2011年08月04日
予防接種 大論争
アメリカでは予防接種を子供に受けさせない親が増えてきているという話。
予防接種のせいで自閉症など様々な障害、病気になったとする噂、研究がインターネットを通じて広く流布され、それを信じた人達が予防接種に反対している。
ジムキャリーなどの有名人達も反対運動に加わっているのには驚いた。
反対派の主な主張は予防接種後に何らかの症状が出たと訴える人を取り上げて、
「何らかの因果関係があるハズ」「もっと調べるべき」「製薬会社が薬を売りたいだけだ。」
というようなものが主になっており、
推進派は「調べた結果因果関係が認められない。」と言う。
反対派のほぼ唯一の科学的根拠らしい論文も後に多くの学会で否定されたという。
という事で番組の作りとしては予防接種推進側に若干寄った作りになっている。
疫学的、統計学的、科学的には予防接種は有効なのに、根拠の薄い情報に振り回されているのが問題というような印象を受ける。
個人的な意見だが、確かに自閉症を予防接種のせいにするのはバカげていると思うが、インフルエンザなどの一部の予防接種に関しては有効性に疑問がある。
ワクチンのせいで次から次へと変異し、毎年のように新しいインフルエンザが増えている可能性があるからだ。
まともに受けていたらどんどん受けなくてはならない予防接種の数が増えてしまう。
「人間本来の免疫力を強くする事が重要で、予防接種はむしろ免疫力を低下させてしまう。」という反対活動家の一部の意見は一理あると思う。
もう一点見逃せないのは、推進派の中にワクチン開発で大儲けした人間がいる事である。
当然反対派はこの点も攻撃するのだが、社会的にどうするかという問題において個人が大儲けするシステムが存在すると、どうしても歪みが生まれてしまう気がする。
極端な金銭的メリットを与えなくても研究に熱心でいられる真面目な研究者は沢山いると思うよ。
予防接種全肯定も全否定も問題で、最低限必要なものをしっかり精査しながら行っていく必要があるんじゃなかろうか。
子供に受けさせる事が多い予防接種。
今は比較的情報が得やすい時代なので親としてはちゃんと情報取ってしっかり考え、流されずに厳選して受けさせるべきという事でどうでしょうか。
まあ言うが易しなんだけど。
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