留置されいる警察署を出発し、警察車両に乗せられた私は約10分程の距離にある裁判所へ向かいました。逮捕後に検察官との面談以来の裁判所の地下駐車場へ到着し、裁判までの時間を待機室で待つことになります。
この日、言い渡されるはずの求刑がどれくらいのものなのか?
窃盗罪、それも初犯で罪も認めているものの、思わぬ形で長引いていた捜査の事があったので公判前から不安だらけでした。
それでも担当刑事さんや弁護士、留置署の他の者達から「おそらく求刑は2年から3年だろう」や、「執行猶予がつくだろう」と、いった言葉を信じながら、いよいよ法廷に向かいました。
法廷の扉が開かれ、中に入りました。
中は予想より少し狭い感じでしたが、TVやドラマ等で観るのと同じ光景。正面に裁判官、向かって左手に検察官、同じく右手は弁護士と証人尋問のために来てくれた嫁がいました。後ろの傍聴席には会社関係の人間が数人陣取っていました。そして誰か知らない者が数人いる中に、なんと『S』さんが来ていたのには驚きましたが・・・
裁判はスケジュール?通り、人定質問から起訴状朗読から証人尋問まで淡々と進み、その後の被告人質問では申し訳なさと情けなさが重なり、涙ながらに自分の罪と反省を伝えました。
裁判の中身は省略しますが、言い渡された求刑は懲役2年が相当という論告でした。最後の最終意見陳述で、会社関係者や裁判官への反省の弁を述べたあと閉廷しました。
判決は検察官、弁護士、裁判官の都合などを調整した結果、約1ヶ月も先となりました。また判決の日までに予想以上の日数がかかる事には落胆しましたが、なにわともあれ、これでこの事件に終わりが見えた事に少し安堵感をおぼえながら警察車両に乗り込み、裁判所を後にしました。
その数日後、留置署から拘置所へ移されるだろうと思っていたのですが、初公判から1週間ほどが経ったある日、思わぬことが起こります・・・
つまらない自叙伝ですが、
お付き合いいただければ幸いです。
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