2011年10月08日
若手金融マン世界の貧困削減に挑む
「ミッション」にて視聴
貧しい人に小口でお金を貸し、そのお金で経済的自立を助ける事を目的としたマイクロクレジット。
提唱者はノーベル賞を受賞し、貧困削減の特効薬としてもてはやされ、実際に大きな効果を生んでいるという。
しかし現在では大した意志も無く収益性に目を付けて取り組む業者も多く、ほとんど経済的自立支援に役に立っていないどころかひどい場合は闇金ばりに利用者を追い込み、人生を破綻させているケースも報告されている。
この番組はノーテンキが売りなので、そういった面倒臭い話には触れず、日本の若者がマイクロクレジットに取り組むにあたっての苦労にスポットを当てている。
そしてこの若者達が普段はファイナンス系の仕事を行っているためかなかなかドライで、この番組特有のぬるぬる感を払拭してくれていた。
おせっかいな学者的な人がアドバイスと称して突っ込みを入れるのだが、全く汲みいれず余裕で反論。
学者は笑顔を装いつつも内心穏やかでないようで、遂には「今のままじゃ単なるモノマネなんだよ!」位言い出す。
しかしそれにも「モノマネで結構」と冷静に反論。
なかなか笑わせてもらった。
それにしても結構大志を持って挑んでいる彼らですら実際のマイクロクレジットの運用現場では月利5%で利用者に5人組で共同監視を行わせるといったようななんだかあんまりな感じなのだなと。
月利5%なんて日本じゃ闇金だよ。
元々財が無い彼らは破産なんてこともほとんど無いだろうし、知人で5人組された日にゃ首絞めてでも返すよね。
それで90%を超える回収率を自慢されてもなあ。
もっと個人ではなく、社会がリスクを負う仕組みができないものだろうか。
まったく関係ない話であるが、ニューヨークの片田舎に「イサカ」という町があって、そこでは「イサカアワー」という地域通貨が流通している。
そしてイサカで事業を起こしたいと願い出て、その事業がイサカにとって有意義と認められればイサカアワーが「無利子」で融資されるという。
グローバルよりもコミュニティー、クローズドな方向の方が貧困対策には向いているような気がしないでもない。
貧しい人に小口でお金を貸し、そのお金で経済的自立を助ける事を目的としたマイクロクレジット。
提唱者はノーベル賞を受賞し、貧困削減の特効薬としてもてはやされ、実際に大きな効果を生んでいるという。
しかし現在では大した意志も無く収益性に目を付けて取り組む業者も多く、ほとんど経済的自立支援に役に立っていないどころかひどい場合は闇金ばりに利用者を追い込み、人生を破綻させているケースも報告されている。
この番組はノーテンキが売りなので、そういった面倒臭い話には触れず、日本の若者がマイクロクレジットに取り組むにあたっての苦労にスポットを当てている。
そしてこの若者達が普段はファイナンス系の仕事を行っているためかなかなかドライで、この番組特有のぬるぬる感を払拭してくれていた。
おせっかいな学者的な人がアドバイスと称して突っ込みを入れるのだが、全く汲みいれず余裕で反論。
学者は笑顔を装いつつも内心穏やかでないようで、遂には「今のままじゃ単なるモノマネなんだよ!」位言い出す。
しかしそれにも「モノマネで結構」と冷静に反論。
なかなか笑わせてもらった。
それにしても結構大志を持って挑んでいる彼らですら実際のマイクロクレジットの運用現場では月利5%で利用者に5人組で共同監視を行わせるといったようななんだかあんまりな感じなのだなと。
月利5%なんて日本じゃ闇金だよ。
元々財が無い彼らは破産なんてこともほとんど無いだろうし、知人で5人組された日にゃ首絞めてでも返すよね。
それで90%を超える回収率を自慢されてもなあ。
もっと個人ではなく、社会がリスクを負う仕組みができないものだろうか。
まったく関係ない話であるが、ニューヨークの片田舎に「イサカ」という町があって、そこでは「イサカアワー」という地域通貨が流通している。
そしてイサカで事業を起こしたいと願い出て、その事業がイサカにとって有意義と認められればイサカアワーが「無利子」で融資されるという。
グローバルよりもコミュニティー、クローズドな方向の方が貧困対策には向いているような気がしないでもない。
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