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こういう前向きなドキュメンタリーをポジティブドキュメンタリーと呼ぶ事にしよう。

貧困と犯罪にあえぐスラムから子供達を救うため、とある音楽家が音楽教育を通じて児童保護、コミュニティー開発、自立、スラムからの脱出を試みる。

これが大きな成果を挙げ続け、早35年。楽器と学ぶ機会を無償で提供し、彼らに光を与える。

成長すれば楽団を編成し、海外公演も行う。

このプログラムから多くの音楽家が生まれ各国の楽団員となっている。

更にこのプログラムのスタッフとして戻ってくる者もあり、音楽による夢と希望が単なる感情面での充足だけでなく、現実的な経済的自立支援として機能している点に恐れ入った。

これは世界中の貧困を救うヒントになり得る事では無いだろうか。

一般的には学校の建設や職業訓練などに目を向けられがちだが、音楽を含めた芸術活動というのは大抵どの地域にも伝統的に根ざしているものであり、その土地の子供達にとってなじみ易く、アイデンティティーの確立にも繋がる気がする。

実際にこの楽団の演奏はいわゆるクラッシクなオーケストラのイメージよりももっと力強く陽気で、とても南米のイメージにぴたりであった。

あまりキレイでない部屋にひしめき合うように人が集まり、笑顔と熱気に満ちた大合奏となる。

踊りだしたくなるようなその演奏は「一緒にやりたい!」と思わせるような魅力と敷居の低さがあった。

チャリティー好きのミュージシャンは一度ベネズエラに修行に行くといい。

本物の音楽の力がそこにある。


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