裁判を翌日に控えた日のお話しです。
自宅での生活もあと1日だけとなりました。
この保釈期間中、優先順位をつけながらも
やるべき事はとりあえず全部済ました。
明日が運命の日
この最終日はもう何もしませんでした。
というか、何も出来なかった・・・
が、正直なところだったと思います。
明日の午後、家を出て裁判所に向かいます。
その後また帰ってこられるのか?
それとも刑務所に収監されるのか?
こればかりは明日にならなければ
答えは誰も教えてくれません
明日、帰ってこれた場合の事は
とりあえず置いといて、
収監された場合の事を考えるように、
頭の中を切り替えて過ごしました。
用意していた必要最低限の荷物を
もう一度確認してバッグに詰めたり、
しばらく口にすることが出来ない
ビールを数本、飲み干したり、
残っている煙草を味わったり・・・
覚悟は出来てもやっぱり悲しい
そうこうしているうちに時間は過ぎ
夕方になってくると3人の子供たちが
それぞれ学校から帰ってきます。
パート仕事を終えた嫁も帰宅し、
この時点では家族揃って最後の夜。
みんなの顔をみると何とも言えない
寂しさが込み上げてきました。
明日の夜はこの中に自分がいない
それを想像すると悲しくて悲しくて、
自分の事より、嫁や子供たちの事が
心配でたまらなくなりました。
その日の夕食は釈放された日と同じ
自宅で鉄板を囲んでの焼肉!!
今日が最後だと思ってたらふく食べ
ビールもいつもより多く飲みました
そして子供たちに明日の事を話します。
私が帰ってこなかったら・・・
「ちゃんとお母さんの言う事を聞いて」
と、嫁を助けてやってくれとお願いし、
「お父さんがいない間もがんばれ」
と、子供たちを応援しました。
実は、2日前が私の誕生日でした。
こんな状況なのでお祝いはお預け
だったのですが・・・
明日、帰ってこれたら
みんなで私の誕生日祝いをしよう!!
と言ってくれたのが心底嬉しかった。
そうして保釈中の最後の夜が終わり
運命の日を迎えることになりました。
つまらない自叙伝ですが、
お付き合いいただければ幸いです。
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