである。こう考えると、愛と組むと止揚する無が存在するなら、存在する無は、バルカンの原理と調節ができ、「無と創造」の組み合わせは可能である。 しかし、それが理系でいうところの何に当たるのかという問題がある。そこで問題解決のために、川端の創造を定理や公式からなる理想の型とし、登場人物は、人工的で畸形に加工できるものとする。
 原・小林(2004)によると、顔の表情は、人の人格や人の心理状態または生理状態を表すという。人格は、人相学に基づく人物評価に用いられ、心理と生理は、相手の気持ちや体の具合を理解するための顔の情報として使われる。川端の創造も、上述したように、理想の型を置いて人工的で畸形も含めた人格の形成を試みる。なお、人工感情は、警察のモンタージュ写真の作成などに応用例が見られる。

花村 (2018)「川端康成の『雪国』から見えてくるシナジーのメタファーとは」より
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プロフィール
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花村嘉英
花村嘉英(はなむら よしひさ) 1961年生まれ、立教大学大学院文学研究科博士後期課程(ドイツ語学専攻)在学中に渡独。 1989年からドイツ・チュービンゲン大学に留学し、同大大学院新文献学部博士課程でドイツ語学・言語学(意味論)を専攻。帰国後、技術文(ドイツ語、英語)の機械翻訳に従事する。 2009年より中国の大学で日本語を教える傍ら、比較言語学(ドイツ語、英語、中国語、日本語)、文体論、シナジー論、翻訳学の研究を進める。テーマは、データベースを作成するテキスト共生に基づいたマクロの文学分析である。 著書に「計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか?」(新風舎:出版証明書付)、「从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む」(華東理工大学出版社)、「日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで(日语教育计划书−面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用)」南京東南大学出版社、「从认知语言学的角度浅析纳丁・戈迪默-ナディン・ゴーディマと意欲」華東理工大学出版社、「計算文学入門(改訂版)−シナジーのメタファーの原点を探る」(V2ソリューション)、「小説をシナジーで読む 魯迅から莫言へーシナジーのメタファーのために」(V2ソリューション)がある。 論文には「論理文法の基礎−主要部駆動句構造文法のドイツ語への適用」、「人文科学から見た技術文の翻訳技法」、「サピアの『言語』と魯迅の『阿Q正伝』−魯迅とカオス」などがある。 学術関連表彰 栄誉証書 文献学 南京農業大学(2017年)、大連外国語大学(2017年)
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