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2017年09月12日

「天国から来たチャンピオン」感想

原題:HEAVEN CAN WAIT 制作:1978年/米 日本公開:1979年01月20日


ストーリー

怪我から復帰して調子を上げているアメリカン・フットボールチームのクォーター・
バック、ジョー・ペンドルトン(ウォーレン・ベイティ)は助かるはずの事故を死亡
事故と勘違いした新人の天国の使者に天国への中継点に魂を運ばれてしまう。調べて
もらった結果、まだ寿命が数十年あるとミスがわかり地上に戻してもらったが、既に
身体は火葬され後だった。

替わりの身体(もうすぐ死ぬ運命の人)を使者と一緒に探すジョーは、妻と浮気相手
の秘書の策略で死んでいく若き富豪の身体を一時的に借りることにした。ジョーは富
豪の立場で、自分の会社の反対運動が起きている原発や環境破壊の工場問題を解決し、
抗議に来ていた若い女性教師とも恋に落ちた。また、フットボール・チームの懇意だ
ったコーチを雇い、なんとか自分がジョーの生まれ変わりであることを納得させて再
び選手への道を目指し始めた。順調に見えた新しい人生だったが、妻と秘書は今度こ
そ富豪の命を奪おうと計画を巡らせていた。









主役のウォーレン・ベイティは昔ウォーレン・ビューティーと呼ばれていたという
記憶があったので、Wikiを調べてみたら、「ディック・トレイシー」公開の1990年
に日本語での表記を本来の発音に近いベイティに改めたらしいです。


アメリカで火葬とは珍しいと思いました。その地域は火葬の風習があったのでしょ
うか。画面に映っている他の墓石には「先祖代々之墓」と日本語の漢字で刻まれた
ものも。

切ないけれど未来を感じさせるエンディングでしたがちょっと納得できないところ
も。結局最後に落ち着いた身体では、ジョーの記憶や人格が消えてしまったのは残
念。天国の使者のミスを償うためだったはずなのに、元の記憶を引き継げないので
は、死んだも同じではないかと思いました。

面白い演出だったのは、ジョーは他の人の身体に魂が映っても一貫して姿はジョー
のままで、他の人には元の人の姿に見えている(もちろん、死ぬ前の元の姿も見せ
ていません。)ことでした。

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はじめまして。 映画が大好きで、現在も続いている午前十時の映画祭の第一回と第二回では上映作品100本全ての映画を鑑賞しました。 映画やテレビはたとえ架空設定のSFであっても、制作当時の時代を映しています。50歳を超えた今、特に邦画と日本のドラマは、過去の世相と風俗を振り返りながら観ていきたいと思っています。
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