2016年04月22日
世界三大名木ジャカランダ
ジャカランダとは
南米に約50種類が分布する樹木です。
日本で主に栽培されているのは、ャカランダ・ミシモフォリアという種です。
ミモシフォリアはアルゼンチン原産の落葉高木で樹高は15mに達します。
現地では街路樹などに広く利用されています。
熱帯では乾期の終わりに落葉した状態で花を咲かせ、その後に新芽を出します。
花の色は淡い藤色で神秘的に美しく、「世界三大花木」のひとつとされています。
ひとつの花房に50~90コの花を付け、満開時は木を覆うほどに咲き乱れます。
白花の変種が知られています。
葉は鳥の羽のように繊細で細かく、非常にやわらかな感じがします。
充分な大きさに育った木でないと開花は難しく、
日本では鉢植えの若木を観葉植物として扱うことが多いです。
ジャカランダの名は、ブラジルでの呼び名から付けられた
ポルトガル名に由来するとされています。
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【ジャカランダを育て花を咲かすことはできるのか。】
アルゼンチン原産で、鮮やかな花を咲かせ、
現地や九州などでは庭木や街路樹として植えられています。
花色は紫色。
普通のジャカランダは植え付けから
10年程度経ち樹高数メートル以上にならないと
花を咲かせませんが、
この品種は開花済みの親木から穂木を採っている
接木苗なので上手に育てると2~4年後から開花し始めます。
レースのような繊細な羽状複葉が美しく、
鉢植えで観葉植物としても人気です。
栽培管理もしやすく、冬季は鉢植えにして室内で鑑賞しますが、
関東以南の暖地では少し防寒すれば露地植えも可能です。
花を咲かせるためには強い霜に当てないようにしてください。
【栽培方法】
日当たりの良い場所で育ててください。
苗木のうちは鉢植えで育てます。
春から秋は水をたっぷり与え、冬の落葉期は乾燥気味に管理します。
肥料は春から秋の成長期に緩効性化成肥料を2ヶ月に1回程度施します。
日中気温が15度くらいになると成長がとまるので、
その頃に化成肥料10g、早春に再度同じくらいの肥料を
与えると開花しやすくなります。
幹が直径3cm以上になれば暖地での庭植えもできます。
花を咲せるポイントとして、夏に伸びた枝に花が付くので 、
6月以降は剪定しないこと、また枝を強い霜に当てないことになります。
暖地以外では鉢植えのまま育て、室内で冬越しさせます。
低温にあてなければ落葉しませんが、
花もつきませんのでご注意ください。
春を迎えたアルゼンチン、咲き誇るジャカランダ
アルゼ-ンチン・ブエノスアイレスで撮影されたもの。
1万本以上のジャカランダが咲き誇ってい-る。
タグ:ジャカランダ
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