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2017年11月01日

「マジック」感想

原題:MAGIC 制作:1978年/米 日本公開:1979年3月3日



ストーリー

 師匠が倒れ、替わりに舞台に立った新人トランプマジシャンのコーキー(アンソニ
ー・ホプキンス)は、観客に見向きもされなかったため激昂して観客を罵倒する始末。
散々なデビューだったが、マジックの演出にファッツという名前の腹話術人形を使い
始めると人気が爆発。彼を後押しするマネージャーのベン(バージェス・メレディス)
も現れ、NBCテレビとの契約までこぎつけることに成功する。しかし、契約の前提
としての健康診断をコーキーは頑なに拒否し、ベンにも何も告げずに失踪してしまう。

 コーキーは生まれ故郷に戻っていた。学生時代の片思いの相手ペグが経営している
貸しロッジに宿泊し、夫との関係が冷え切っていたペグと結ばれる。ある夜、コーキ
ーとファッツが言い争っているところをコーキーを探しに来たベンが目撃し、彼が健
康診断を拒否していたた理由を理解する。コーキーはファッツという別人格を持つ二
重人格者となっていたのだ。このままでは病院に入院させられ閉じ込められるとファ
ッツは医者に連絡しようとするベンを殺すようコーキーをそそのかす。そしてその魔
の手はペグの夫デュークやペグにも迫っていく。






 「サイコ」のアンソニー・パーキンス主演だと思っていたら、「羊たちの沈黙」の
アンソニー・ホプキンスのほうでした。まだ髪の毛も十分残っているし面影もにてい
たので、すっかり勘違いしてました。腹話術はアフレコだったかもしれませんが、段
々と別人格のファッツに行動を支配されていくホプキンスの狂気の演技が素晴らしか
ったです。また、トランプの扱いもプロのマジシャンを感じさせるうまさでした。

 「ロッキー」のトレーナー、ミッキー役のバージェス・メレディスが主人公のマネ
ージャー役を演じています。殺されたかのように見えて、湖に沈められようとしたと
ころ蘇生して主人公に逆襲する湖上の格闘シーンや翌日、岸に打ち上げられてもまだ
息があるというタフネスぶりを見せます。前に観た「ファール・プレイ」の空手アク
ションといい、年の割には結構身体をはっています。

 散々だった劇場デビューと、床に臥せる師匠への報告シーンの後、次のカットでは
劇場に28週目と書かれたコーキーのポスターが張っていて長蛇の列が並んでいるの
で、人気が出たことが分かります。ここはわかりやすい演出でしたが、そのあと、ラ
スベガスや地方の劇場を回って経験を積んでいくという経過は、コーキーとベンとの
会話にあっただけなので、少しわかりづらかったです。ペグと再開したときに彼女が
コーキーをテレビで見たという会話がありましたが、これもセリフでしか説明されて
いない、特番を1本作って好評ならその後NBCとの本契約という特番を見たのではな
いかと思います。

 ペグの夫デュークもコーキーと同じ学校の同級生でした。ペグの鏡台の横には若い
頃のデュークの写真が飾ってあり、コーキーがペグに「今もジェームス・ディーンに
似てるの?」と聞くシーンがある通り、写真はジェームスディーンに似たいい男が写
っていましたが、登場したデュークは、禿げ上がったひげ面のおっさんになっていて、
前にやっていた会社も倒産してしまったという落ちぶれ振りに悲哀を感じました。

 ファッツの支配から逃れるため自分で決着をつけたコーキー。時すでに遅しの状態
で、コーキーとの駆け落ちを決意してコーキーのロッジに笑顔でやって来るペグ。や
るせないラストでした。

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はじめまして。 映画が大好きで、現在も続いている午前十時の映画祭の第一回と第二回では上映作品100本全ての映画を鑑賞しました。 映画やテレビはたとえ架空設定のSFであっても、制作当時の時代を映しています。50歳を超えた今、特に邦画と日本のドラマは、過去の世相と風俗を振り返りながら観ていきたいと思っています。
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