インディペンデント映画としては脅威の大ヒットとなった本作は、全米公開当初、4館しかなかった上映館が6週目には850館以上となり、最高時には900館以上まで伸ばし、全米週間ランキングでも最高7位を記録しています。
また数々の映画賞で絶賛され、第65回カンヌ国際映画際のオープニングを飾りさらにコンペティション部門入り、第85回アカデミー賞(2013)では脚本賞、第70回ゴールデン・グローブ賞(2013)では作品賞にノミネート、ほかインディペンデント・スピリッツ・アワードやサテライト賞など多数の映画賞にノミネートまたは受賞をしています。


ウェス・アンダーソン監督とビル・マーレイの定番コンビにブルース・ウィリス、エドワード・ノートン、フランシス・マクドーマンドが加わり厚みを感じるキャスト陣も注目、雰囲気的にハマリ役な布陣です。"ボーイスカウト隊長役"のエドワード・ノートンや"福祉局員"やのティルダ・スウィントンなどは特にそんな感じがする。 あとナレーターにボブ・バラバンというのもなぜか違和感がない。 また脚本は2007年の『ダージリン急行』から2回目となるウェス・アンダーソンとロマン・コッポラの共同執筆だ。
最近では数少ない映画自身の実力でヒットした本作、見て損無しといったところです。

監督はウェス・アンダーソン、出演はブルース・ウィリス、エドワード・ノートン、ビル・マーレイ、フランシス・マクドーマンド、ティルダ・スウィントン、ハーヴェイ・カイテル、ジェイソン・シュワルツマン、他。 ウェス・アンダーソン監督は現在、2014年全米公開予定の映画『The Grand Budapest Hotel』を撮影中、出演はエドワード・ノートン、レイフ・ファインズ、ジュード・ロウ、ビル・マーレイ、エイドリアン・ブロディの面々だ。

1965年、ニューイングランド沖にある小さな島、12歳のスージー・ビショップは、父ウォルトと母ローラ、3人の幼い弟たち暮らしていた。 孤児のサムは教会のお芝居がきっかけでスージーとペンフレンドとなった。
ある日、スージーは双眼鏡で母親がシャープ警部の密会を目撃してしまう。 孤児であるサムも里親の元やボーイスカウトで孤独を感じていた。 そんな2人は手紙を通じて密かに駆け落ちの計画を練っていた。 2人は計画を実行に移し、サムの行きたかった入り江に向かった。 辿り着いた2人はその場所を"ムーンライズ・キングダム"と名づけた。

翌朝、いなくなった2人のことで騒動になった。 シャープ警部、ボーイスカウトのウォード隊長、スージーの両親は慌てるが、ボーイスカウトの少年達によってあっけなく発見されてしまうのであった。 2人は離れ離れにされ、サムは里親からも見放されてしまった。 シャープ警部はそんなサムを預かるのだった。 スージーはサムと会うことを禁止されてしまった。 そんな2人にボーイスカウトが同情し、今度は逃げる手助けをすることになった。 ボーイスカウトのメンバーであるベンおじさんの協力を得て、島から出ようとするのだが･････

Moonrise Kingdom - Jared Gilman