2012年12月21日 公開予定
レ・ミゼラブル
Les Miserables
ドラマ(ミュージカル) | 2012 | イギリス
フランスの文豪ヴィクトル・ユゴーが1862年に発表した小説「レ・ミゼラブル」。 ミュージカルとしては1985年からロンドンで上演され、今なお世界各地でロングランを続けています。
銀の食器を盗んだジャン・バルジャンに対して、持ち主である司教が、「それは差し上げたもの、これも差し上げる予定でしたのにと、銀の燭台を差し出す」という節は、多くの人が聞いたことがあるであろうお話。 日本では「ああ無情」というタイトルで明治に翻訳されました。
ジャン・バルジャンとコゼットを中心に、二人の波乱万丈な人生をヒュー・ジャックマン、アマンダ・サイフリッドが演じます。 とくにアマンダ・サイフリッドの"コゼット"はかなり興味を惹かれます。雰囲気だけでみるとはまり役ではないでしょうか。
原作を読むかぎりでは決して明るい物語ではありません、むしろその逆です。 しかし強く心に響き、また残ります。 10年以上前のリーアム・ニーソン版の『レ・ミゼラブル』より、かなり期待できそうです。
製作にキャメロン・マッキントッシュが参加しているところからも力の入れようが伺えます。 キャメロン・マッキントッシュはイギリスの舞台プロデューサーで、「キャッツ」、「オペラ座の怪人」、「ミス・サイゴン」など、日本でも有名なミュージカルをプロデュースしてきた敏腕。
監督はトム・フーパー、出演はヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイ、ラッセル・クロウ、アマンダ・サイフリッド、ヘレナ・ボナム=カーター、サシャ・バロン・コーエン、エディ・レッドメイン、サマンサ・バークス、他。
監督は第83回アカデミー賞作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞に輝いた『英国王のスピーチ』のトム・フーパー。
9月に来日した際、富士山に登山したり、新幹線に乗って興奮したニュースが飛び交った日本大好き男ヒュー・ジャックマン。 2013年も注目作が続いており、超豪華キャストのコメディ『Movie 43』や、X-メンシリーズ最新作(スピンオフ)『The Wolverine』(ウルヴァリン: SAMURAI)、ジェイク・ジレンホールとの共演作『Prisoners』などの公開(全米において)が控えています。
新婚ホヤホヤのアン・ハサウェイは、本作の撮影中で行った過激なダイエットがニュースになっていました。 2014年全米公開予定のスティーヴン・スピルバーグ監督のSFアクション『Robopocalypse』への出演が決定しています。 他クリス・ヘムズワースも出演決定です。
新婚さんがいる一方、こちらは9年連れ添った妻と離婚したラッセル・クロウ。 今後は大作への出演が続いており、マーク・ウォールバーグ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ等と共演のクライムサスペンス『Broken City』、スーパーマンのリブート作『Man of Steel』(日本でも2013年6月に公開予定)、2013年公開予定のウィル・スミス、コリン・ファレル、マット・ボマー等と共演するファンタジー『Winter's Tale』、『ブラック・スワン』のダーレン・アロノフスキー監督の『Noah』(2014年3月全米公開予定)、さらにレオナルド・ディカプリオがプロデューサーを担当し、『ホステル』のイーライ・ロスが監督する『Harker』へ、主役の"ドラキュラ伯爵"役としての出演が決定しています。
今年に入ってジョシュ・ハートネットとの交際話や、最近ではデズモンド・ハリントンとの熱愛が報じられたアマンダ・サイフリッド。 今後はロバート・デ・ニーロ、ロビン・ウィリアムズ、スーザン・サランドン等が出演するコメディ『The Big Wedding』や、コリン・ファレルやジョシュ・ハッチャーソンらに加えて、エアロスミスのスティーヴン・タイラーやピット・ブルなどが参加することで話題の3Dアニメ『Epic』などに出演予定です。
Storyline
ジャン・ヴァルジャンはひもじさの余り、盗んだたった1本のパンのために、19年も投獄されていた。 ある日、行くあてのない彼はミリエル司教を訪ねた。 ミリエル司教は彼を暖かく迎え入れるのだが、ジャン・ヴァルジャンは司教の大切な銀の食器を盗んでしまう。
翌朝、ジャン・ヴァルジャンは捕まったのだが、司教は兵隊たちに「これは私が与えたもの」だといい、彼を釈放させ、さらに銀の燭台をも彼に与えたのだった。 この司教の行動と心根に衝撃を受けたジャン・ヴァルジャンは改心するのだった。
それから4年後、ジャン・ヴァルジャンは"マドレーヌ"と名乗り、宝石産業で成功をおさめていた。 さらに彼の人柄と言動が人々に高く評価され、市長にでなっていた。 その頃、工場では、ファンティーヌという女性が働いていた。 彼女には3歳になるコゼットという娘がおり、テナルディエという夫妻にコゼットを預けながら働いていた。 しかし4年後にはファンティーヌは売春婦として働いていた。 そして、あるいざこざがきっかけでジャン・ヴァルジャンに救われることになる。 実は、テナルディエは「コゼットの養育費」と称し、様々な理由をつけてはファンティーヌから金を請求していたのだ。 それが今では借金となって、彼女を苦しめていた。 病に倒れた彼女の窮状を調べた彼は、彼女の娘コゼットを連れて帰ることを約束する。
しかしコゼットを迎えに行こうとした矢先、ジャン・ヴァルジャンは自分と間違えられて逮捕された男、シャンマティユーのことを警官のジャヴェールから聞かされる。 悩んだ末、シャンマティユーを救うことを優先し、自身の正体を世間に公表し捕まってしまう。 だがひょんなことから脱獄することが出来、コゼットをテナルディエ夫妻の手元から救い出すことに成功する。 コゼットと二人でパリに住むことにしたジャン・ヴァルジャン。 コゼットはそこで運命の男性、マリユス・ポンメルシーと出会うのだった・・・・・
Director
Cast
・ | Hugh Jackman (ヒュー・ジャックマン) | : | ジャン・バルジャン |
・ | Anne Hathaway (アン・ハサウェイ) | : | ファンティーヌ |
・ | Amanda Seyfried (アマンダ・サイフリッド) | : | コゼット |
・ | Isabelle Allen (イザベル・アレン) | : | コゼット(幼少) |
・ | Russell Crowe (ラッセル・クロウ) | : | ジャベール |
・ | Eddie Redmayne (エディ・レッドメイン) | : | マリウス |
・ | Helena Bonham Carter (ヘレナ・ボナム=カーター) | : | テナルディエ夫人 |
・ | Sacha Baron Cohen (サシャ・バロン・コーエン) | : | テナルディエ |
・ | Samantha Barks (サマンサ・バークス) | : | エポニーヌ |
・ | Natalya Angel Wallace (ナタリア・エンジェル・ウォレス) | : | エポニーヌ(幼少) |
・ | Daniel Huttlestone (ダニエル・ハトルストーン) | : | ガブローシュ |
・ | Colm Wilkinson (コルム・ウィルキンソン) | : | ディーニュの司祭 |
・ | Aaron Tveit (アーロン・トヴェイト) | : | アンジョルラス |
・ | Killian Donnelly (キリアン・ドネリー) | : | コンブフェール |
・ | Fra Fee (フラ・フィー) | : | クールフェラック |
・ | Alistair Brammer (アリスター・ブラマー) | : | ジャン・プルーヴェール |
・ | Gabriel Vick (ガブリエル・ヴィック) | : | フイイー |
・ | Iwan Lewis (イワン・ルイス) | : | バオレル |
・ | Hugh Skinner (ヒュー・スキナー) | : | ジョリー |
・ | George Blagden (ジョージ・ブラグデン) | : | グランテール |
・ | Marc Pickering (マーク・ピカリング) | : | モンパルナス |
・ | Bertie Carvel (バーティ・カーヴェル) | : | バマタボワ |
・ | Ian Pirie (イアン・ピリエ) | : | バベ |
・ | Jon Haydn (ハイドン) | : | ジェイソン |