新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2014年10月23日
エボラ出血熱感染、西アフリカ・シエラレオネの東部コイドゥで21日、医療チームが、感染が疑われた女性から採血しようとしたところ、群衆暴動に発展2人が死亡、10人が負傷
はようございます、ecarです。
今日は【エボラ出血熱感染、西アフリカ・シエラレオネの東部コイドゥで21日、医療チームが、感染が疑われた女性から採血しようとしたところ、群衆暴動に発展2人が死亡、10人が負傷】をお届けします。
西アフリカ・シエラレオネの東部コイドゥで21日、
エボラ出血熱に対処する医療チームが、
感染が疑われた90歳の女性から血液検査のため採血しようとしたところ、
抗議する群衆らによる暴動に発展し、
2人が死亡、
10人が負傷した。
現地の医師が22日、
AFP通信に明らかにした。
暴徒らは女性がエボラ熱に感染しているとの疑いに腹を立て、
採血を阻止。
なたを振りかざして医療チームの警備員らと衝突したという。
皮膚の見えない傷口からウイルス
治療時の2次感染、
装備より人的要因に落とし穴
「エボラ出血熱」
の感染が止まらない。
西アフリカの患者は増え続け、
先進国で医療水準が高いはずの米国やスペインで、
医療従事者の2次感染も出ている。
「日本上陸」
への懸念が高まる中、
ウイルスの
「正体」
と国内の防疫態勢を検証した。
エボラ熱は今年2月以降、
西アフリカのギニア、
リベリア、
シエラレオネを中心に感染が広がった。
発症すると高熱や激しい下痢、
吐血などを起こし、
致死率は40〜90%。
世界保健機関(WHO)の17日の発表では、
エボラ熱の感染者数(疑い例を含む)は計9216人で、
死者は4555人。
12月初旬には新規感染者が現在の週約1000人から5000〜1万人に増える可能性があるとされ、
さらに爆発的に増えかねない。
エボラウイルスとは、
そもそも何か。
「1976年、アフリカのザイール(現在のコンゴ民主共和国)とスーダンの2カ国で患者が発生し、
初めて病原体が確認されました。
最初の患者が
『エボラ川』
沿いで出たことから、
その名がつけられました」。
自然界での宿主はオオコウモリが有力視されているものの、
いまだに特定はされていないという。
ウイルスは5種類あり、
西アフリカで猛威を振るっているのは人での致死率が最も高い
「ザイール・エボラウイルス」
だ。
発症すると、
他人にもウイルスをうつすようになる。
いったん体内に入ると爆発的に増殖して細胞を破壊。
血管がもろくなって出血したり、
肝臓や腎臓の機能が奪われたりし、
最終的には多臓器不全で亡くなるケースが多い。
問題は感染ルートだ。
今のところ、
患者の体液や血液に触れ、
傷口などから入り込む
「接触感染」
とされている。
エボラ熱の場合、
多ければ1ミリリットル当たり1億個あまりのウイルスが体液に含まれることがあり、
そのうち数十〜数百個が体内に取り込まれるだけで、
感染する可能性があるという。
「注意を要するのは、
人間の皮膚には目に見えない傷口が無数にあり、
そこからウイルスが入り込む可能性があることです。
例えば乾燥して荒れた肌にも傷はあります。
感染者の血液や体液、
排せつ物、
嘔吐物を素手で扱ったりすればリスクは極めて高い」
さらに、
こんなケースもあった。
「76年にイギリスの研究所で男性の研究者が誤って感染したケースでは、
血液、
尿、
便などは発症後9日以降は
『陰性』
になったのに、
精液だけは61日後まで
『陽性』
だったのです。
こうした状況で、
もし性交渉をすれば感染してしまいます」
今のままでも十分に怖いウイルスだが、
欧米のメディアでは、
ウイルスが変異して、
鼻やのどの粘膜から入り込む
「空気感染」
が起きているのではないかとの懸念が持ち上がっている。
WHOは
「証拠がなく、臆測に過ぎない」
としているが、
「エボラはインフルエンザなどと同じく
『変異』
が速いウイルス。
(空気感染するような変異が)
すぐに起きるとおびえることはありませんが、
可能性としては完全には否定できません。
常にウイルスを監視し、
そうした事態にも備えておくことは必要でしょう」
と警鐘を鳴らすのだ。
厚生労働省によると、
国際便のある空港や港では、
サーモグラフィーと呼ばれる装置を使って入国者の体温を測定し、
発熱した人がいないかを監視している。
21日には発生国からの帰国者に対し、
1日2回の健康報告を3週間義務付けると発表した。
とはいえ2009年の新型インフルエンザでもそうだったように、
「水際」
での完全シャットアウトは難しい。
感染が疑われる患者が出れば、
エボラ熱を含め危険性が最大の
「1類感染症」
に対応できる全国45の指定医療機関が治療する。
「現時点では、
入国者への対応はほぼ十分と言えます。
指定病院もマニュアルを設けてトレーニングをしており、
大きな問題はありません」
エボラ熱の
「診断」
は、
患者の血液の遺伝子検査などによる。
ただ、
厚労省結核感染症課は
「ウイルスの詳しい種類などを知るには、
エボラウイルスそのものを分離して調べる必要がある」
と言う。
それができるのは最高度の安全設備を持つ
「バイオ・セーフティー・レベル(BSL)4」
対応の施設だが、
国内にはない。
BSLとはWHOが示す、
ウイルスの危険度に応じて求められる施設の基準だ。
3月に日本学術会議・総合微生物科学分科会が出した提言
「我が国のBSL4施設の必要性について」
によると、
同施設は世界19カ国に40以上ある一方、
国内では東京都内と茨城県内の2カ所に設備はあるものの
「地域住民の同意が得られず、稼働していない」
という。
「通常のエボラ熱ならBSL3の施設で診断できるが、
(ウイルスが変異して)
未知の型だった場合、
BSL4施設で分離しない限り確定診断は不可能。
治療薬やワクチンの開発といった国際貢献のためにも施設を置くべきです」
治療には、
日本の富山化学工業が開発した抗インフルエンザ薬
「ファビピラビル(販売名アビガン)」や、
米国製の未承認薬
「ZMapp(ジーマップ)」
が使われる例もあるが、
いずれも
「100%効くと太鼓判を押せるものではない」
という。
もう一つ気になるのが、
欧州のスペインや世界最先端の医療体制を持つ米国で、
患者の治療に携わった看護師らが2次感染したことだ。
「米国のケースは、
感染防止の事前訓練が十分にされず、
防護具の取り外し手順に不備があったと言われています。
これは日本でも起こり得ることです」
と指摘する。
「例えば手袋を二重にするのは、
患者の体液の浸透を防ぐためというより、
防護服を脱ぐ過程で汚染された外側の手袋をまず外し、
リスクを減らすのが目的です。
一つ一つの手順の意味を現場の職員にしっかり伝えておかないと、
いかに装備が優れていても間違いは防げません。
極度の緊張や疲労を強いられることもミスの誘因になります」
実際、
感染したスペインの看護師は
「病室を出て防護服を脱ぐ際、
手袋で顔に触ってしまった気がする」
と証言している。
ヒューマンファクター(人的要因)を甘く見てはならないのだ。
「現状ではペアで互いを監視しながら防護具を取り外すのが基本ですが、
人間は必ずミスをするという前提に立てば、
手順が守られているかを確認する専任の人物を置くことも検討すべきでしょう」
エボラ熱は「対岸の火事」ではなくなりつつある。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar
今日は【エボラ出血熱感染、西アフリカ・シエラレオネの東部コイドゥで21日、医療チームが、感染が疑われた女性から採血しようとしたところ、群衆暴動に発展2人が死亡、10人が負傷】をお届けします。
西アフリカ・シエラレオネの東部コイドゥで21日、
エボラ出血熱に対処する医療チームが、
感染が疑われた90歳の女性から血液検査のため採血しようとしたところ、
抗議する群衆らによる暴動に発展し、
2人が死亡、
10人が負傷した。
現地の医師が22日、
AFP通信に明らかにした。
暴徒らは女性がエボラ熱に感染しているとの疑いに腹を立て、
採血を阻止。
なたを振りかざして医療チームの警備員らと衝突したという。
皮膚の見えない傷口からウイルス
治療時の2次感染、
装備より人的要因に落とし穴
「エボラ出血熱」
の感染が止まらない。
西アフリカの患者は増え続け、
先進国で医療水準が高いはずの米国やスペインで、
医療従事者の2次感染も出ている。
「日本上陸」
への懸念が高まる中、
ウイルスの
「正体」
と国内の防疫態勢を検証した。
エボラ熱は今年2月以降、
西アフリカのギニア、
リベリア、
シエラレオネを中心に感染が広がった。
発症すると高熱や激しい下痢、
吐血などを起こし、
致死率は40〜90%。
世界保健機関(WHO)の17日の発表では、
エボラ熱の感染者数(疑い例を含む)は計9216人で、
死者は4555人。
12月初旬には新規感染者が現在の週約1000人から5000〜1万人に増える可能性があるとされ、
さらに爆発的に増えかねない。
エボラウイルスとは、
そもそも何か。
「1976年、アフリカのザイール(現在のコンゴ民主共和国)とスーダンの2カ国で患者が発生し、
初めて病原体が確認されました。
最初の患者が
『エボラ川』
沿いで出たことから、
その名がつけられました」。
自然界での宿主はオオコウモリが有力視されているものの、
いまだに特定はされていないという。
ウイルスは5種類あり、
西アフリカで猛威を振るっているのは人での致死率が最も高い
「ザイール・エボラウイルス」
だ。
発症すると、
他人にもウイルスをうつすようになる。
いったん体内に入ると爆発的に増殖して細胞を破壊。
血管がもろくなって出血したり、
肝臓や腎臓の機能が奪われたりし、
最終的には多臓器不全で亡くなるケースが多い。
問題は感染ルートだ。
今のところ、
患者の体液や血液に触れ、
傷口などから入り込む
「接触感染」
とされている。
エボラ熱の場合、
多ければ1ミリリットル当たり1億個あまりのウイルスが体液に含まれることがあり、
そのうち数十〜数百個が体内に取り込まれるだけで、
感染する可能性があるという。
「注意を要するのは、
人間の皮膚には目に見えない傷口が無数にあり、
そこからウイルスが入り込む可能性があることです。
例えば乾燥して荒れた肌にも傷はあります。
感染者の血液や体液、
排せつ物、
嘔吐物を素手で扱ったりすればリスクは極めて高い」
さらに、
こんなケースもあった。
「76年にイギリスの研究所で男性の研究者が誤って感染したケースでは、
血液、
尿、
便などは発症後9日以降は
『陰性』
になったのに、
精液だけは61日後まで
『陽性』
だったのです。
こうした状況で、
もし性交渉をすれば感染してしまいます」
今のままでも十分に怖いウイルスだが、
欧米のメディアでは、
ウイルスが変異して、
鼻やのどの粘膜から入り込む
「空気感染」
が起きているのではないかとの懸念が持ち上がっている。
WHOは
「証拠がなく、臆測に過ぎない」
としているが、
「エボラはインフルエンザなどと同じく
『変異』
が速いウイルス。
(空気感染するような変異が)
すぐに起きるとおびえることはありませんが、
可能性としては完全には否定できません。
常にウイルスを監視し、
そうした事態にも備えておくことは必要でしょう」
と警鐘を鳴らすのだ。
厚生労働省によると、
国際便のある空港や港では、
サーモグラフィーと呼ばれる装置を使って入国者の体温を測定し、
発熱した人がいないかを監視している。
21日には発生国からの帰国者に対し、
1日2回の健康報告を3週間義務付けると発表した。
とはいえ2009年の新型インフルエンザでもそうだったように、
「水際」
での完全シャットアウトは難しい。
感染が疑われる患者が出れば、
エボラ熱を含め危険性が最大の
「1類感染症」
に対応できる全国45の指定医療機関が治療する。
「現時点では、
入国者への対応はほぼ十分と言えます。
指定病院もマニュアルを設けてトレーニングをしており、
大きな問題はありません」
エボラ熱の
「診断」
は、
患者の血液の遺伝子検査などによる。
ただ、
厚労省結核感染症課は
「ウイルスの詳しい種類などを知るには、
エボラウイルスそのものを分離して調べる必要がある」
と言う。
それができるのは最高度の安全設備を持つ
「バイオ・セーフティー・レベル(BSL)4」
対応の施設だが、
国内にはない。
BSLとはWHOが示す、
ウイルスの危険度に応じて求められる施設の基準だ。
3月に日本学術会議・総合微生物科学分科会が出した提言
「我が国のBSL4施設の必要性について」
によると、
同施設は世界19カ国に40以上ある一方、
国内では東京都内と茨城県内の2カ所に設備はあるものの
「地域住民の同意が得られず、稼働していない」
という。
「通常のエボラ熱ならBSL3の施設で診断できるが、
(ウイルスが変異して)
未知の型だった場合、
BSL4施設で分離しない限り確定診断は不可能。
治療薬やワクチンの開発といった国際貢献のためにも施設を置くべきです」
治療には、
日本の富山化学工業が開発した抗インフルエンザ薬
「ファビピラビル(販売名アビガン)」や、
米国製の未承認薬
「ZMapp(ジーマップ)」
が使われる例もあるが、
いずれも
「100%効くと太鼓判を押せるものではない」
という。
もう一つ気になるのが、
欧州のスペインや世界最先端の医療体制を持つ米国で、
患者の治療に携わった看護師らが2次感染したことだ。
「米国のケースは、
感染防止の事前訓練が十分にされず、
防護具の取り外し手順に不備があったと言われています。
これは日本でも起こり得ることです」
と指摘する。
「例えば手袋を二重にするのは、
患者の体液の浸透を防ぐためというより、
防護服を脱ぐ過程で汚染された外側の手袋をまず外し、
リスクを減らすのが目的です。
一つ一つの手順の意味を現場の職員にしっかり伝えておかないと、
いかに装備が優れていても間違いは防げません。
極度の緊張や疲労を強いられることもミスの誘因になります」
実際、
感染したスペインの看護師は
「病室を出て防護服を脱ぐ際、
手袋で顔に触ってしまった気がする」
と証言している。
ヒューマンファクター(人的要因)を甘く見てはならないのだ。
「現状ではペアで互いを監視しながら防護具を取り外すのが基本ですが、
人間は必ずミスをするという前提に立てば、
手順が守られているかを確認する専任の人物を置くことも検討すべきでしょう」
エボラ熱は「対岸の火事」ではなくなりつつある。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
2014年10月22日
エボラ出血熱感染、すでに300回以上の突然変異のエボラウイルス、強化の可能性は、そんな恐るべきウイルスへの日本の備えはどうか
はようございます、ecarです。
今日は【エボラ出血熱感染、すでに300回以上の突然変異のエボラウイルス、強化の可能性は、そんな恐るべきウイルスへの日本の備えはどうか。】をお届けします。
皮膚の見えない傷口からウイルス
治療時の2次感染、
装備より人的要因に落とし穴
「エボラ出血熱」
の感染が止まらない。
西アフリカの患者は増え続け、
先進国で医療水準が高いはずの米国やスペインで、
医療従事者の2次感染も出ている。
「日本上陸」
への懸念が高まる中、
ウイルスの
「正体」
と国内の防疫態勢を検証した。
エボラ熱は今年2月以降、
西アフリカのギニア、
リベリア、
シエラレオネを中心に感染が広がった。
発症すると高熱や激しい下痢、
吐血などを起こし、
致死率は40〜90%。
世界保健機関(WHO)の17日の発表では、
エボラ熱の感染者数(疑い例を含む)は計9216人で、
死者は4555人。
12月初旬には新規感染者が現在の週約1000人から5000〜1万人に増える可能性があるとされ、
さらに爆発的に増えかねない。
エボラウイルスとは、
そもそも何か。
「1976年、アフリカのザイール(現在のコンゴ民主共和国)とスーダンの2カ国で患者が発生し、
初めて病原体が確認されました。
最初の患者が
『エボラ川』
沿いで出たことから、
その名がつけられました」。
こう説明するのは、
エボラウイルスに詳しい長崎大熱帯医学研究所新興感染症学分野の安田二朗教授だ。
自然界での宿主はオオコウモリが有力視されているものの、
いまだに特定はされていないという。
ウイルスは5種類あり、
西アフリカで猛威を振るっているのは人での致死率が最も高い
「ザイール・エボラウイルス」
だ。
発症すると、
他人にもウイルスをうつすようになる。
いったん体内に入ると爆発的に増殖して細胞を破壊。
血管がもろくなって出血したり、
肝臓や腎臓の機能が奪われたりし、
最終的には多臓器不全で亡くなるケースが多い。
問題は感染ルートだ。
今のところ、
患者の体液や血液に触れ、
傷口などから入り込む
「接触感染」
とされている。
安田教授によると、
エボラ熱の場合、
多ければ1ミリリットル当たり1億個あまりのウイルスが体液に含まれることがあり、
そのうち数十〜数百個が体内に取り込まれるだけで、
感染する可能性があるという。
「注意を要するのは、
人間の皮膚には目に見えない傷口が無数にあり、
そこからウイルスが入り込む可能性があることです。
例えば乾燥して荒れた肌にも傷はあります。
感染者の血液や体液、
排せつ物、
嘔吐物を素手で扱ったりすればリスクは極めて高い」
さらに、
こんなケースもあった。
「76年にイギリスの研究所で男性の研究者が誤って感染したケースでは、
血液、
尿、
便などは発症後9日以降は
『陰性』
になったのに、
精液だけは61日後まで
『陽性』
だったのです。
こうした状況で、
もし性交渉をすれば感染してしまいます」
今のままでも十分に怖いウイルスだが、
欧米のメディアでは、
ウイルスが変異して、
鼻やのどの粘膜から入り込む
「空気感染」
が起きているのではないかとの懸念が持ち上がっている。
WHOは
「証拠がなく、臆測に過ぎない」
としているが、
安田教授は
「エボラはインフルエンザなどと同じく
『変異』
が速いウイルス。
(空気感染するような変異が)
すぐに起きるとおびえることはありませんが、
可能性としては完全には否定できません。
常にウイルスを監視し、
そうした事態にも備えておくことは必要でしょう」
と警鐘を鳴らすのだ。
厚生労働省によると、
国際便のある空港や港では、
サーモグラフィーと呼ばれる装置を使って入国者の体温を測定し、
発熱した人がいないかを監視している。
21日には発生国からの帰国者に対し、
1日2回の健康報告を3週間義務付けると発表した。
とはいえ2009年の新型インフルエンザでもそうだったように、
「水際」
での完全シャットアウトは難しい。
感染が疑われる患者が出れば、
エボラ熱を含め危険性が最大の
「1類感染症」
に対応できる全国45の指定医療機関が治療する。
「現時点では、
入国者への対応はほぼ十分と言えます。
指定病院もマニュアルを設けてトレーニングをしており、
大きな問題はありません」
と安田教授は評価する。
エボラ熱の
「診断」
は、
患者の血液の遺伝子検査などによる。
ただ、
厚労省結核感染症課は
「ウイルスの詳しい種類などを知るには、
エボラウイルスそのものを分離して調べる必要がある」
と言う。
それができるのは最高度の安全設備を持つ
「バイオ・セーフティー・レベル(BSL)4」
対応の施設だが、
国内にはない。
BSLとはWHOが示す、
ウイルスの危険度に応じて求められる施設の基準だ。
3月に日本学術会議・総合微生物科学分科会が出した提言
「我が国のBSL4施設の必要性について」
によると、
同施設は世界19カ国に40以上ある一方、
国内では東京都内と茨城県内の2カ所に設備はあるものの
「地域住民の同意が得られず、稼働していない」
という。
提言のとりまとめに携わった柳雄介・九州大大学院医学研究院教授は
「通常のエボラ熱ならBSL3の施設で診断できるが、
(ウイルスが変異して)
未知の型だった場合、
BSL4施設で分離しない限り確定診断は不可能。
治療薬やワクチンの開発といった国際貢献のためにも施設を置くべきです」
と話す。
治療には、
日本の富山化学工業が開発した抗インフルエンザ薬
「ファビピラビル(販売名アビガン)」や、
米国製の未承認薬
「ZMapp(ジーマップ)」
が使われる例もあるが、
いずれも
「100%効くと太鼓判を押せるものではない」
(安田教授)という。
もう一つ気になるのが、
欧州のスペインや世界最先端の医療体制を持つ米国で、
患者の治療に携わった看護師らが2次感染したことだ。
職場での感染症予防策を研究している吉川徹・労働科学研究所副所長は
「米国のケースは、
感染防止の事前訓練が十分にされず、
防護具の取り外し手順に不備があったと言われています。
これは日本でも起こり得ることです」
と指摘する。
「例えば手袋を二重にするのは、
患者の体液の浸透を防ぐためというより、
防護服を脱ぐ過程で汚染された外側の手袋をまず外し、
リスクを減らすのが目的です。
一つ一つの手順の意味を現場の職員にしっかり伝えておかないと、
いかに装備が優れていても間違いは防げません。
極度の緊張や疲労を強いられることもミスの誘因になります」
実際、
感染したスペインの看護師は
「病室を出て防護服を脱ぐ際、
手袋で顔に触ってしまった気がする」
と証言している。
ヒューマンファクター(人的要因)を甘く見てはならないのだ。
「現状ではペアで互いを監視しながら防護具を取り外すのが基本ですが、
人間は必ずミスをするという前提に立てば、
手順が守られているかを確認する専任の人物を置くことも検討すべきでしょう」
エボラ熱は「対岸の火事」ではなくなりつつある。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar
今日は【エボラ出血熱感染、すでに300回以上の突然変異のエボラウイルス、強化の可能性は、そんな恐るべきウイルスへの日本の備えはどうか。】をお届けします。
皮膚の見えない傷口からウイルス
治療時の2次感染、
装備より人的要因に落とし穴
「エボラ出血熱」
の感染が止まらない。
西アフリカの患者は増え続け、
先進国で医療水準が高いはずの米国やスペインで、
医療従事者の2次感染も出ている。
「日本上陸」
への懸念が高まる中、
ウイルスの
「正体」
と国内の防疫態勢を検証した。
エボラ熱は今年2月以降、
西アフリカのギニア、
リベリア、
シエラレオネを中心に感染が広がった。
発症すると高熱や激しい下痢、
吐血などを起こし、
致死率は40〜90%。
世界保健機関(WHO)の17日の発表では、
エボラ熱の感染者数(疑い例を含む)は計9216人で、
死者は4555人。
12月初旬には新規感染者が現在の週約1000人から5000〜1万人に増える可能性があるとされ、
さらに爆発的に増えかねない。
エボラウイルスとは、
そもそも何か。
「1976年、アフリカのザイール(現在のコンゴ民主共和国)とスーダンの2カ国で患者が発生し、
初めて病原体が確認されました。
最初の患者が
『エボラ川』
沿いで出たことから、
その名がつけられました」。
こう説明するのは、
エボラウイルスに詳しい長崎大熱帯医学研究所新興感染症学分野の安田二朗教授だ。
自然界での宿主はオオコウモリが有力視されているものの、
いまだに特定はされていないという。
ウイルスは5種類あり、
西アフリカで猛威を振るっているのは人での致死率が最も高い
「ザイール・エボラウイルス」
だ。
発症すると、
他人にもウイルスをうつすようになる。
いったん体内に入ると爆発的に増殖して細胞を破壊。
血管がもろくなって出血したり、
肝臓や腎臓の機能が奪われたりし、
最終的には多臓器不全で亡くなるケースが多い。
問題は感染ルートだ。
今のところ、
患者の体液や血液に触れ、
傷口などから入り込む
「接触感染」
とされている。
安田教授によると、
エボラ熱の場合、
多ければ1ミリリットル当たり1億個あまりのウイルスが体液に含まれることがあり、
そのうち数十〜数百個が体内に取り込まれるだけで、
感染する可能性があるという。
「注意を要するのは、
人間の皮膚には目に見えない傷口が無数にあり、
そこからウイルスが入り込む可能性があることです。
例えば乾燥して荒れた肌にも傷はあります。
感染者の血液や体液、
排せつ物、
嘔吐物を素手で扱ったりすればリスクは極めて高い」
さらに、
こんなケースもあった。
「76年にイギリスの研究所で男性の研究者が誤って感染したケースでは、
血液、
尿、
便などは発症後9日以降は
『陰性』
になったのに、
精液だけは61日後まで
『陽性』
だったのです。
こうした状況で、
もし性交渉をすれば感染してしまいます」
今のままでも十分に怖いウイルスだが、
欧米のメディアでは、
ウイルスが変異して、
鼻やのどの粘膜から入り込む
「空気感染」
が起きているのではないかとの懸念が持ち上がっている。
WHOは
「証拠がなく、臆測に過ぎない」
としているが、
安田教授は
「エボラはインフルエンザなどと同じく
『変異』
が速いウイルス。
(空気感染するような変異が)
すぐに起きるとおびえることはありませんが、
可能性としては完全には否定できません。
常にウイルスを監視し、
そうした事態にも備えておくことは必要でしょう」
と警鐘を鳴らすのだ。
厚生労働省によると、
国際便のある空港や港では、
サーモグラフィーと呼ばれる装置を使って入国者の体温を測定し、
発熱した人がいないかを監視している。
21日には発生国からの帰国者に対し、
1日2回の健康報告を3週間義務付けると発表した。
とはいえ2009年の新型インフルエンザでもそうだったように、
「水際」
での完全シャットアウトは難しい。
感染が疑われる患者が出れば、
エボラ熱を含め危険性が最大の
「1類感染症」
に対応できる全国45の指定医療機関が治療する。
「現時点では、
入国者への対応はほぼ十分と言えます。
指定病院もマニュアルを設けてトレーニングをしており、
大きな問題はありません」
と安田教授は評価する。
エボラ熱の
「診断」
は、
患者の血液の遺伝子検査などによる。
ただ、
厚労省結核感染症課は
「ウイルスの詳しい種類などを知るには、
エボラウイルスそのものを分離して調べる必要がある」
と言う。
それができるのは最高度の安全設備を持つ
「バイオ・セーフティー・レベル(BSL)4」
対応の施設だが、
国内にはない。
BSLとはWHOが示す、
ウイルスの危険度に応じて求められる施設の基準だ。
3月に日本学術会議・総合微生物科学分科会が出した提言
「我が国のBSL4施設の必要性について」
によると、
同施設は世界19カ国に40以上ある一方、
国内では東京都内と茨城県内の2カ所に設備はあるものの
「地域住民の同意が得られず、稼働していない」
という。
提言のとりまとめに携わった柳雄介・九州大大学院医学研究院教授は
「通常のエボラ熱ならBSL3の施設で診断できるが、
(ウイルスが変異して)
未知の型だった場合、
BSL4施設で分離しない限り確定診断は不可能。
治療薬やワクチンの開発といった国際貢献のためにも施設を置くべきです」
と話す。
治療には、
日本の富山化学工業が開発した抗インフルエンザ薬
「ファビピラビル(販売名アビガン)」や、
米国製の未承認薬
「ZMapp(ジーマップ)」
が使われる例もあるが、
いずれも
「100%効くと太鼓判を押せるものではない」
(安田教授)という。
もう一つ気になるのが、
欧州のスペインや世界最先端の医療体制を持つ米国で、
患者の治療に携わった看護師らが2次感染したことだ。
職場での感染症予防策を研究している吉川徹・労働科学研究所副所長は
「米国のケースは、
感染防止の事前訓練が十分にされず、
防護具の取り外し手順に不備があったと言われています。
これは日本でも起こり得ることです」
と指摘する。
「例えば手袋を二重にするのは、
患者の体液の浸透を防ぐためというより、
防護服を脱ぐ過程で汚染された外側の手袋をまず外し、
リスクを減らすのが目的です。
一つ一つの手順の意味を現場の職員にしっかり伝えておかないと、
いかに装備が優れていても間違いは防げません。
極度の緊張や疲労を強いられることもミスの誘因になります」
実際、
感染したスペインの看護師は
「病室を出て防護服を脱ぐ際、
手袋で顔に触ってしまった気がする」
と証言している。
ヒューマンファクター(人的要因)を甘く見てはならないのだ。
「現状ではペアで互いを監視しながら防護具を取り外すのが基本ですが、
人間は必ずミスをするという前提に立てば、
手順が守られているかを確認する専任の人物を置くことも検討すべきでしょう」
エボラ熱は「対岸の火事」ではなくなりつつある。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar
エボラ出血熱感染、国境なき医師団21日、エボラ出血熱から回復した患者が1000人に達したと発表した
はようございます、ecarです。
今日は【エボラ出血熱感染、国境なき医師団21日、エボラ出血熱から回復した患者が1000人に達したと発表した】をお届けします。
西アフリカでまん延している致死性の高いエボラ出血熱と最前線で闘っている緊急医療援助団体
「国境なき医師団(Doctors Without Borders、MSF)」は21日、
エボラ出血熱から回復した患者が1000人に達したと発表した。
1000人目の回復者となったのは、
リベリア人のコリー・ジェームズ(Kollie James)さん(18)。
MSFは声明で、
「西アフリカでエボラ出血熱の感染が拡大し始めて以降、
4500人以上をMFSの治療センターに受け入れた。
うちエボラウイルスへの感染が確認されたのは2700人以上に上った」
「命を落としたり症状に苦しんだりする人が多い中で、
回復を果たした事例もある。
ギニア、
シエラレオネ、
リベリアにおけるMSFの治療プロジェクトで治療を受けた患者のうち、
きょう回復者が1000人に達した」
コリーさんの父親のアレキサンダー(Alexander James)さんは、
MSFのスタッフとして働いている。
アレキサンダーさんは妻と娘2人、
兄弟1人をエボラ出血熱で失っている。
息子までもがMSF治療センターに入院した際には絶望したという。
「コリーの姿がフェンス越しに見えたので、
こう叫んだ。
『息子よ、
お前は私に残された唯一の希望だ。
勇気を出すんだ。
与えられた薬は何でも飲まないといけない』、
と。
コリーは答えた。
『パパ、
分かった。
そうするよ。
泣かないでパパ、
僕は死なない、
僕はエボラから回復してみせる。
姉妹は逝ってしまった、
でも僕は生き残る。
パパに僕のことを誇りに思ってもらえるように』」
アレキサンダーさんは、
息子の回復を聞いてこの上なく喜んだと語っている。
一方で複雑な気持ちは残る。
「もちろんコリーが生き残ってくれて心からうれしい。
だがわれわれを残して他界したみんなのことを思わずにはいられない」
致死率70%とされるこの熱帯病は、
西アフリカで4500人以上の命を奪い、
流行の規模は史上最悪になっている。
疑い例も含め7か国で9200例が報告されているが、
うちリベリア、
シエラレオネ、
ギニアの3か国での患者が圧倒的に多い。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar
今日は【エボラ出血熱感染、国境なき医師団21日、エボラ出血熱から回復した患者が1000人に達したと発表した】をお届けします。
西アフリカでまん延している致死性の高いエボラ出血熱と最前線で闘っている緊急医療援助団体
「国境なき医師団(Doctors Without Borders、MSF)」は21日、
エボラ出血熱から回復した患者が1000人に達したと発表した。
1000人目の回復者となったのは、
リベリア人のコリー・ジェームズ(Kollie James)さん(18)。
MSFは声明で、
「西アフリカでエボラ出血熱の感染が拡大し始めて以降、
4500人以上をMFSの治療センターに受け入れた。
うちエボラウイルスへの感染が確認されたのは2700人以上に上った」
「命を落としたり症状に苦しんだりする人が多い中で、
回復を果たした事例もある。
ギニア、
シエラレオネ、
リベリアにおけるMSFの治療プロジェクトで治療を受けた患者のうち、
きょう回復者が1000人に達した」
コリーさんの父親のアレキサンダー(Alexander James)さんは、
MSFのスタッフとして働いている。
アレキサンダーさんは妻と娘2人、
兄弟1人をエボラ出血熱で失っている。
息子までもがMSF治療センターに入院した際には絶望したという。
「コリーの姿がフェンス越しに見えたので、
こう叫んだ。
『息子よ、
お前は私に残された唯一の希望だ。
勇気を出すんだ。
与えられた薬は何でも飲まないといけない』、
と。
コリーは答えた。
『パパ、
分かった。
そうするよ。
泣かないでパパ、
僕は死なない、
僕はエボラから回復してみせる。
姉妹は逝ってしまった、
でも僕は生き残る。
パパに僕のことを誇りに思ってもらえるように』」
アレキサンダーさんは、
息子の回復を聞いてこの上なく喜んだと語っている。
一方で複雑な気持ちは残る。
「もちろんコリーが生き残ってくれて心からうれしい。
だがわれわれを残して他界したみんなのことを思わずにはいられない」
致死率70%とされるこの熱帯病は、
西アフリカで4500人以上の命を奪い、
流行の規模は史上最悪になっている。
疑い例も含め7か国で9200例が報告されているが、
うちリベリア、
シエラレオネ、
ギニアの3か国での患者が圧倒的に多い。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar
2014年10月21日
エボラ出血熱感染、「いかなるリスクも避けられるよう」、帰国した記者に最低3週間の自宅待機を指示
はようございます、ecarです。
今日は【エボラ出血熱感染、「いかなるリスクも避けられるよう」、帰国した記者に最低3週間の自宅待機を指示】をお届けします。
世界保健機関(WHO)は、
これまでに7か国の計9216人がエボラ出血熱に感染しており、
うち4500人以上が死亡したと発表。
特にギニア、
リベリア、
シエラレオネでの感染拡大は過去最悪となっている。
報道関係者の組合などによると、
リベリアで3人、
シエラレオネで2人の地元記者がエボラ出血熱の犠牲となった。
うち1人については、
家族4人も死亡しているという。
一方、
現地入りしている欧米人記者の中でこれまでに感染したのは米テレビ局NBCニュース(NBC News)の委託を受けたフリーランス・カメラマン、
アショカ・ムクポ(Ashoka Mukpo)氏(33)のみ。
同氏は快方に向かっているとされる。
しかし、
現地で取材を続ける記者たちは常に目に見えない敵に脅かされており、
すべてのインタビューがリスクをもたらす。
「戦場取材に慣れているジャーナリストでさえ、
家庭の事情を理由に(エボラ取材を)志願しない者もいる」
と仏AFP通信欧州・アフリカ局のソフィア・ ブーデルバラ(Sofia Bouderbala)副編集長は説明する。
「これは見えない脅威だ。
戦場ならば、
落ちてくる砲弾が見える」
米AP通信国際局のジョン・ダニシェフスキー(John Daniszewski)編集長は、
エボラ出血熱とは、
その姿を見ることができない
「非常にストレスのかかる」
取材対象だと語っている。
手袋とマスク、
ゴム靴と防護服で全身を多い、
1日に何十回も消毒液で手を洗うといった感染予防策の他に、
記者たちが基本としている取材ルールの一つは
「近づかないこと」
だ。
リベリアの首都モンロビア(Monrovia)から戻ったばかりのAFP特派員、
マルク・バスティアン(Marc Bastian)氏は
「何にも触らず、
誰にも触れないのが基本。
2週間、
誰にも触れないのは奇妙なことだ。
大量の塩素系漂白剤を渡され、
靴にスプレーでかけ、
1日40〜50回手を洗った。
カメラマンは患者を撮影するのに望遠レンズを使い、
私は8メートル離れたところから大声でインタビューしたこともあった」
音声を必要とするラジオの記者はさらに取材が難しい。
RFIアフリカ局のイブ・ロクル(Yves Rocle)副局長によると、
ラジオ取材班はブーム・マイクを使い
「接触を避けている」という。
ギニア取材を行ったへドン記者は
「患者から2メートル離れて取材した。
一般的につばが届かないと考えられている距離だ」
という。
それでも一瞬、
気が緩み、
致命的なミスを犯してしまうこともあるとへドン氏は認める。
「正直、警戒心が解けてしまうときはある。
私も何人かと握手をしたことがある」
帰国後も恐怖と孤独
「取材」
は空港では終わらない。
帰国すれば同僚や家族が怯えている。
潜伏期間が過ぎるまでは、
恐怖と孤独の時間だ。
エボラ出血熱は、
症状の出ている人の体液との直接的な接触でしか感染しない。
自分が感染したとしても、
症状がなければ他人には感染しない。
しかしギニアから帰国したジャーナリストのギヨーム・ロテリエール(Guillaume Lhotellier)氏は
「潜伏期間の21日間は毎日体温を測る必要があった。
ちょっとでもおかしな兆候があると本当に不安になる。
社会生活もぱっとしない。
熱がなければ感染しないのに、
握手したがらない人や、
会いたがらない人もいた」
と語る。
スイス紙ターゲス・アンツァイガー(Tages-Anzeiger)のヨハネス・ディートリヒ(Johannes Dieterich)記者は、
派遣先の南アフリカから帰宅した際に妻がパニックを起こしたため、
客間での就寝を強いられた。
また監視期間の3週間は誰にも触れなかったという。
さらに、
英BBCのアナウンサー、
フィオナ・ブルース(Fiona Bruce)氏は、
英紙テレグラフ(Telegraph)紙に対し、
エボラ流行地域から戻ってきたゲストの担当をメークアップ・アーティストたちが怖がっていたと話している。
エボラ出血熱の流行地域から記者が帰国した場合、
潜伏期間中は一律隔離処置を取るべきだとの考えもあるが、
この考えについては各メディアで意見が割れている。
BBCとAFPは即時の職場復帰をさせている。
AFPのミシェル・レリドン(Michele Leridon)ニュース・ディレクターは
「我々の記者はロケに関する非常に厳密な基準を順守している。
症状を示した者はいないので同僚へのリスクもない」
としている。
一方、
米APのダニシェフスキー氏は
「いかなるリスクも避けられるよう」、
帰国した記者に最低3週間の自宅待機を指示しているという。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」eca
今日は【エボラ出血熱感染、「いかなるリスクも避けられるよう」、帰国した記者に最低3週間の自宅待機を指示】をお届けします。
世界保健機関(WHO)は、
これまでに7か国の計9216人がエボラ出血熱に感染しており、
うち4500人以上が死亡したと発表。
特にギニア、
リベリア、
シエラレオネでの感染拡大は過去最悪となっている。
報道関係者の組合などによると、
リベリアで3人、
シエラレオネで2人の地元記者がエボラ出血熱の犠牲となった。
うち1人については、
家族4人も死亡しているという。
一方、
現地入りしている欧米人記者の中でこれまでに感染したのは米テレビ局NBCニュース(NBC News)の委託を受けたフリーランス・カメラマン、
アショカ・ムクポ(Ashoka Mukpo)氏(33)のみ。
同氏は快方に向かっているとされる。
しかし、
現地で取材を続ける記者たちは常に目に見えない敵に脅かされており、
すべてのインタビューがリスクをもたらす。
「戦場取材に慣れているジャーナリストでさえ、
家庭の事情を理由に(エボラ取材を)志願しない者もいる」
と仏AFP通信欧州・アフリカ局のソフィア・ ブーデルバラ(Sofia Bouderbala)副編集長は説明する。
「これは見えない脅威だ。
戦場ならば、
落ちてくる砲弾が見える」
米AP通信国際局のジョン・ダニシェフスキー(John Daniszewski)編集長は、
エボラ出血熱とは、
その姿を見ることができない
「非常にストレスのかかる」
取材対象だと語っている。
手袋とマスク、
ゴム靴と防護服で全身を多い、
1日に何十回も消毒液で手を洗うといった感染予防策の他に、
記者たちが基本としている取材ルールの一つは
「近づかないこと」
だ。
リベリアの首都モンロビア(Monrovia)から戻ったばかりのAFP特派員、
マルク・バスティアン(Marc Bastian)氏は
「何にも触らず、
誰にも触れないのが基本。
2週間、
誰にも触れないのは奇妙なことだ。
大量の塩素系漂白剤を渡され、
靴にスプレーでかけ、
1日40〜50回手を洗った。
カメラマンは患者を撮影するのに望遠レンズを使い、
私は8メートル離れたところから大声でインタビューしたこともあった」
音声を必要とするラジオの記者はさらに取材が難しい。
RFIアフリカ局のイブ・ロクル(Yves Rocle)副局長によると、
ラジオ取材班はブーム・マイクを使い
「接触を避けている」という。
ギニア取材を行ったへドン記者は
「患者から2メートル離れて取材した。
一般的につばが届かないと考えられている距離だ」
という。
それでも一瞬、
気が緩み、
致命的なミスを犯してしまうこともあるとへドン氏は認める。
「正直、警戒心が解けてしまうときはある。
私も何人かと握手をしたことがある」
帰国後も恐怖と孤独
「取材」
は空港では終わらない。
帰国すれば同僚や家族が怯えている。
潜伏期間が過ぎるまでは、
恐怖と孤独の時間だ。
エボラ出血熱は、
症状の出ている人の体液との直接的な接触でしか感染しない。
自分が感染したとしても、
症状がなければ他人には感染しない。
しかしギニアから帰国したジャーナリストのギヨーム・ロテリエール(Guillaume Lhotellier)氏は
「潜伏期間の21日間は毎日体温を測る必要があった。
ちょっとでもおかしな兆候があると本当に不安になる。
社会生活もぱっとしない。
熱がなければ感染しないのに、
握手したがらない人や、
会いたがらない人もいた」
と語る。
スイス紙ターゲス・アンツァイガー(Tages-Anzeiger)のヨハネス・ディートリヒ(Johannes Dieterich)記者は、
派遣先の南アフリカから帰宅した際に妻がパニックを起こしたため、
客間での就寝を強いられた。
また監視期間の3週間は誰にも触れなかったという。
さらに、
英BBCのアナウンサー、
フィオナ・ブルース(Fiona Bruce)氏は、
英紙テレグラフ(Telegraph)紙に対し、
エボラ流行地域から戻ってきたゲストの担当をメークアップ・アーティストたちが怖がっていたと話している。
エボラ出血熱の流行地域から記者が帰国した場合、
潜伏期間中は一律隔離処置を取るべきだとの考えもあるが、
この考えについては各メディアで意見が割れている。
BBCとAFPは即時の職場復帰をさせている。
AFPのミシェル・レリドン(Michele Leridon)ニュース・ディレクターは
「我々の記者はロケに関する非常に厳密な基準を順守している。
症状を示した者はいないので同僚へのリスクもない」
としている。
一方、
米APのダニシェフスキー氏は
「いかなるリスクも避けられるよう」、
帰国した記者に最低3週間の自宅待機を指示しているという。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」eca
エボラ出血熱感染、WHOは17日にもセネガルで、順調ならナイジェリアも20日にエボラ出血熱の感染拡大終了を宣言
はようございます、ecarです。
今日は【エボラ出血熱感染、WHOは17日にもセネガルで、順調ならナイジェリアも20日にエボラ出血熱の感染拡大終了を宣言】をお届けします。
世界保健機関(WHO)は17日にもセネガルで、
順調ならナイジェリアも20日にエボラ出血熱の感染拡大終了を宣言する。
感染者と接触した人の追跡調査の結果、
最長潜伏期間の2倍に当たる42日間が過ぎても新規感染者が出なかったためだ。
12日までの集計で、
セネガルは感染者1人のみで死者はなし。
ナイジェリアは20人が感染、死者は8人だった。
WHOによるとナイジェリアでは2カ所で感染が広がったが、
ラゴスではすべての接触者、
ポートハーコートでも98%を追跡した。
同国内の患者全員について感染経路をたどることができ、
「すべてが最初にリベリアから渡航してウイルスを持ち込んだ人物にさかのぼることがわかった」
(WHO)としている。
WHOは加盟国に対し、
感染者と接触した人を21日にわたり経過観察措置を施すよう勧告している。
観察の対象には防護服を着用する医療従事者らも含む。
そのうえで逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT―PCR)法と呼ばれる検査で陰性を確認する。
米テキサス州ダラスの病院で女性看護師が相次いでエボラ出血熱に感染したのを受け、
米疾病対策センター(CDC)は20日、
エボラ熱が疑われる患者を治療する際に、
医師や看護師らに肌が露出しないタイプの防護服を着用するよう求める新たな指針を発表した。
首や頭の一部が露出する防護服の使用も場合に応じて認めていた従来の指針を改定し、
感染防御策が不十分だったことを認めた形。
激しく嘔吐する患者と繰り返し接触することを想定しており、
日本など他の先進国の治療態勢にも影響を与えそうだ。
一方、
テキサス州の保健当局は同日、
感染元となったリベリア人男性が先月28日にダラスの病院に隔離される前に接触した51人に、
エボラ熱感染の恐れがなくなったと発表した。
発症までの潜伏期間を最大に見積もった21日を経過しても発熱などがなかったため。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar
今日は【エボラ出血熱感染、WHOは17日にもセネガルで、順調ならナイジェリアも20日にエボラ出血熱の感染拡大終了を宣言】をお届けします。
世界保健機関(WHO)は17日にもセネガルで、
順調ならナイジェリアも20日にエボラ出血熱の感染拡大終了を宣言する。
感染者と接触した人の追跡調査の結果、
最長潜伏期間の2倍に当たる42日間が過ぎても新規感染者が出なかったためだ。
12日までの集計で、
セネガルは感染者1人のみで死者はなし。
ナイジェリアは20人が感染、死者は8人だった。
WHOによるとナイジェリアでは2カ所で感染が広がったが、
ラゴスではすべての接触者、
ポートハーコートでも98%を追跡した。
同国内の患者全員について感染経路をたどることができ、
「すべてが最初にリベリアから渡航してウイルスを持ち込んだ人物にさかのぼることがわかった」
(WHO)としている。
WHOは加盟国に対し、
感染者と接触した人を21日にわたり経過観察措置を施すよう勧告している。
観察の対象には防護服を着用する医療従事者らも含む。
そのうえで逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT―PCR)法と呼ばれる検査で陰性を確認する。
米テキサス州ダラスの病院で女性看護師が相次いでエボラ出血熱に感染したのを受け、
米疾病対策センター(CDC)は20日、
エボラ熱が疑われる患者を治療する際に、
医師や看護師らに肌が露出しないタイプの防護服を着用するよう求める新たな指針を発表した。
首や頭の一部が露出する防護服の使用も場合に応じて認めていた従来の指針を改定し、
感染防御策が不十分だったことを認めた形。
激しく嘔吐する患者と繰り返し接触することを想定しており、
日本など他の先進国の治療態勢にも影響を与えそうだ。
一方、
テキサス州の保健当局は同日、
感染元となったリベリア人男性が先月28日にダラスの病院に隔離される前に接触した51人に、
エボラ熱感染の恐れがなくなったと発表した。
発症までの潜伏期間を最大に見積もった21日を経過しても発熱などがなかったため。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar
エボラ出血熱感染、ギニアなど3カ国に滞在歴のある人は、患者と接触歴がない場合でも体温を検疫所に報告義務
はようございます、ecarです。
今日は【エボラ出血熱感染、ギニアなど3カ国に滞在歴のある人は、患者と接触歴がない場合でも体温を検疫所に報告義務】をお届けします。
厚労省は世界保健機関(WHO)が緊急宣言を出した8月以降、
エボラ熱の検疫を強化。
各空港でサーモグラフィーを使い入国者の体温を調べ、
アフリカ5カ国に滞在した人は検疫所に申告するよう求めている。
厚生労働省は21日、
空港や港でのエボラ出血熱の検疫態勢を強化することを決めた。
日本到着前の21日以内に流行拡大が続くギニアなど3カ国に滞在歴のある人は、
検疫法に基づき患者と接触歴がない場合でも体温などを検疫所に報告するよう義務付ける。
同日に全検疫所に通知する。
エボラ熱は感染から発症までの潜伏期間が2〜21日と幅があり、
空港で発熱などの症状がなくても国内で発症する可能性がある。
これまでは患者と接触歴のある人にだけき朝夕の1日2回、
健康状態の報告を義務付けてきた。
米国では患者との接触歴がないと偽り入国した男性が発症し、
治療に従事した看護師が2次感染した。
厚労省は同様のケースを防ぐため、
ギニア、
リベリア、
シエラレオネの3カ国に日本到着前の21日以内に滞在歴がある人はすべて報告を義務付けることにした。
報告を怠ったり、
虚偽の報告をしたりした人は6カ月以下の懲役か50万円以下の罰金が科せられる。
現状からすればやむをえない対策でしょうね。
まずは入国の管理と感染予防が基本ですから協力していただきたいですね。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar
今日は【エボラ出血熱感染、ギニアなど3カ国に滞在歴のある人は、患者と接触歴がない場合でも体温を検疫所に報告義務】をお届けします。
厚労省は世界保健機関(WHO)が緊急宣言を出した8月以降、
エボラ熱の検疫を強化。
各空港でサーモグラフィーを使い入国者の体温を調べ、
アフリカ5カ国に滞在した人は検疫所に申告するよう求めている。
厚生労働省は21日、
空港や港でのエボラ出血熱の検疫態勢を強化することを決めた。
日本到着前の21日以内に流行拡大が続くギニアなど3カ国に滞在歴のある人は、
検疫法に基づき患者と接触歴がない場合でも体温などを検疫所に報告するよう義務付ける。
同日に全検疫所に通知する。
エボラ熱は感染から発症までの潜伏期間が2〜21日と幅があり、
空港で発熱などの症状がなくても国内で発症する可能性がある。
これまでは患者と接触歴のある人にだけき朝夕の1日2回、
健康状態の報告を義務付けてきた。
米国では患者との接触歴がないと偽り入国した男性が発症し、
治療に従事した看護師が2次感染した。
厚労省は同様のケースを防ぐため、
ギニア、
リベリア、
シエラレオネの3カ国に日本到着前の21日以内に滞在歴がある人はすべて報告を義務付けることにした。
報告を怠ったり、
虚偽の報告をしたりした人は6カ月以下の懲役か50万円以下の罰金が科せられる。
現状からすればやむをえない対策でしょうね。
まずは入国の管理と感染予防が基本ですから協力していただきたいですね。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar
エボラ出血熱の感染拡大を受け、富士フイルムは海外での使用に備え、ファビピラビルを追加生産すると発表
はようございます、ecarです。
今日は【エボラ出血熱の感染拡大を受け、富士フイルムは海外での使用に備え、ファビピラビルを追加生産すると発表】をお届けします。
エボラ出血熱に感染し、
その後、
快方に向かっているスペインの女性看護師について、
CNNなど複数のメディアが日本の薬が投与されていたと報じました。
看護師は、
西アフリカでエボラ出血熱に感染した宣教師の治療に関わり、
アフリカ大陸以外で初めて2次感染しました。
CNNなどは、
富士フイルムのグループ会社が開発した抗インフルエンザ薬の
「アビガン錠」
が投与されたと報じています。
アビガン錠は、
エボラ出血熱の治療薬としては承認されていませんが、
これまでにフランスなどの政府機関や医療機関から要請され、
エボラ出血熱の患者に投与されています。
富士フイルムは、
2万人分のアビガンの錠剤とその原薬30万人分を保管していて、
感染が拡大した場合に備えて対応できるよう、
在庫の原薬を使って追加生産するとしています。
エボラ出血熱は、
西アフリカのギニアやリベリアなどで流行が続いていて、
疑い例も含めて、
17日の時点で死者は4555人、
感染者は9216人に上っています。
西アフリカを中心にエボラ出血熱の感染が拡大していることを受け、
富士フイルムは海外で患者の治療のために投与されている
「ファビピラビル」
を追加で生産すると発表しました。
エボラ出血熱は有効な治療薬がないなか、
ヨーロッパでは治療の効果が期待されるとして、
富士フイルムのグループ会社が開発したインフルエンザ治療薬の
「ファビピラビル」
が患者に緊急で投与されています。
エボラ出血熱の感染拡大を受け、
富士フイルムは海外での使用に備え、
ファビピラビルを追加生産すると発表しました。
富士フイルムによりますと、
来月中旬からフランスとギニアが
「ファビピラビル」
の臨床試験を始める予定だということです。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar
今日は【エボラ出血熱の感染拡大を受け、富士フイルムは海外での使用に備え、ファビピラビルを追加生産すると発表】をお届けします。
エボラ出血熱に感染し、
その後、
快方に向かっているスペインの女性看護師について、
CNNなど複数のメディアが日本の薬が投与されていたと報じました。
看護師は、
西アフリカでエボラ出血熱に感染した宣教師の治療に関わり、
アフリカ大陸以外で初めて2次感染しました。
CNNなどは、
富士フイルムのグループ会社が開発した抗インフルエンザ薬の
「アビガン錠」
が投与されたと報じています。
アビガン錠は、
エボラ出血熱の治療薬としては承認されていませんが、
これまでにフランスなどの政府機関や医療機関から要請され、
エボラ出血熱の患者に投与されています。
富士フイルムは、
2万人分のアビガンの錠剤とその原薬30万人分を保管していて、
感染が拡大した場合に備えて対応できるよう、
在庫の原薬を使って追加生産するとしています。
エボラ出血熱は、
西アフリカのギニアやリベリアなどで流行が続いていて、
疑い例も含めて、
17日の時点で死者は4555人、
感染者は9216人に上っています。
西アフリカを中心にエボラ出血熱の感染が拡大していることを受け、
富士フイルムは海外で患者の治療のために投与されている
「ファビピラビル」
を追加で生産すると発表しました。
エボラ出血熱は有効な治療薬がないなか、
ヨーロッパでは治療の効果が期待されるとして、
富士フイルムのグループ会社が開発したインフルエンザ治療薬の
「ファビピラビル」
が患者に緊急で投与されています。
エボラ出血熱の感染拡大を受け、
富士フイルムは海外での使用に備え、
ファビピラビルを追加生産すると発表しました。
富士フイルムによりますと、
来月中旬からフランスとギニアが
「ファビピラビル」
の臨床試験を始める予定だということです。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar
エボラ出血熱感染、WHO、ナイジェリアでの感染が終息したと宣言
はようございます、ecarです。
今日は【エボラ出血熱感染、WHO、ナイジェリアでの感染が終息したと宣言】をお届けします。
いいニュースが入りました。
WHO(世界保健機関)は20日、
西アフリカのナイジェリアでのエボラ出血熱の感染が、
終息したと宣言しました。
ナイジェリアでは、
エボラ熱の最大潜伏期間の2倍にあたる、
42日間が過ぎたあとも、
新たな感染者が出なかったことから、
WHOは20日、
エボラ熱の封じ込めに成功したと宣言した。
ナイジェリアでは、
2次感染により19人が感染、
7人が死亡していた。
主な感染国であるリベリア、
シエラレオネ、ギニアの3カ国では、
依然として感染が広がっており、
WHOは、
引き続き対策に全力を挙げている。
一方、
アメリカ・テキサス州では20日、
死亡したリベリア人男性と接触のあった43人に対する経過観察期間が終了し、
新たな感染者は出なかった。
ナイジェリアでは、
これまで19人の感染が確認され、
うち7人が死亡している。
しかし、
最後に感染が確認された
9月上旬以降、
潜伏期間の2倍の42日を過ぎても新たな感染者が出ていないという。
終息の宣言は、
セネガルに次いで二か国目で、
二次感染が起きた国としては初めて。
WHOは、
感染者の隔離や国民への情報の周知などにより封じ込めに成功したとしている。
一方、
アメリカ・テキサス州でエボラ出血熱により死亡した男性患者、
トーマス・ダンカンさんと関わりがあった同じアパートの住人など48人について、
州の保健当局はこのうち43人は潜伏期間を過ぎ、
感染が確認されなかったと発表した。
残り5人は病院関係者で、
まだ経過を見る必要があるという。
男性患者をめぐっては治療に携わった看護師2人が感染し、
治療を受けている。
ナイジェリアのように感染が終息するといいのですが、
感染予防にはうがいや手洗いをするしかないでしょうね。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar
今日は【エボラ出血熱感染、WHO、ナイジェリアでの感染が終息したと宣言】をお届けします。
いいニュースが入りました。
WHO(世界保健機関)は20日、
西アフリカのナイジェリアでのエボラ出血熱の感染が、
終息したと宣言しました。
ナイジェリアでは、
エボラ熱の最大潜伏期間の2倍にあたる、
42日間が過ぎたあとも、
新たな感染者が出なかったことから、
WHOは20日、
エボラ熱の封じ込めに成功したと宣言した。
ナイジェリアでは、
2次感染により19人が感染、
7人が死亡していた。
主な感染国であるリベリア、
シエラレオネ、ギニアの3カ国では、
依然として感染が広がっており、
WHOは、
引き続き対策に全力を挙げている。
一方、
アメリカ・テキサス州では20日、
死亡したリベリア人男性と接触のあった43人に対する経過観察期間が終了し、
新たな感染者は出なかった。
ナイジェリアでは、
これまで19人の感染が確認され、
うち7人が死亡している。
しかし、
最後に感染が確認された
9月上旬以降、
潜伏期間の2倍の42日を過ぎても新たな感染者が出ていないという。
終息の宣言は、
セネガルに次いで二か国目で、
二次感染が起きた国としては初めて。
WHOは、
感染者の隔離や国民への情報の周知などにより封じ込めに成功したとしている。
一方、
アメリカ・テキサス州でエボラ出血熱により死亡した男性患者、
トーマス・ダンカンさんと関わりがあった同じアパートの住人など48人について、
州の保健当局はこのうち43人は潜伏期間を過ぎ、
感染が確認されなかったと発表した。
残り5人は病院関係者で、
まだ経過を見る必要があるという。
男性患者をめぐっては治療に携わった看護師2人が感染し、
治療を受けている。
ナイジェリアのように感染が終息するといいのですが、
感染予防にはうがいや手洗いをするしかないでしょうね。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar
2014年10月20日
エボラ出血熱感染、最先端の3研究所に対し、エボラ出血熱治験薬「ジーマップ」の生産計画を提出するよう要請
はようございます、ecarです。
今日は【エボラ出血熱感染、最先端の3研究所に対し、エボラ出血熱治験薬「ジーマップ」の生産計画を提出するよう要請】をお届けします。
今朝早朝に出かけることになりました、
車でTVを聞くとエボラ熱の日本の対策の番組を放送していました。
こんな早朝にも放送しているのかと改めてエボラ出血熱に関心が高いのを驚いたしだいです。
エボラ出血熱感染においては、
治療薬がないのが現状です早急に治療薬の開発が急がれていますね。
最新の報道では、
米生物医学先端研究開発局(BARDA)が、
米国内にある最先端の3研究所に対し、
エボラ出血熱治験薬
「ジーマップ」
の生産計画を提出するよう要請したことが、
政府当局者や研究施設の話から明らかになった。
テキサスA&M保健科学センターの最高経営責任者(CEO)を務めるブレット・ジロワ博士は、
同センター内にある最先端研究施設でジーマップを生産する計画を提出する方針を明らかにした。
同研究所は英医薬品大手グラクソスミス・クラインと連携している。
そのほか、
ジーマップ生産計画の提出の要請を受けたのは、
エマージェント・バイオソリューションズが率いるメリーランド州ボルティモアの研究所と、
スイスのノバルティス率いるノースカロライナ州ホリー・スプリングスの研究所。
両研究所からはコメントは得られていない。
生産計画の提出期限は11月10日で、
BARDAはその後、
少なくとも1研究所をジーマップの生産施設に選定する。
4カ月で投与量5000万分の生産能力を確保することが義務付けられているという。
ジーマップは、
リベリアでにエボラ熱に感染した米国人のケント・ブラントリー医師とナンシー・ライトボル氏に投与され、
2人は回復。
スペインの神父にも投与されたが、
神父は亡くなっている。
その後、
西アフリカでエボラ熱に感染した医療関係者に提供され、
米バイオ医薬品マップ・バイオファーマシューティカルは8月、
ジーマップの在庫が底をついたことを明らかにしている。
ただ、
ジーマップの有効性をめぐっては、
臨床試験で確立されていないこともあり、
エボラ熱患者の治療にあたっている医師は、
見極めは不可能としている。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar
今日は【エボラ出血熱感染、最先端の3研究所に対し、エボラ出血熱治験薬「ジーマップ」の生産計画を提出するよう要請】をお届けします。
今朝早朝に出かけることになりました、
車でTVを聞くとエボラ熱の日本の対策の番組を放送していました。
こんな早朝にも放送しているのかと改めてエボラ出血熱に関心が高いのを驚いたしだいです。
エボラ出血熱感染においては、
治療薬がないのが現状です早急に治療薬の開発が急がれていますね。
最新の報道では、
米生物医学先端研究開発局(BARDA)が、
米国内にある最先端の3研究所に対し、
エボラ出血熱治験薬
「ジーマップ」
の生産計画を提出するよう要請したことが、
政府当局者や研究施設の話から明らかになった。
テキサスA&M保健科学センターの最高経営責任者(CEO)を務めるブレット・ジロワ博士は、
同センター内にある最先端研究施設でジーマップを生産する計画を提出する方針を明らかにした。
同研究所は英医薬品大手グラクソスミス・クラインと連携している。
そのほか、
ジーマップ生産計画の提出の要請を受けたのは、
エマージェント・バイオソリューションズが率いるメリーランド州ボルティモアの研究所と、
スイスのノバルティス率いるノースカロライナ州ホリー・スプリングスの研究所。
両研究所からはコメントは得られていない。
生産計画の提出期限は11月10日で、
BARDAはその後、
少なくとも1研究所をジーマップの生産施設に選定する。
4カ月で投与量5000万分の生産能力を確保することが義務付けられているという。
ジーマップは、
リベリアでにエボラ熱に感染した米国人のケント・ブラントリー医師とナンシー・ライトボル氏に投与され、
2人は回復。
スペインの神父にも投与されたが、
神父は亡くなっている。
その後、
西アフリカでエボラ熱に感染した医療関係者に提供され、
米バイオ医薬品マップ・バイオファーマシューティカルは8月、
ジーマップの在庫が底をついたことを明らかにしている。
ただ、
ジーマップの有効性をめぐっては、
臨床試験で確立されていないこともあり、
エボラ熱患者の治療にあたっている医師は、
見極めは不可能としている。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar
エボラ出血熱感染、米保健当局者によると、新ガイドラインでは、患者の治療にあたる際露出を避けることが求められている
はようございます、ecarです。
今日は【エボラ出血熱感染、米保健当局者によると、新ガイドラインでは、患者の治療にあたる際露出を避けることが求められている】をお届けします。
米保健当局者によると、
新たなガイドラインでは、
患者の治療にあたる際に皮膚や髪の毛の露出を避けることが求められている。
また、
新たに編成される医療チームは5人の医師と20人の看護師、
5人の医療トレーナーの計30人体制となる。
国防総省のカービー報道官は
「国内でのエボラ熱の症例発生時に迅速、
効率的かつ安全に対応するのが目的」
だと説明。
エボラ熱の感染が拡大する西アフリカなど海外へ派遣することはないと述べた。
米保健当局は19日、
医療関係者のエボラ出血熱感染を防ぐため、
今まで以上に厳しいガイドラインを設定すると明らかにした。
また、
国防総省は、
国内感染に備え医療チームを編成すると発表した。
一方、
スペイン政府は19日、
アフリカ大陸以外で初めてエボラ出血熱に感染して治療を受けていた女性看護師について、
19日に行ったウイルス検査の結果が陰性だったと明らかにした。
女性はエボラ熱に感染した患者2人を担当していたが、
感染が確認され、
マドリードの病院で治療を受けていた。
2度目の検査も行われるが、
治癒したとみられる。
テキサス州では、
エボラ出血熱の患者の検体を扱った可能性があるとされていた女性病院職員が、
検査で陰性と判断された。
この女性はクルーズ船でカリブ海を旅行していた。
女性はクルーズ旅行中、
他の人と接触しないよう過ごしていた。
ヘリコプターで送られた女性の血液サンプルを検査した結果、
陰性だったという。
クルーズ船はベリーズやメキシコなどから入港を拒否されていたが、
テキサス州のガルベストン港に19日に入港した。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar
今日は【エボラ出血熱感染、米保健当局者によると、新ガイドラインでは、患者の治療にあたる際露出を避けることが求められている】をお届けします。
米保健当局者によると、
新たなガイドラインでは、
患者の治療にあたる際に皮膚や髪の毛の露出を避けることが求められている。
また、
新たに編成される医療チームは5人の医師と20人の看護師、
5人の医療トレーナーの計30人体制となる。
国防総省のカービー報道官は
「国内でのエボラ熱の症例発生時に迅速、
効率的かつ安全に対応するのが目的」
だと説明。
エボラ熱の感染が拡大する西アフリカなど海外へ派遣することはないと述べた。
米保健当局は19日、
医療関係者のエボラ出血熱感染を防ぐため、
今まで以上に厳しいガイドラインを設定すると明らかにした。
また、
国防総省は、
国内感染に備え医療チームを編成すると発表した。
一方、
スペイン政府は19日、
アフリカ大陸以外で初めてエボラ出血熱に感染して治療を受けていた女性看護師について、
19日に行ったウイルス検査の結果が陰性だったと明らかにした。
女性はエボラ熱に感染した患者2人を担当していたが、
感染が確認され、
マドリードの病院で治療を受けていた。
2度目の検査も行われるが、
治癒したとみられる。
テキサス州では、
エボラ出血熱の患者の検体を扱った可能性があるとされていた女性病院職員が、
検査で陰性と判断された。
この女性はクルーズ船でカリブ海を旅行していた。
女性はクルーズ旅行中、
他の人と接触しないよう過ごしていた。
ヘリコプターで送られた女性の血液サンプルを検査した結果、
陰性だったという。
クルーズ船はベリーズやメキシコなどから入港を拒否されていたが、
テキサス州のガルベストン港に19日に入港した。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar